有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

688 愛犬家のみなさまの聴導犬・介助犬育成へのご協力を! →  一般のご家庭からの子犬や成犬譲渡 

2010-01-08 16:54:07 | 補助犬&聴導犬&介助犬
写真は、地元のご家庭から譲渡いただいた川上犬ミックス犬「すず」ちゃんと「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」生のOさん。すずちゃんが生後8週ということで、Early Training(早期訓練)としてお座り、伏せ、タッチなど2,3分の遊び訓練を始めています。これは、介助犬の創始者であるボニー・バーゲン博士の生後4週からの訓練を元にしたものです。


 指導をいただいた英国聴導犬協会では、1つの団体から年間150頭、1982年から1500頭を超える聴導犬貸与を行っています。ほとんどが英国各地にある動物保護シェルターの協力によって、捨てられた犬を聴導犬に訓練しています。
 その中に、一般家庭で生まれた子犬や事情があって獣医さんに託された犬たちも含まれています。

 現在、(福)日本聴導犬協会では、気質の良い子犬や3歳まで成犬の譲渡協力を愛犬家のみなさまにお願いしております。
 勝手なお願いなのですが、東京事務所のある八王子か、本部のある長野県宮田村、または、関西事務所のある芦屋まで連れてきていただかなくてはなりません。譲渡いただき、聴導犬や介助犬になった場合は、(福)日本聴導犬協会発行の発行する「Good Temperament(聴気質の良い)Dog」認定書を授与させていただくことになります。

 (福)日本聴導犬協会では、補助犬を障害をもたれる方の「家族であり、体の一部であり、生涯の伴侶」と考えております。決して道具などとは考えず、人間と同様に、生きた命として大切に育てております。万が一、補助犬にならなかったとしても、その子が家庭犬の道を選んだとして、きちんとしたマッチングを行った上で一般家庭に譲渡させていただきます。

 愛犬家のみなさまからのお力添えを、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
 譲渡していただきたい愛犬の条件ですが、
① 温厚な性格 ② 攻撃性がなく ③ 食べ物好き ④ 犬との協調性がある ⑤ 人が好き  ⑥ ほとんど吠えないなどになります。

 譲渡いただいた後で、聴覚障害者の方が呼びやすい名前に変えることについてはご了承をお願い申し上げます。