教員関係の会議に参加させていただきました。
小中学校の生徒が置かれている実態と深刻な教員の職場環境が話されました。
「教材研究をして、報告書を作成して…。とにかく時間がない。学校のパソコンでしかできない仕事もあり、家で持ち帰って仕事をすることもできない。生徒とコミュニケーションをしている時間もない。足立区の教育委員会は一体何を考えているのか…」
「特別教室(家庭科室など)に、冷房がないから汗だくで子ども達がかわいそう…。でも足立区は予算がないと冷房をつけない」
などなど、教育環境や教員の多忙化など深刻な声が次つぎに出されます。
若い先生が、駅のホームで意識を失い転倒し、顔を縫うケガをする出来事もあったようです…
運動会の朝錬のため、毎朝7時30分出勤を続け、放課後は残業をし、家に帰っても寝る間も惜しんで教材研究をしていたそうです。
この状態にもかかわらず、足立区は教職員に学力調査結果分析などの何種類もの報告書の提出を求めているといいます。
ただでさえ、身を削って子どもの教育のために頑張っている教員を、さらに追い詰める事態です。
様々な問題や困難を抱えている子どもの悩みを親身になって聞くこと、その解決のために個別指導をすること、
なによりも授業の教材研究をすることこそ、子どもの学力向上につながるものではないでしょうか?
報告書作りに時間をとられ、それらの時間が削られてしまっては、子どもたちの学力の低下にもつながります…
「もっと教育現場を見てほしい!」その声に、行政、そして政治はきちんと応える責任があります