1月11日の成人の日。足立区では綾瀬駅近くの東京武道館にて式典が行われました。
新成人のみなさんの門出を祝い、毎年恒例の成人式宣伝に取り組みました。
大島よしえ都議、7人の党足立区議団が勢ぞろい。吉田万三元足立区長も駆けつけ、新成人への激励のメッセージを語っていただきました。
私は民青同盟足立地域協議会の皆さんとご一緒に、新成人の皆さんへのシール投票とアンケート対話に取り組みました
「昨年9月に成立した安保法制についてのシール投票を行っています」と新成人の皆さんに呼びかけると、
急ぎ足で会場に向かう方もいますが、多くの方が立ち止まって応えてくれます。
「ニュースを全然、見ないので『わからない』です」という人や
「国を守るために必要だと思います」と「賛成」にシールをはる人も、少なくなくいますが、
「どうしてですか?」と聞いていくと、考え方は違っていても対話が弾むのが特徴でした。
●キッパリ「賛成」と断言した人も、アンケートでは安保法制について「問題ある」と回答します。
「本来なら、憲法を改正してするべきなのに」と言うので、立憲主義の否定の問題では立場は一致します。
南スーダンにPKO派遣されている自衛隊の任務拡大や過激組織ISへの空爆支援の問題を伝えると、
「そういうのはダメだけど…」との反応もあり、「戦争はできれば避けるべき」、「まずは話し合いで解決するのは当然」などの意見も聞かれます。
戦争法の中身を正確に伝えるとともに、北東アジアの平和の流れをいかに作り出すか、憲法9条を生かした平和外交の可能性を説得力をもって伝えていくことが出来れば、「賛成」の方々とも共同できる手応えを感じました
●「反対」と答えていただいた方は、「なんとなく」、「周りに反対という人が多いから」、「やり方が強行すぎる」、「(シールズなどの)反対の発言は自分と同じ考えだと共感する」などの声が出されました
詳しくはわからないという人も、報道されるシールズなどの若者の発言にもふれる中で、戦争法の危なさを直感しているような、そんな印象を持ちました。
戦争法以外にも消費税10%増税や原発再稼動、国立大学の学費値上げ問題やブラック企業問題など、多くのテーマで語り合いました。
しかし、残念ながら足立区で取り組んだアンケートでは、「選挙で政治は変わるか」との問いに、「変わる」と回答したのは約20%。
対話の中でも新成人のみなさんから「仕方ないんじゃないですか」、「しょうがないですよ」という言葉も多く聞かれました。
NHKが実施した18、19歳の世論調査では、74%がいまの政治のあり方に「満足していない」と回答し、88%が政治が「変わってほしい」と回答しています。
新成人の皆さんを含め、若い世代のみなさんに、『政治は変わるし、変えられる』という希望を広げ、「選挙で変える」ことができる展望を広げるために、頑張っていきたいと思います。