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エドワード・ロバート・ヒューズ
神々の王オーディンによって、優れた戦士の死を定め、勝利を決定する使命をもたされた女性たち。彼女らに選ばれた戦士は死後神々の館ヴァルハラに迎えられ、そこで美しいワルキューレたちの接待を受けるという。そして神々の黄昏という、最終戦争に参加するまでの月日を過ごす。
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戦場で雄々しく戦死すれば、死後美女の接待を受けるなどという考え方は、今でもどこかにありそうですね。結局男というものは、女のために何もかもをやっているようなものだ。女性がいなければ、建前的な勇も表すことはできない。ヴァルハラという天国は存在しません。天国では、女性は男の接待などしなくてよいからです。本当に男になるためには、何度でも死ななければならない。この神話は、その苦しみを和らげるためにあったのでしょう。