四条大宮ジャーナル

この度の東北太平洋沖地震にて被災された方々へ
お見舞い申し上げます

食べるということ

2012-05-31 11:14:09 | 
保育園で頭ぶつけた次男坊、オッチョコチョイは親父似
食いしん坊も親父似、タマゴ大好きなので今朝はハムエッグ。

7年前、私の親父が亡くなった時
姉達は病院に行きっぱなしで、ウチは誰も居ず
電話番せなあかんやろうと、病院から皆が帰るのを待ちながら
大根の味噌汁とゴハンを炊いていた。
悲しくても腹は減るのだ、ギャーギャー泣いてた姉たちも
黙ってオニギリと味噌汁を喰っていた。

日に三度、食べるということ。
独身の頃はとりあえず食いつなぐ為に
米と小麦粉は切らさぬようにしていた。
これがあれば何とか過ごせたのだ、学生時代は
食費は月2万円、下宿代8千円、雑費併せて5万円で
やりくりしていた、無い金でやりくりするのは結構楽しい。
また、若くて貧乏な時には奇特な学生にメシを喰わせてくれる
先輩やバイト先の上司などが居るわけで、ありがたくオゴッて
もらった、たまに払おうとすると「君がオゴれる歳になったら
それは私にではなく、後輩にしてあげな」と言われた。
とはいえ、そういう歳になって後輩に充分出来たかどうかは
定かでないが(笑)。

今は何でも選べて食べれる時代になったが、なるべくは
その店の味をパクってやりたいと、厨房の見えるカウンターなら
その店の大将が作ってるのを凝視したりする。
出汁巻き、貝汁、親子丼、オムライス等をパクった
それが成功したかどうかは、審査員(家族)が完食したか
どうかで合否を判断する。

貝汁、大成功!!

食べる(作る)ということは、食べさせる人が居ることへの喜びかもしれない。
美味しく食べる顔を見てるだけでお腹一杯。


選択

2012-05-25 16:42:21 | 人間
吉田拓郎:今日までそして明日から kyo made soshite ashita kara (つま恋2006)


人生、選択するときはどっちを選ぶか。
喰いモン、テスト、友人、恋人、住む土地、仕事、用事、ギャンブルetc・・・

私は・・・こういう場合、人のアドバイスを聞かない(笑)。
何故なら他人の指図で後悔したら、その人を恨んでしまうからだ。
自分で判断し、自業自得は承知のうえで決断をしてきた。
多分、素直に人生経験者の言うことを聞ける人は
成功してるのだろうが、そんな成功哲学的な書物を読む気も
さらさら無い。

小さいときは、あっちの友達と遊びたいのに
こっちの悪いやつらとつるんで「あそこの店の消しゴム
パチッて来い」などと指図されたりしたなぁ。
子供のうちは品のええ友達と付き合わんと、私みたいなります。

恋人は選択するほど恵まれたことないけど、若い頃に
「あなたが刑務所に送られても、帰るまで待ってる」と、まるで
「幸せの黄色いハンカチ」みたいなことを言われたことがあった
が、その頃私はまだ若く嬉しいというより恐ろしさを感じた。
今の歳になると「そこまでわしのことを・・・」と涙するだろうな。

尚、今の(昔から一緒の家内だが)家内は「即!離婚」だそうだ。

案外、住み場所に対しては頓着が無いので日本語が通じる場所なら
どこでもええかなぁ、奄美大島に帰っても全然平気。
今はネットもケーブルTVも繋がるから、地方の不便さは昔ほど無い
WINSが、競馬場が無くても馬券はPATで買えるし
ツタヤ無くてもエロDVDが借りれなくても、パソで見たらええだけである。
(それだけか、と言うなかれ!エロが無かったらこれだけインターネットは
世界中に普及してないはずである!!)

仕事・・・これが一番難しいかなぁ、自分はこんな仕事がしたいと
思ってても、そういう仕事に就ける年齢でもなし
かといって会社を立ち上げるほどの資金力もあるわけでなし。
なので、細々と個人事業という名の実体はフリーターをやってるわけである。
まあ人付き合いは悪くない、というかむしろ好きなのだが
性にあわん人間が組織に居ると、どうしてもそいつを許せなくなるので
会社人生は無理だ、どんな嫌なヤツが居たとしてもストレスと
闘いながら頑張れる会社員を尊敬するし、羨ましくも思う。

ただ、今は拘束が無くてストレスが無いかというと逆に多くて
何の為に脱サラしたのかわからない時があるけど。

そう思ったら多分、過ちだらけの選択をしてきた人生やけど
今も生きている、家族と居るという現状を考えたら幸せなんやろうな。
家壊さん程度に外れ馬券を買い、アル中で緊急搬送されん程度に酒を飲み
忘れられんように、たまに子供と遊び
気の合った仲間と仕事をし。
そんなんで今週も、今月も過ぎていく。




日本ダービー

2012-05-22 10:52:52 | 競馬
さてダービー週。
競馬レース名数々あれど「日本」がつくレースはなかなか無い
他にも東京優駿という呼び名もある、憧れのレースである。

昭和の頃は関東馬の独壇場
オーナーはシンボリの和田、社台の吉田、厩舎は大尾形に二本柳
関西はよく「秘密兵器」が出現し、秘密のままフェードアウトしていった(笑)。

関西関東、勢力の流れを変えたのは平成3年トウカイテイオー戴冠以降か。
安田騎手を鞍上に、跳ねるようにゴールへ飛び込んだ。
翌年はミホノブルボン、マッチョな調教は戸山さん
鍛えて強くするというスパルタで2.400は持たないと言われた
ブルボンを持たせた、亡くなる最後に宝を得たのだなあ。

さて、今回のダービーはブルボンの翌年、平成5年と似ている。
ナリタタイシン、ウイニングチケット、ビワハヤヒデ
3強対決と言われた年だ。
この時は「柴田政人にダービージョッキーの称号を」
ムードが充満しまくり、その通りの決着を見た。
皐月ナリタタイシン、ダービー・ウイニングチケットの後塵を拝した
ビワハヤヒデは夏を乗り越え、見事菊花賞で念願のクラシック勝利
恐ろしく堅実な馬として活躍していく。
私は脇役であったマイシンザンがお気に入りでした・・・
尚、ゲート出ていきなり落馬したマルチマックスの鞍上騎手が
翌年三冠馬に巡り会うのだから、人生わからない(南井克己)。

今回に照らし合わせれば、ゴールドシップ、ワールドエース
ディープブリランテ或いはグランデッツァ
距離が延びればワールドエースか、三冠唯一の資格を持つ
ゴールドシップか、捲土重来のディープ(もう引っかかるなよ)
&グランデッツァ。
これらの馬はダービーが終わっても、秋が楽しみなぐらい
実力が拮抗していて、のびしろがどの馬も高そうである。

久々に盛り上がりそうな日本ダービー
オークスがレコード決着やったように、かなりの持ちタイムが
鍵となるかもしれん、あとは騎手の腕と運
いつものことながら楽しい一週間ではある。

大和路遠足

2012-05-18 11:47:55 | 近畿

東大寺の大仏っあん。「だいぶつさん」ではなく「だいぶっつあん」だ。

先日、好天の一日奈良へ行った。
中学まで河内に住んでいた私にとっては、嫌と言うほど行った奈良。
幼稚園、小学校の遠足の定番やった。
逆に今住んでいる京都は河内からは便が悪く、観光や遊びに行く割合は
奈良が9なら京都は1、といった頻度やったぐらいに
行きまくった奈良市内。

近鉄奈良駅を降りたらスグにある「東向商店街」ここ奈良は
昔から夜は早くに店が閉まることが多い。
一説によると、朝起きて玄関先で鹿の死体があると
殺したと疑われ厳しく罰せられるため(神の使いやから)
見つけたら隣の玄関先まで持っていくため、皆早起き習慣が
つき、今に至るという。
だから奈良で朝方まで飲んで歩くということは、まずない。
アフターを考えず、シンプルに歴史を学び古刹に触れる場所なのだ。

また、駅から徒歩で名所があるのが嬉しい。
阿修羅像がある興福寺も駅から徒歩10分程度だ。
京都駅から東本願寺の距離程度か?
この日は平日なので客はガラガラかと思っていたら
修学旅行生が沢山居た。
田舎といったら失礼やけど、何か十三界隈の生徒と違い
黒髪、スカートきっちりの長さ、坊主頭など
スレてない純朴な生徒ばかりだ。

阿修羅は何度見ても、木造でありながらもしなやかな曲線が
美しい。インドのウォールペインティングでは人の首を
切って暴れてるような過激な描写があるが、ここ日本に
着いたころには釈迦を守る神となっていたのだろう。


こんな感じ。

この時「寺と神社、神と仏はどう違うのか?」という
質問を受けた。
これについては、大化の改新以前の日本は古事記など
見てもイザナギイザナミの神教であり
仏教は後から来たのだが、八百万全て
神が宿るものに対して、仏教は釈迦とそれにまつわる弟子や
守護する者たちが奉られている、といった解釈か。
それでも阿修羅は「神」であり、仏と神の解釈について
私自身も曖昧である(笑)。

右手側の食いしばったお顔が好き。

京都の整備された観光地と比べて奈良は道が細い上に、鹿が
どこにでも居るので雨の日は避けたほうが良い。
雨の日は獣臭がひどいわ、舗装されてない道で足元
気にせなあかんわで結構大変。

この興福寺と大仏殿のセットだけで結構お腹一杯になるのでは。
関西人というのは、国宝が多い場所に住んでいて
日ごろは気づかぬが、教材が身近にあるのだなと
現地へ行って感じる所が多かった。


修学旅行生が多いのがお解かりかと。ガイドさんの説明を横から
パクリ聞いて知った話を一つ。
その昔は東大寺の左右に100mの高さを誇る七重の塔があったが、落雷により
両方が消失したらしい。
それを再建するという動きがあり30年後には完成予定らしい・・
生きてへんやろな(笑)。

京都から奈良は特急で30分、大人の日帰り遠足でしたっ!

負けるもんか

2012-05-11 18:16:56 | 
Honda CM「負けるもんか(プロダクト)篇」


ホンダCMが熱いなぁ、因みに私はシビックとカブのユーザーでしたっ。
特にスーパーカブは高1の頃から乗っていて、今もご近所配達で
大活躍してます。
スズキバーディー、ヤマハメイトと業務用バイク数あれど
追随を許さぬ堅牢さは異常なぐらい(笑)
果てはベトナムへ輸入されても、まだ走る!どこまで走んねん。

このホンダ車の中では、ユーザーではなかったけどシティも
遊び心があって良かった。車にバイクも乗っていて
行き先で降ろして走って。しかし車乗ってるのに
何でわざわざバイク降ろして乗らなあかんねん、といった
ツッコミは無しで。

バブル期のホンダ。
ワンダーシビック、アコードインテグラ
プレリュードと、格好いい男の購買意欲をそそるような
CMとモデルチェンジを展開していった。

そういえば、最近はRV車主流でこんな洒落っ気のある
車が少なくなったな。
ホンダといえどもその流れに抗えず、ステップワゴンやフィットなどが
売り上げの主力となっている。
それでもこのCMのように、新たなワクワクする車を
出してくれるだろう、これはホンダだけではなく
最近、トヨタの社長も結構熱くプレゼンをしている。
社長がプレスの前で絶叫するように語るのを見ると
凄みさえ覚える、どこぞの社長と大違いだ。

また時間に、心にお金に余裕が出来るときが来たら
自分だけの車が欲しい
最初乗ったシビックまた乗ってみたいな。
私も負けないぞ!
ギアチェンジで延びるエンジン音
やっぱりクルマはミッションに限るで。

洛中洛外休日 其の2

2012-05-06 10:57:36 | 近畿


二日休みを取った、翌日は海を知らない次男連れて
京都から二時間かけて神戸は須磨海岸へ。
曇り空だけど、波穏やかで気持ちいい
まさに 春の海 ひねもすのたり のたりかな、だ。
熊手やバケツ、長靴を持ってこなかったので
浜辺の磯で遊ぶ。

なにもなくても、磯でさえ京都の子には充分な遊び場になる。
何もかもが初めて見るもの。
ヒトデ、フナムシ、カニ、貝殻、ワカメ、藻・・・
少々波で濡れても平気平気。



浜辺では高校生くらいの女の子がスカートまくって
濡れながらも何か拾ってた。
「何取れたの?」と聞いて見てみたら、小さなエイやった!
(写真撮っときゃよかった)
しかし、女の子が海ではしゃぐのは絵になるが
男やったら絵にならんよなぁ。

今度はフル装備で行こうな。
帰ってから礒に張り付いていた謎の貝
(調べたらイシダタミガイというらしい)
を潮汁仕立てにしていただく。
最近はまってる白だし、酒、それだけ。
こんな貝は売り物にもならないので、ゴロゴロへばりついてるのを
ひっぺがえしてきたのだが、それでも台所中に海の香りが。



なんかサザエの1/10ぐらいの大きさで、サザエの身を取るのと
同じように爪楊枝でくるくるっと回せば身が取れる。
味もしっかりついていて美味でございました。


洛中洛外休日 其の1

2012-05-05 10:10:16 | 近畿


私の連休は最長2日、正月GW、そしてお盆にいただく。
下手すると平日よりスケジュール詰まる。
毎年恒例、雲ヶ畑・志明院の石楠花はいつもなら
4/末が見ごろで5月になると散りかけなのだが
今年は遅れてくれたお陰で、初めて満開に出会えた。
ここは京都駅から一時間近くかかる上に、バスも
一日2本しかないので、観光客も少なく穴場である。


賀茂川の源流でもあり、いつも通り御水を頂戴していく。
晩の水割りが楽しみ~~


ウチへ戻って、次男を叩き起こして嵐山へ。
いつもボートに乗せるのだが、天竜川の事故以来
お子様は救命胴衣を着用することが義務付けされている。
少しばかりはガマンしな。

ところがこの日(5/3)は風が強く、少しばかり力入れて漕がないと
上流に行けない、いつものお茶屋まで時間かかった。
一時間1.400円と少々割高だが、子供家族彼女と楽しむには絶好です。
と、前にも書いたのだが今回は少々事情が違った。

強風で漕ぎにくいので、上流ではなく下流に流されて助け舟の
オッサンに引っ張られるボートが相次いだのだ。
助けられて、まだ時間あるのに中断して岸に上ってきたカップルの
女の子が彼氏に「漕げんのなら乗るな!!」と怒っていた。
初心者は御難の日である。受付のオッサンは「今日は別れの日やな」
とボソッと言った(笑)。
岸辺で川の景色見てる方々は、実は遭難しかけのボートを見てるのである。
悪趣味~~(←お前もな)


帰路、嵐電で時間を調べ済みのパトトレインに乗る。
こういうのは大概、親が喜んでいるのであって
子供はわかってるのかどうなんか??


夕方にウチ戻って、長男と合流して銭湯へ行く。
天翔の湯へ行く。
ここは銭湯料金(410円)でかけ流し温泉を楽しめるのである。
京都市内では珍しい。

晩は長男連れてツタヤでDVD借りて、と
目一杯遊んだ一日でございました。



眠らない国

2012-05-01 12:17:12 | 人間
金沢~東京行きのツアーバス事故。
10年ほど前の規制緩和で競争激化の格安バス
以前にもスキーバス事故があったり、何度か
大事故をしている。
いずれも運転手の居眠り(過労)運転が原因のようだ。

国は派遣法にしても介護ビジネスにしても
緩和はしていくが、次にどのような弊害(リスク)があるかは
全く考えずに勧めてるようにしか思えない。
やったこと全てトラブルを起こしている。

話を戻して。

かつては夜行列車が深夜移動の手段やったが
それも格安夜行バスの出現によって、ほとんどが
廃止に追い込まれた。
もちろん夜行列車で死亡事故が絶対ないとは限らない。
事実、昭和40年代に急行きたぐにが北陸トンネル内で
火災事故が起こって死者が出ている。
それでも事故の頻繁度では、はるかに夜行バスのほうが
多いのでは。

ハンドルを握る人間ひとりだけというのは
いつもリスクを抱えているようで、心もたない。
私は浪人時代、夜勤の仕事をしていたことがあるが
朝7時頃帰って、晩7時に出勤のサイクルは辛かった。
晩に就寝するなら7~8時間寝れたとしても
朝の眠りは4~5時間がええとこではないか。
勤務中も朝方4~5時に眠気のピークが訪れて
いつも睡魔との闘いやった。
事故した時間が午前4時頃やから、わかる気がした。
一番しんどい時間だ。

夜勤労働者は昼勤よりも心疾患になる確率が高いとの
報告も見たことがある、もちろん家族を養うため
辞めるわけにはいかないが、昔と比べて
遠方からの商品が簡単に入手できるのは
夜を徹して走る運送業者が居るおかげだ。

或いはコンビニ、コンピューター、鉄道関係のメンテ
警備会社などなど24時間稼動しているのは機械ではない
人間なのだ、機械的に休憩時間がこれだけあるから
十分休んでるよな?というわけにはいかない。

格安バスに関しては、運転手の体調によって
何時間かの遅延も込みにしてはどうか。
インドなんて平気で定時より7~8時間遅れるから
タイムテーブル持ってても意味が無い。
遅延しても「まあ安いからしゃーないか」と
割り切って。

定刻に着きたかったら新幹線、鉄道を利用する
そうでなければ長距離バス。
選択肢を増やすためにも、夜行列車は復活すべきだ。
安いわ、定刻通りやわ、でどこかにしわ寄せが来た
その「どこか」が大量事故死ではやりきれない。
縁ある金沢の方々が今回は亡くなられている、合掌。