四条大宮ジャーナル

この度の東北太平洋沖地震にて被災された方々へ
お見舞い申し上げます

言える人、言えない人

2012-04-28 14:04:42 | 人間
この間、野口さんと話をしていて
「何でも言えるヤクザは最強」話になった。

例えば

ちょっと頭の弱い人が銭湯で冷水をかけてるのを
当てられて「冷たいんじゃ、ボケ!」とケロリン桶を投げつける。
普通は黙って無視してしまうが。

以下は電車内でのこと。

イヤホンがうるさいと、イヤホンを取って
「ワレ、うるさいんじゃコラ!!」とどやす。

寒いのに窓ほとんど全開で、おしゃべりしてるカップルの前行って
窓を閉めるやいなやカップル(男)の頭を思いっきりはたく。

足を組んでいるOLに「戻さんかい!!ボケ!!」とでっかい声で
怒鳴る(OL一気に涙顔)

でも考えてみると正論ではある。
昔はヨソのオッサンによく怒られたもんである。
私ら小学生の頃、ガレージの中で野球をやっていて
管理人のオッサンにメチャクチャ殴られた。
学校の先生なんか、もう鉄拳の雨嵐である
それが普通と思ってた、ワルガキは心の中で殴られる理由を
知っていたからだ。
今なら悪さしたガキよりも殴った大人が悪くなる。
何かおかしい世の中だ。

いつからおかしくなったのか。

今の小、中学生の親の親、つまりじいちゃんばあちゃんは
おおむね団塊の世代、戦後生まれだ。
ベビーブームで、戦後教育の中で育っている
学生運動で、力を示そうとしたのが官憲に抑えつけられて
力ではかなわないことを思い知らされ、協調を教えられ
はみでることを否とし、それを子供に伝えていくのだが
何せ「はみでること」が嫌いな総中流だから、無難に
生きようとする結果、見てみぬフリやことなかれが
いつのまにか根付いてきた、その間に起きた
戸塚ヨットスクール事件とかも、厳しい教育をデフォルメさせて
ネガティブに捉えられたせいもあるだろうが。

今、他人に注意できるのがヤクザだけならば
この国の教育を指導してきたインテリはなんなんやと思う。
自分の怪我を恐れるばかりに、指導ひとつ出来ない奇怪さ。
筋道通らんことが多すぎる・・・







桜も終わりやなぁ

2012-04-22 13:05:18 | 京都

長男の学校に咲いてる桜
学校に桜は絵になります、最近では二宮金次郎の薪背負った銅像の
ある学校は少なくなりましたが・・・

今日、明日は全国的に荒れ模様なのでかなり桜も散るだろう
そうでなくても京都は葉桜が多くなってきたので、これでトドメ。

今年は花見のお誘いが沢山ありましたが、全て行けませんでした。
仕事或いはダブルブッキングが重なった末で、昼の花見は
月に休み2~3日の私にはハナから無理やし
行きたくても行けないわが身を呪った春でした。
悔しいので平野神社、の桜の花びら塩漬け買ってきて
お茶にしてわずかばかりの春を楽しむ。

サラリーマン時代は嵐山が近かったので、仲ええ社員同士で
今日行こか?と場当たり的に行ったものだ。
人気のある場所ではなく、桂川をすこし上っていったとこに
穴場があった、人も少なく持ってきたビールとツマミで乾杯。
どうも花見は、人多すぎても嫌やけど全然回りに人居ないのも
張り合いが無い。

近くに桜の見どころがある職場は、福利厚生に便利である。
但し京都は冬寒うて夏暑いけどね。
やがて短い春過ぎて夏来にけらし、だ。
最近の季節感としては春二ヶ月、秋二ヶ月、夏四ヶ月、冬四ヶ月
って感じやなぁ、夏冬これぐらいボーナスあればウハウハなんやけどな~。




喜びも悲しみも

2012-04-20 10:05:09 | 人間
生きてりゃいいさ


河島英五。この方も河内のオッサン、ウチの隣中学でした。
中学の頃、姉貴がギャーギャー騒いで家に帰ってきたから
何やねん?と聞くと「美容室で順番待ってたら河島英五が来た!!」
ちょうど「酒と涙と男と女」が売れていた時やった。
有名なっても東大阪に居ました・・・

この人の歌で好きな一曲です。
こないだTV見てたら、桂南光(当時べかこ)が若い時分
折れそうになった時、この歌を聴いて涙したそう。
英五さん、パワフルを皆に分けてたような人やったもんなぁ。

「喜びも 悲しみも 立ち止まりはしない 巡り巡ってゆくのさ」
私も、一文無しで知らない街でくすぶってた時もあるし
もうどうなってもいいやと、投げたくなることもあった。
だけども、どこかで見てくれる人が居て今がある。

何もかもやる気が無く、興味のない仕事に就いていた頃に
ある人に言われた「どんな仕事してても楽しいことはあるよ」
せやなぁ、それで吹っ切れて受験しようと生活を変えた。
突貫工事の受験はしかし関西の大学は撃沈、都落ちで知り合いも
誰も居ない金沢へ。
それでも「楽しいことはあるよ」の言葉を懐にいつも入れていた
孤独ではなかったし、むしろゼロから知り合いを作る楽しさを覚えた。

関西へ帰ってからも、会社が倒産したり鬱になったり
それでも、まあ生きてる証拠ということと
決して私は間違ってないという傲慢な根拠の無い自信を持って
生きてきた、これからもそうして生きていくんだろう。

大柄なのに優しく語るように歌う英五さん、好きでした。

河内のオッサン

2012-04-16 10:01:15 | 大阪

近鉄・河内花園駅のホームにあるベンチ。
長い木のベンチは、阪急ばっかり乗ってる私には懐かしい。
それも高架になったら無くなるんやろうな。

土日は大阪で飲んだり過ごしたり。
中学生まで過ごした東大阪市は、近鉄が走ってるが
そのほとんどが通過駅で、下町風情の残ったええ街だ。
子供のころはその不便さ、ガラの悪さが嫌で嫌で仕方なかったが
一歩、駅から降りるとその街の懐かしい空気を感じる。

それでも花園駅は半分高架になっており
駅前も、どこにでもあるようなショッピングモールみたいになって
つまらない。しかーし、昔からの小さい小さい商店街の
アーケード一角にある、チェーン店じゃない一軒の居酒屋がよかった。

先に席取りしてくれてたT氏に、お土産で持ってきた京都の麩を
あげると「あれ?お前も京都なんか??」と話が全くかみ合わない(笑)
聞くと、後で来るヤツと間違えてたらしい、30数年ぶりだから
仕方がないかぁ、中学生まで隣近所で遊んだ仲である。

皆変わらず元気で楽しい酒席であったが、話の中で
「○○が亡くなったらしい」「○○は20代の時やったん違うか」
と、同級生が鬼籍に行った話になる。
50歳近くになると、そういう話題に数名出てくるんやなあ
生きてる確認作業のため、これを機に年一回は飲もな。
たまには京都にもおいで。

翌日は昨秋他界した恩師の家へ線香あげに行く。
体育教師であった恩師からはよく鉄拳制裁を浴び
それに対して理不尽を訴えてさらに大喧嘩することもあったが
後腐れの無い、卒業してからも飲みに言ったりして
嘘の無い、直球勝負の人でした。

当時のアルバムを見ながら、高校時代の思い出話や
先生の息子さんと娘さんからオトンのエピソードも
聞かしていただいた。
熱血体育教師だけに、体育祭を学校行事という捉え方ではなく
「オレの体育祭」という意気込みやったらしい。
当然ながら、時季重なるため子供の体育祭には全く来なかったらしい、わははは。

いろんな話をして、帰り際に交代するように線香あげに来た
方と会ったら、ウチの学校の十期ほど下の後輩やった。
「そうかー、後輩さんか!ワシら先生の悪口言いまくってしもたから
君らは沢山先生をほめていくんやで!」
世代を越えて生徒から慕われてたT先生、お疲れさんでした。

高校まで住んでいた河内は、酸いも甘いも思いがある土地
そこで今も暮らしている友人、知人と会うと
京都で家族や仕事で忙殺される日々を忘れて、一個人として
過ごすことが出来ました、今度は泊まりでブラブラ散歩でも
したいもんです。

また行くね!!

祇園難儀

2012-04-13 09:56:26 | 京都

何かあったの?とでも言いたげな祇園白川の桜
よりによって、一番の観光シーズンに・・
常人では有り得ない場所での事故と、加害者が死亡してるので
なぜそうなったか、解明に時間かかるかもしれんが
そこは検死官・沢口靖子に任すとして。

事故に遭われた方のお見舞いと、ご冥福をお祈りします。

人は何事も無く過ごしてるときには無問題だが
コトが起こると、おこした側とおこされた側とで
話が食い違う。
今回は、事故をおこした社員の会社と家族とで
食い違ってる。
「てんかん症状を報告していた」「聞いてない」
どちらかが嘘をついている。

だけどそれを糾弾するということより、それが人間なんや。
不都合が生じると、逃げる。
それは犯罪人でなくても、一般人でも政治家でも一緒。
えらそうにしていた電力会社は電力不足を理由に
原発の重要性を訴えるが、どこかで嘘があるだろう。

計画停電は最初だけで、その後夏も冬も越えてるではないか。
プロ野球もバンバン、ナイターしとるではないか(阪神が意外な快進撃)
清水寺もライトアップしとるではないか!!

節電に本気さが伝わらんから、一年経っても全然安全違うから
国民は原発に懐疑的なっとるのに、大飯原発を動かそうとする。
自民党が推進してきた原発でトラブルあったから、ここは民主党
自民党の過去を追及する絶好のチャンスやのに、自民党と一緒のことを
踏襲しようとしている。バッサリ斬れないのは民主党も官民癒着型
やからしゃーないか??

自分の保身に走ると何人であろうが嘘をつく
こんなこと言ってる私も、明日言い訳の嘘をつくかも知れぬし。


春秋の病

2012-04-10 12:16:18 | 四季

近所のちいさな公園、大きな桜の下で近所の人が花見しとった。

たまに仕事の話。
私はオヤジがあの世に行って三ヶ月ぐらいたって
酒を飲めば飲むほど目がさえて
何もかもやる気がなくなって、夜も寝れずに朝はぼーーっとなって
睡眠薬や抗不安薬を使ったことがある。
三月にオヤジ亡くなってから六月ぐらいが一番しんどかった。

人は、通常の方でも真冬、真夏を越した春秋に心の病が多くなる。
肉体的ストレス(暑さ寒さ)と闘った後、緊張が緩むことと
春は新年度、秋は年末に向かっての業務がせわしなるのに
ついていけない場合、心が悲鳴をあげるのだろう。
しかし睡眠薬は夜寝れるだけなら良いのだが、昼もぼーーっとしたり
フワフワしたりで、明らかに良くないよなぁと感じる。


これを切り離した方法は、どうせ寝れない考え事をするなら
とことん体をいじめてやろうと、早朝バイトや深夜バイトを
して酒量を落としたことだろう。
リバウンドや数度のストレス遭遇を経て
薬を使ったり止めたり繰り返して、6年後には完全卒業した。

これは強引な方法で、誰しも共通する治療法ではない。
その人にはどんな方法がベストなんだろう?
どういうことが原因なんやろう?
会話なのか、入浴なのか、アロマなのかサプリメントなのか
食生活なのか、仕事なのか学校なのか家庭環境なのか。
もつれた糸をたぐる作業は生半可じゃないけど、沢山対話をして
ストレス解消のお役立てになれれば、いくらでもサンドバックに
なろうと思う。

桜は綺麗だが短すぎるなぁ
一日でも長く咲いて癒してほしいもんです。


2012-04-04 11:13:52 | 人間
成功ビジネスや自己啓発本を全く読む気が無い。
坂本竜馬は中学受験の時、アツくなって読んだが
今も読むかといえば、読まない。

経営者は坂本竜馬を好む。
新しい時代の先鞭をつけて後進の道を作り
自分は道半ばで斃れる。
この最後に感動したり涙した中学生の頃。

もっとも司馬遼太郎が魅力的に描いたから
龍馬の生き様が増幅されて国民的英雄になり得た部分もあり
それが大久保利通であったら、伊藤博文であったら
彼らもまた魅力一杯なので、大衆の人気を得たはず。

経営者に足らないのは、後進の道作らず
道半ばで斃れる男気が無いから。
人は経営者やから付いていくのではなく
その人間だから付いていく。ひいては
ゼニカネ抜きで、傍から見て「何で辞めへんねん」
と思うような沈没寸前の会社で、朝早く配達に出て
夜な夜な資料作って、終わったらビール一缶飲んで帰る。
そんな会社に昔居た。
それが成せれたのは、不器用ながら裏表なかった
社長の人柄や当時のスタッフの団結以外何者でもない。

この歳まで生きてると、嘘を言う人間が余りにも
多いことに気づく。
嘘も方便、それが処世術ならば私はその人間と
二度と会わない、また嘘をつくだろうし。
何より人間の器がこれまでやなぁ、とこちらで
線引きしてしまう。

金を儲けたら成功者、そうかもしれないね拍手します。
だけど嘘を並べて騙す人生は貧しい。
心のどこかで怯えたり、人を信用できなくなる。
嘘つく人間は身勝手なもので、自分がそうだから
他人もそうであろう、という人間不信が根底にあるので
ニコニコ笑って人と接触してても「この人はこうだから
ダメ」「この人はこうだからハメたら得や」
などと人の値踏みをするので、長い付き合いや
どっぷりの付き合いが出来ない。
相手もそうそう馬鹿じゃないからね。

損得勘定、ゼニカネ抜きの付き合いなんて
早々出来ないが、私の場合「今度メシ行こか?」
と誘い合いして行くのが当然と思うので
社交辞令でこういう会話は好きではないのだ。

人の付き合いに駆け引き変化球は要らない。
正々堂々、嘘のない良いものを相手に供給する。
ダメならしゃあない、次や次!
「このはし渡るべからず」ならば、ど真ん中を歩く
真っ直ぐ生きよう、それが私の歩く道。

そんなわけで、初対面でツカミから大きな話をする人間は
どちらか言うと苦手なのである、しかし絶対ホラや!
という壮大な嘘つきは逆に大好きだ。
それはその人間見て判断するけど。

さて新年度、どういう出会いがありますか・・・・