世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

オランダミミナグサ・2

2010-02-25 17:40:26 | 珈琲の海
今日は、ちょっとくるしい日でした。朝も、洗濯物を干し終わると、掃除もせずに横になりました。ここんとこ、掃除をしていません。階段のほこりが気になるところですが、苦しいほうが先に立ち、寝てしまいます。ちょっとの間でも、横になっていたいのです。

それでもやらなきゃならない家事をするときは、起きだしてきて、なんとかやります。ときどき頭からすっと血がひくようにめまいがしますが、そのめまいのときのほうが気持ちいいくらい、普段がつらいです。

それでも、犬の散歩をしながら写真を今日も撮ってきました。暖かな南風が吹いていましたね。あちこちで、ナズナやハコベが顔を出していました。少しずつ盛り上がってくる、カラスノエンドウの茂みに、今日初めて花を見つけました。

例年より早めに咲いてくれたのは、わたしを慰めてくれるためだと思ってます。よく通る散歩道に、ちゃんとわたしに見つかるように咲いてくれていましたから。

くすのきもまだ元気に立っています。例ののっぱらは、あれからほとんど手つかずのまま、1年がすぎようとしています。わたしがそばを通ると、くすのきは大きくこずえを風に揺らしてあいさつしてくれます。

病気でつらいとき、風の中に隠れたたくさんの愛がよってきてくれます。そして、なぐさめてくれ、ときになにかをしてくれます。すこしでもわたしが楽になるように。

いろいろな愛に助けられながら、つらさをなんとかしてます。小さなオランダミミナグサ。心開いていくと、思わぬ美しさを見せてくれる。

病気のときほど、愛に心開いていけるときはないかもしれませんね。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする