私が次に述べることを信じてほしい。愛する女性の助けと支え無しには、自分が望むように重責を担い、国王としての義務を果たすことが出来ないということを。
エドワード8世
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ご存じ、「王冠を賭けた恋」を演じた王である。イギリス王エドワード8世は、離婚歴のあるアメリカ人女性ウォリス・シンプソンと結婚するために、王位を捨てた。
とんでもないわがままだと思うがね。事実上政治権力はなくとも、国運を背負う王であるならば、恋愛など捨てなければならない。自分好みのかわいい女よりは、王妃をやっていけるだけの徳も人格も持つ女性をパートナーとして選ばなければならない。
これは、なんのために馬鹿がずるをやって王位を手に入れたかという、本音が現れた事件だよ。要するに、馬鹿は王になって、それで極上のいい女を手に入れたかったのさ。それだけだ。だから、いい女と結婚するためなら、王位も国もどうでもいいということなのだ。
こんな馬鹿が王になどなって、国がよくなるはずはない。
イギリスは民主主義をこの世界に立ち上げた国の一つである。形骸的であるが、まだ王制を保持している。こんな馬鹿な王も見てきた。ダイアナの教訓もある。いいね。
これを生かさない手はない。
人民の教養も高い。
真に国をよくするために必要な真の愛を、どうやって政治に取り込んでいけばいいか。
真剣に考えることのできる人材を出してほしいね。