京の宿

京都・丹波橋の町宿、枩邑(まつむら)に併設されてるBarで一杯。

私はかねがね京都の悪口を結構言ってきた。
食べ物高い、住み場所を聞いて人の値踏みをする
人の知らないところで噂をたてるetc・・・

宿が高い、というのもまたある。
文豪が泊まったの、大物が泊まったの
そんなことは知ったことではないのだ。
巨大な観光都市だからこそ、親切な値段で
対応せねばいけないのではないか
四国のお遍路さんなんか、接待で
無料ないし格安で泊めさせるらしいが
京都には全然ない。
外人相手のゲストハウスは別として
格安カプセルホテルなども皆無やし。

そんな折、友人である陶芸家
井内素氏のご親戚が宿を今春、オープンした。
町家をお宿にしたのだ。
丹波橋の京町通にあるそのお宿は
静かな住宅地にあります。

１日２組限定で朝食付き6.300円は
リーズナブルだけではなく、京都らしさの
町家を感じていただけるので、旅人は
「京都来た～～」といった実感が湧くのでは。

例えば秋田へ旅行へ行って、きりたんぽ用の
炉辺に座って食事するような旅してる実感とでも言おうか。
こういう町家を利用した宿は京都に結構ある
結構あるが、京都値段なのだ。

少し歩けば酒蔵の町・伏見大手筋で
美味い物を食べればよい、黄桜や神聖などの
アンテナショップ的な居酒屋もあります。

観光は勿論出張でも使えるお値段
京都競馬場へ来たときに泊まるもよし。
くつろげるお宿としてイチオシなのだ。
人気なのでご予約はお早めに・・・


町宿　枩邑(まつむら)

京都市伏見区京町北８丁目８２番地
TEL　075-611-7420

近鉄・京阪丹波橋駅から徒歩５分
祇園からタクシーで20分
ＪＲ・近鉄京都駅からタクシーで15分

月はどっちに出ている？

シャッポ


サザン「Yaya」のB面、昔よくこれを聞いて
大阪～金沢まで帰ったなぁ。

昨晩は酒も飲まずにふらっとドライブ
R162、京都福王子から高雄を経て若狭へ抜ける
通称「周山街道」をひた走る。

目的？美山牛乳を買いに行くため。
中々濃厚で美味いのだ。

この周山街道、高雄から先はカーブばかりになる。
追いかけるように月が左に右に行ったり来たり
ああそう言えば裁判日（昨日）がお月見やったんやぁ
そんな情緒も忘れていた・・・
月明かりがとても明るく、田んぼがシルエットみたいに
道路の左右にぼやけて見える。

美山に着くと、前日の猛暑はどこへ行ったか
冷気すら感じ慌ててトレーナーを着る。
私は普段ほとんどネクタイ、スーツなので
普段着を持ってない。
トレーナーも買えば10年くらいもつ。
それもユニ●ロの1980円てヤツだ。

こんな時間に店はやってないので、自販機で
買って帰る。途中でちょくちょく行く
桃花春があるので、そこへ寄る。
いわゆる京都ラーメンなんですが、ここのは胃もたれしない。
40過ぎから脂っこいもんを食べたら、必ずと言っていいほど
起こす胃もたれ、4～5年前から対策を取ってからは
胃もたれしません、有難うダラニスケなのだ。

兼好法師が徒然草の舞台にした
双ヶ岡を過ぎてまた月が見えた
宇宙の果てでは、この地球で起こりえる未来を
全てお見通しのモノが居るかも知れないなぁ
そんな空想をしながら、四条大宮へ帰った。

いつも飲みに行くワンパターンでなしに
こういう晩もなかなかよろし。

絶対許さん！

昨日、裁判に出廷した。

裁判は当然、初めてやる。
尋問の前に裁判官席へ向かって
嘘はつかない宣誓をする訳だが
相手方は嘘ばっかし。

キレたくもなるが、そこは抑えて
淡々と裁判は進む。
しかし全体の感想とすれば
柔道で技を仕掛けようとしても
なかなか組ませてくれない
そんな消化不良の内容でした。

質問は質問であり、追及や誘導になると
すかさず相手方弁護士より「異議あり！」
これ何回も繰り返しで、言いたいことの
半分も言えたかどうか。

相手方社長に「過去、三ヶ月以内で退職させた
社員は私の知るところ、10人は下らないのですが？」
との質問すると平然と「その三倍くらい辞めさせてる」
厚顔とはコイツのことなり。


ま、これも勉強やろう
次回の課題と相手が嘘つき続けてることが
分かっただけでも収穫。
いずれにしても、もう逃がさんぞ。

今月はじめての休日

快速で眠りかけの次男
こんなに気持ち良く寝てみたい。

昨日は、お彼岸の前倒しで実家へ。
墓掃除したかったが遠いので、仏壇で線香あげに
行くにとどめる。

次男はかなり太いヤツなので
母親は抱きかかえるのにかなり苦労していた。
「なんか漬物石みたいに重い」
私も一日抱いたりおぶったりしたら、腕が笑った。

夕方からは長男連れて銭湯へ。
自転車がパンクしてたので、歩いて行ける
壬生寺近くの壬生湯へ。
長男はまだチビなので、小学生で払う。
410円と150円は天と地の差である、風呂上りの
コーヒー牛乳２本分以上の値段差だ。

私は風呂の設備はある分利用する方だ。
バスクリン風呂と冷水風呂、電気風呂、サウナと
一通り利用する。
長男はいつも電気風呂に引きずりこもうとすると
烈火の如く怒り出す、これ嫌いな人には絶対
入りたくないもんな、わかっていながらお父ちゃんは
意地悪するのだ。

ここのサウナには演歌、歌謡曲が有線で流れている
昨日は「ヒデとロザンナ」の「愛は傷つきやすく」が
かかっていた。この曲はサラリーマン時代
同僚の女の子と歌ったなぁ、オッサン上司には
ウケが良いのでいまどきの若者が歌っても
ジジイ受けすると思うよ多分。

帰りにお好み焼き屋でビールを飲んで
明日への英気を養う。
長男から「お父さんがこんな時間にウチ居るのん
４～５ヵ月ぶり違う？」言われた
ゴメンもうちょっと居るようにします。

子供と平和な一日を終えた
束の間の休日。
平和とは言えない週に突入する。
今週末は笑ってられるのか
それとも・・・

決戦は水曜日

前職退社から３年かかって、来週水曜日
ついに相手側を出廷させるまでにこじつけた。
それまで裁判準備書面の交換だけで
裁判所に二ヶ月に一回ペースで通うこと一年。
長いよなぁ、裁判。

朝から昼まで被告社長に言葉の暴力を浴びせられ
社員は陰で社長をボロカス言いながらも
いざ前に立つと、従順な姿勢を見せて。
他の退職社員は三ヶ月ほどでクビに追い込まれるは
日常茶飯事、長年勤続した社員でも退職最終月の
給与は０円で送りつけるなど、一般常識では
考えられないパワハラ、ブラック会社の社長に
まともな抗議をしても、そいつの社会常識が崩壊してるから
話にならないので第三者の客観的意見に委ねる
つまり、法廷で争うということになったのである。

当初は相手方は本人訴訟ということで、なめていたのであろう。
ところが続々出てくる証拠物件に穏やかでなくなってきた。
まだ証拠はある、これから面白くなりますわよ。
ほんっと、精神的に負担かかる作業でしたが
在社時にクビをちらつかされて辞めていった私
或いは他の心半ばで辞めていった
社員の恐怖を一分一秒でも味わえ。

決戦は水曜日。

ネット社会は成熟するか

ＪＢがおわします、ほっこりBar　Kaju
安くて飲めるだけでなく、肴も美味いです。

京都市中京区大宮通四条上ル錦大宮町148　寛遊園内

昨日は夜遅くに京都・四条大宮へ帰り
駅近くのBar　KAJUさんとこで一杯
実は阪急大宮近くに10年以上住んでいて
ここらへん入るのは、つい最近から。

いつも通り過ぎていた、ちょっと古い
こじんまりとした飲み屋街（通称・寛遊園）にその店はある。
なんかの時に、大宮の辺りで昔のスナックを映す
ロケでよく使われる一帯がある話を聞いたことあるが
ここらのことか（笑）。

広島から京都へ越して半年足らずのＴ氏と待ち合わせ
初対面で盛り上がった（Ｔさん有難うございました）。

何ということはない、私があるモノを探していたら
彼のブログにぶつかって、大宮界隈をどんどん紹介してるのを
見てKAJUさんも知ったのである。
10数年住んでいる私より、半年ばかり住んでいるＴさんのほうが
店、よく知っているのにはたまげた。
私が日々、好奇心を持たずに漫然と生きていることが
よく判る、反省。

だからＴ氏とはブログでコメントを乗せただけで
昨日はお互い、本当の初対面やった。
これと同じ現象は、乗峯栄一先生のサイトでも同じ出会いでした。
もう10年前くらい前なるでしょうか、のぐちさんがサイトを
立ち上げてくれたお陰で私は、乗峯先生や出会った皆さんと
マラソンをしたり、酒を飲んだり旅をしたりした。
これは本当に有難いことである。
ネットのない時代なら100％会うことの無い人たちが
共通の話題で集まるから、初対面でも先週も会ってるような
古い友人みたいな入り方で接することが出来る。

ネットコミュニケーションは、ややもすると
荒れたりする、筑紫哲也いわくは「便所の落書き」
になる時もある、しかしそのデメリットよりも
人の輪が広がるほうがよっぽど素晴しいこと。
荒らしてしまうか、縁を作るかはネットの問題ではなく
扱う人間の成熟度なのかもしれない。

昨日もそうでした、Ｔさん有難うございました
ツイッター勉強しときます（笑）。

味園ビル

キャバレー・ユニバースでおなじみ（なじみか？）の
レジャービル味園、酒を知らない子供の頃から
ひつこく「みその、みその」と連呼していたＣＭ。
築50年は経ってるんじゃないか？

昨晩は長堀橋で取引先と食事していてたので
その足で味園ビル、まったりさんの店「酩酊くらぶ」へ。
ここはビルのフロア2階がスナック、バーのテナントになっている。
20軒くらい入ってるのかな？
ただ、ありきたりの店はなくどこも店主は若く
人と同じ店にはしたくない企みを持ってるような店ばかりが
密集している感じだ。

新宿ゴールデン街を雑居ビルに押し込んだようなのが
千日前の味園と、ある人は言いまたある人は
今はなき香港の九龍城に似ているとまで言ったが
治安はすこぶる良いので（多分）安心してご来場ください。
フロア廊下は薄暗く、50年以上やってんやから
なんか憑いていそうな怪しい空気。
そもそも、ここの店で窓のあるとこを知らない。
換気はどうしてるのやろうか？

元々、ここにあったMARVINによく来てたのですが
そのMARVINもいまはなく、見たらガールズ・バーが
入っていた。まったりさん曰くは
「女の子がなかなか集まらんので、長い間ガール・バー」
やったらしい、複数形違うのね。

終電も迫ってたので、昨晩はすぐに出ましたが
ネットの情報発達で、サブカル好きには結構有名らしいね
もう大阪に飲みに行く回数は半減するけど
気取らずどこでも入っていける間口の広い大阪は
「いちげんさんお断り」によって合理性を高めた
京都よりも愛着がある。
大阪に20年、京都にも20年住んでいるが
未だ大阪のほうが地に足着く。

ちなみにこのビル1階はキャバレーと食堂
更に3、4階はサウナにホテルと何でも揃う娯楽の殿堂なのだ。
向かいはラブホ、裏にはＭ性感やヘルス店もあります
まったく隙が無い（笑）。

ストレスないやつは居ない

中日戦後、バス乗り込んだ巨人・原監督。
いつも能天気そうな若大将の怖ろしく
憔悴しきった表情はしかし・・・
瞳孔は散大し、口元閉まらず
アンチ巨人の私でも本気で心配してしまう
監督て仕事はえげつなく大変と実感。

学校、仕事、家庭、私的なことでのストレスは
皆持っている。
日々ストレスを感じていないのは赤ん坊くらいか。
あ、赤ん坊でもミルクくれへんとストレスなるな～

5～6年前、強い不眠症に陥った。
原因よく判らず睡眠薬をもらって寝ていたが
結局は深夜労働を与えることによって
睡眠薬から脱した。
要は、寝れんかったらその時間を仕事して
肉体疲労でバッタリ寝れるようにしたのだ。
でもこれは、全ての不眠症の方に当てはまるわけではない。
薬を多用して習慣性がつく前やったし・・・

で、上記の原監督。
この人がこんな顔するところを見ると
プロ野球（特に巨人）の監督はすんげぇプレッシャー
なんやろう、春の順位予想で私は巨人に
グリグリの優勝やと言いましたが、今年の巨人は
投手力が問題、というより去年が良すぎて
去年の力が今年も持続している、というおごりが
あったのでは、というぐらいの悲惨な投手陣だ。

だから、阪神が強いのではなく巨人が勝手にコケてる
という見方をしてる（ちなみに阪神は５位予想でした、ごめん）。
阪神の場合は、巨人と逆で昨年居なかった或いは活躍してなかった
戦力が予想以上に稼動している。
誰が平野、打率350打つと予想できたか？
誰がブラゼル50本前後打つと予想できたか？
まあ、こんな試合ばっかりは見ていて楽しいが
こんな投手陣で秋まで勝ち続けてるのが不思議だ。

それでも勝てるのは、下位チームとの実力の開き。
横浜なんて村田あたりは、ＦＡに気が行ってるんじゃないかと
思うぐらいな淡白さ。打率300　ホームラン40本くらい
やってくれんとチーム勝てない。

広島は・・・来年黒田戻ってきてくれんかな。
マエケンと２枚、勝ちが見える投手が居ると
ぐっとチームが強くなる。
獲るなよ阪神・巨人。

魔を排除

先日、刑務所の死刑執行室が公開された。
教誨室など経て、執行されるその場所は
温かみは全くなく、薄いねずみ色で無機質で
呼吸をする人間が長くは居られないような
禍々しさが渦巻く、そんな印象を抱いた。
その無機質っぷりは火葬場にも似ている。

執行のボタンを押す刑務官は、執行した後
休日をもらえるらしい。
そりゃもらわんと、やってられんだろう
（一応誰のボタンで床が落ちるかわからんように
三個ボタンはついていたが）
邪気をふりほどく体力も大事。

人間の怨嗟が交錯する裁判所にも邪気がある。
機械的に陳述書・答弁書の準備書面を提出して
次回裁判の日取りを決めて、と簡単に進んでいる
ようだが、その文章内容はドロドロ。
こちらは現実に起こったことを、証拠を付けて
陳述するが、被告側は認めたら負けなので
ムリクリ否認と虚偽と、原告の印象を貶める悪口の繰り返し。
私から見れば、裁判官・原告側、被告側が座る
準備書面交換の席・ラウンドテーブルも大概、
無機質な場所で寒気がする。

新たな相手答弁書を見る度に、怒りを覚えの繰り返しで
出廷日の前後に必ず、体調不良が襲い掛かる。
新型インフルエンザ罹患も出廷後やった。
裁判所という場所も、数多くの事件裁いて
人間の怨念が充満している、魔の多き場所なのだ。
刑事事件なら尚更であろう、被害者（原告）の体力にも
限界がある。加害者（被告）は横着なもので
出廷しなくても弁護士に任せていたらいいのだから
精神的な負担は原告の半分もないだろう。

「邪気」を振り払う為に、精神を健康状態に戻すために
来週から坐禅を始める。
ちょうど妙心寺が近所にあるので、ここでやろう。

現代社会では、心身ニュートラルにするには
時間を作らない限り、出来ない。
パソコンや携帯に追い回され
ウチでは子供やTVの音で大騒ぎ、通勤、クレームと
裁判などでここ1年過ぎていった。
どこかでこの流れにピリオドを打たないと
身体が持たなくなるな、と思ったのは
7～8月の体調不良から。
いわゆる若いときの「自然治癒力」が
最早、ないのだと自覚した。
このまま流れるのは悔しい。

邪気に克つ心身が欲しい
トラブルにもっともっと強くなりたい。

それは神（仏）頼みなのではなく、
呼吸を整えたり自然の音を聞くことによって
心の平安を得る時間。
朝まで飲んでもストレス解消にはならない
快楽ではあるが。

46歳になって

ちょっとわかり辛いなー
うちのベランダから撮った大文字焼き。

今日で４６歳
９月２日（くじの日）生まれだが、くじ運はない。

人生70年としたらマラソンで言うと折り返しは、とうに過ぎて30km
辺り、疲労があっちこっちに出る頃。

50歳まであと４年
逆算して、日々の中で出来ることを一つ一つやっていこうと思う。
第一弾は禁煙。
これはただ単に値上げ、子供が居るので前々からウチでは
吸えてないこと、外で吸う場所が無くなったことなど
条件が揃っただけのことだ。

あと、今秋から坐禅を始める。
日の暗いうちから、キレイな空気を一杯吸って
喝を入れてもらおう。
日常、TVや情報から離れたOffのスイッチを
意識的に作っていこうと思う。

進化ではなく退く、前向きに。