「生活と健康を守る新聞」(4月22日付)の一面に都営住宅の空き家の実態調査の記事が掲載されています。
足立区でも、党区議団・事務所には、多くの方から「都営住宅に入居したいが、何度申し込んでも入れない」という声が寄せられ続けています。応募倍率は数十倍以上…という『狭き門』の都営住宅入居です。
しかし、都営住宅の中には一定数の空き家が存在します。
東京都は、“建て替え時の転居用に”、“災害時の被災者のために”などの理由で、空き家を確保しているようなのですが、
「空き家がいっぱいあるのに、なんで入れないのか?」「多いのではないか?」という疑問の声もあがっていました。
東京都は空き家のを公表しないため、生活と健康を守る会が全都的に空き家調査を行い、その実態が明らかになりつつあります。
足立区でも、足立の生活と健康を守る会、日本共産党足立区議団が共同して区内の144の都営住宅で空き家調査を行いました。
その結果、144団地2万9983戸のうち、2142戸が空いているという調査結果となりました。
空き家率7.1%です。空き家戸数の分類には、募集用や事業用(建て替え時転居のための)、その他があるようですが、
それぞれどれぐらいの個数を確保しているかが明らかになれば、過度に個数を確保していないかどうかが明らかになります。
足立生活と健康を守る会は、日本共産党の斉藤まりこ都議・白石たみお都議と懇談で意見交換を行い、
今後の東京都の都市整備局との交渉を調整しているようです。
誰もが安心して暮らせる住環境整備へ、都営住宅の新規増設も一緒に求めていきたいと思います。