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エロワ・フィルマン・フェロン、19世紀フランス、新古典主義。
これはジャンヌ・ダルクにつきまとっていた魔王である。人類の中では最低の部類である。
見給え。気色が悪いだろう。この姿はすべて、他人からの盗みなのだ。立派に形作ってはいるが、この中にはとんでもなく小さな馬鹿がいるのである。こいつは人間の姿をした獣にも等しいのだ。ほとんど何も勉強したことがないにかかわらず、自分のなした多くの罪から逃げ続け、努力も何もしないで天使のように美しく偉くなりたいと思っている馬鹿の中の馬鹿なのである。
ジルはジャンヌとともに戦ったことはあるが、のちに自分の性的欲望のために千人以上と言う少年たちを誘拐して虐殺した。そんなことが平気でできるのが魔王なのだ。
あなたがたはこの絵から逃げてはならない。これは、いつかはあなたがたが取り組まなければならない、重大な課題を教えるものなのだ。