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世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

2016-01-11 05:30:11 | ちこりの花束

 今の自分が未熟でみじめに思えたら、十年後の自分が本当の自分なんだと思おう。たとえ今はできなくても、あきらめずに続けていきさえしたら、もっとすばらしい自分に出会える。その新しい自分に向かって、ひたすらに「今」を踏みしめていけばいい。


(制作年不明、ちこり案内用パンフレット)






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炎の夢

2016-01-10 05:14:57 | ちこりの花束

 種野も、前世ってほんとは信じてます。というのも去年の末ごろ、映画「ジャンヌ・ダルク」を見に行った時のこと、最後の火あぶりのシーンを見て、なぜか強いショックを受け、映画館を飛び出してしまったんです。特撮シーンのあまりのもの凄さに気分が悪くなったというよりは、忘れていたトラウマが突然よみがえったという感じで、帰りの列車の中でも涙が止まらずに困りました。
 以前にも、紅蓮の炎を夢で見て、それが本当に焼けるように熱く感じ、あわてて目を覚ましたことがありました。現世では、火事にあったりしたことはありません。種野は、もしかしたら過去世で、炎で死んだことがあるのかも…。でもこんなのって、あまり思い出したくないなあ。


(2000年3月ちこり18号、通信欄)





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ミチコ

2016-01-09 05:28:46 | デッサン・下描き

切り絵の下描き。完成作はこちら






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桜の霊

2016-01-08 04:39:10 | デッサン・下描き

切り絵の下描き。完成作はこちら





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2016-01-07 05:08:21 | 詩集・試練の天使

部屋の中に薔薇の木を植えて
その香りであなたを洗いながら
そっと耳に口づけしよう

苦しかったね 今も苦しいね
でもそれは
遠い昔に間違ったことをしたあなたの
心をきれいにするためにあることなのだよ

だいじょうぶ
あなたは強いから
必ず乗り越えられる
すべて わたしは知っているから
だれにも言わないで
ずっと守ってあげるから
安心おし
愛しているから

誰があなたを馬鹿にしても
わたしだけはあなたを愛しているから
ずっと待っているよ
あなたが心をきれいにして
本当の自分で歩き始める日が来る時を

いつかあなたの心は
身を半分に割るほどの苦しい時を
経験するだろう
どんなに痛くても 苦しくとも
我慢するんだよ
耐えぬいていくことができたら
あなたはもう新しい自分に生まれ変わっている

心配はない あなたは強い そして賢い
いつまでも意地をはるなんて馬鹿なことだと
もう自分でも知っているだろうから
心を柔らかに折って
いつか硬い卵の中から出てきなさい

待っているよ




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月を見るステゴサウルス

2016-01-06 05:18:07 | 瑠璃の小部屋
2012年ごろ、ヤフーブログに発表したもの。





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ばらの実をもつヴィーナス

2016-01-05 05:07:40 | 画集・ウェヌスたちよ

切り絵。制作年不明。





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自然の情愛

2016-01-04 04:47:58 | ちこりの花束

 精神の激変期というのは、魂がすごく疲れているんですよ。私にも経験がありますから、気持ちはわかります。今までずっと着ていた着物を脱いで、素裸で外に放り出される感じがして、すごく、心が寒くなる。そんなときは、誰か、甘えられる人に甘えていいと思います。
 私は、近くの神社の神様や、山の木々や草花に甘えましたけど、そういう穏やかな自然と交流していると、彼らが、どんなに深い情愛で、私たちとつながりあいたがっているかが、わかるようになります。人間だけなんですよ。自然の、そんな美しい情愛に心を閉ざしているのは。


(2005年3月ちこり33号、通信欄)





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自分の始まり

2016-01-03 04:26:25 | ちこりの花束

 少しずつでいい。簡単なことからでいい。できることを、やっていきましょう。心ではなく、まず身体を動かしましょう。掃除をしたり、手紙を書いたり、歌を歌ったり、いろんなことを、自分で、やってみましょう。そうすれば、自分が、自分自身のものであるということがわかってくるのです。ほんの小さなことから、自分自身は、始まるんですよ。


(2003年3月ちこり27号、通信欄)





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赤き実を

2016-01-02 03:43:36 | 歌集・アンタレス


手に落ちし 赤き実を噛み その酸きを 心に染めて 長き夜をゆけ



かろき罪と 思ひてなしし ことごとを 悔ゆる日の来て 林檎は落ちぬ



雨と降る 赤き林檎は 流れ来て 君が屋形の 戸をぞたたかむ



したたれる 血のごときかな 赤き実を 目にも記せよ なしし身なれば






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