世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

座るデーモン

2016-07-26 04:16:13 | 霧の風景


ミハイル・アレクサンドロヴィチ・ヴルーベリ、19世紀ロシア、象徴主義。

これは馬鹿のセルフイメージである。馬鹿はこういう美形になりたいのだ。少年のような顔、寂し気な表情、イエスを思わせる細身の引き締まった体。すべてが女性の心を引き寄せるためのものだ。馬鹿はこういう美青年になって、女性に甘えたいのだよ。こんな男はよくいるが、ほとんどは偽物だ。本物の美男はもっと独立性を強調した姿になる。女性はこんな男を見たら気を付けるがいい。かわいらしく見えるが、女をむさぼるばかりで、決して愛そうとはしないからだ。





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