日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北陸縦断花見の旅 続編 - 全行程終了

2018-04-10 22:42:00 | 甲信越
駐車場に戻って全行程終了です。杖突峠を越え、諏訪南から中央道に乗って帰ります。
終盤は予想通りに慌ただしくなり、結局腹ごしらえする時間がありませんでした。しかし、今からということになると、高遠の町内ではコンビニ以外の選択肢がありません。長旅の最後がコンビニの軽食というのもいささか興ざめです。五十歩百歩ではありますが、サービスエリアで温かいものをいただくのが現実的なところでしょう。
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北陸縦断花見の旅 続編 - シ肖火丁

2018-04-10 22:03:15 | 甲信越
10時の時報とほぼ同時に投光器の明かりが消えました。白兎橋の下で消灯を見届けた後、二の丸に移動するという流れが近年定着しています。二の丸と桜雲橋の周辺だけ、消灯後もしばらく明かりがついているため、こちらで余韻に浸ってから駐車場へ向かおうという寸法です。
今年は夜桜だけになってしまいました。一昨日長野止まりとなったのが、結果としては痛かったことになります。松本まで駒を進められれば、昨日の時点で伊那に移動し、最終日を高遠とその周辺に注ぎ込むことができたからです。しかし、町内はもちろんのこと、城址の桜も盛りを過ぎつつあるように見えました。そうだとすれば、今年はとことん時間をかけるほどの状況ではなかったのかもしれません。高遠が夜桜のみで終わった代わりに、須坂の臥竜公園を久々に再訪でき、アルプス公園と安曇野でも満開の桜を観賞できた以上、これでよかったのだろうと納得しています。去年は土砂降りに見舞われ、さらには車の警告音が鳴り止まなくなって、余韻に浸るどころではなかっただけに、よい形で終われただけでも十分です。
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北陸縦断花見の旅 続編 - 高遠城址公園

2018-04-10 20:51:21 | 甲信越
北信越を縦断した長旅もいよいよ打ち止め、大トリを飾るのは高遠城址公園の夜桜です。
着いた時点で八時半、石段を上がったときには九時が迫っていました。あと少しで窓口が閉まり、無料で入れるようになるのは分かっています。とはいえ、一円も落とさずに失礼するのも申し訳ありません。記念を兼ねて入園券を買い求めました。
町内の桜は散ってきたものの、城址の桜はまだ満開です。伊那公園で吹いていた風もほぼ収まりました。適温無風の、夜桜見物にはお誂え向きの条件です。10時の消灯までわずかな時間ではありますが、毎年観ている夜桜だけに、それだけあれば一応足りることも分かっています。撮影は最小限にとどめ、しみじみ名残を惜しむことに重きを置くつもりです。
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北陸縦断花見の旅 続編 - 三峰川

2018-04-10 20:16:22 | 甲信越
伊那公園と双璧をなす名所といえば春日城跡ですが、あちらに寄るには経路上わずかとはいえ無駄が出てしまいます。残り時間も考えて、今回は残念ながら見送りました。高遠への道すがら、三峰川の桜並木を訪ねます。若いソメイヨシノの並木は今まさに満開、ただし時折花びらが舞っており、間もなく散り際を迎えるのかもしれません。
投光器が置かれるようになって、今年で三年目と記憶しています。去年は土砂降りに見舞われて夜桜どころではなかったため、照明に浮かび上がった姿は実質二年ぶりです。久々に再訪できたのはよかったのですが、その一方で明るいうちの姿を見てみたかった、残照があるうちに訪ねたかったなどと仮想してしまいます。そのためには結果として最低でもあと一日必要だったわけです。欲を言えば、高遠と伊那でそれぞれ一日使えればなお理想的でした。
とはいえ、それが現実的でないのは分かっています。限られた時間の中でやれる限りのことをやれたという点で、本日の結果には満足しているというのが本音です。
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北陸縦断花見の旅 続編 - 伊那公園

2018-04-10 19:28:40 | 甲信越
千円を超す料金を高いとは思いながらも、背に腹は代えられず、松本から伊北まで高速道を飛ばして伊那市街に入りました。まずは伊那公園を訪ねます。
奮闘空しく西の空は完全に暗くなってしまい、夫婦桜が影絵になる光景の再現はなりませんでした。しかしそれより驚いたのは、夫婦桜のある一角が立ち入れなくなっていたことです。アスファルトで舗装されていたことからすると、新たに駐車場にでもするのでしょうか。砂利が散らばるだけの一角に、二本並んで立つ姿が絵になっていただけに、雰囲気が損なわれてしまわないかが気になります。
遊歩道に花びらが積もっており、実際コヒガンザクラはかなり散ってきたように見えます。しかし、暗い中で見る限りソメイヨシノはまだ満開です。開花状況としては、松本の城山公園とおおむね同じといったところでしょうか。
昨夜はその城山公園に人っ子一人見当たらず意表を突かれましたが、こちらは逆の意味で意表を突かれました。いつ訪ねても花見客などほとんどいない園内に、今日は三々五々見物客が訪れているのです。いつもは閑古鳥が鳴いている露店にも花見客がいます。高遠に比べればどうということのない数とはいえ、この公園にしては珍しい光景です。
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北陸縦断花見の旅 続編 - 有終の美

2018-04-10 17:49:08 | 甲信越
限られた残り時間をどう使うか思案の末、黒沢川に舞い戻りました。先ほど夕日が沈んでいったところです。

高遠に向かうことを考えると、逆方向の安曇野よりは、経路上で花見をしつつ向かった方が理想的であり、辰野の荒神山というお誂え向きの名所もありました。しかし、松本を出発するのが四時近くにもなると、移動にばかり時間をとられ、現地では中途半端な時間しか残らないと予想されました。高遠では夜桜だけ観られれば十分と割り切り、日中の残り時間で黒沢川を再訪しようと思い立った次第です。
夕方にとりわけ絵になる場所だと繰り返し申してきました。これは、南西から北東に川が流れているからです。夕方は左岸の堤の外側か、右岸の堤の内側が順光になり、それ以外は強い逆光となってしまいます。その結果、まずは左岸の堤を上流へ向かって歩きました。足を止めては観賞しつつ、上流側まで歩ききった直後、夕日が山の陰に隠れるという顛末です。
あと30分早ければ、右岸も一通り歩けたのかもしれません。とはいえ、この桜並木が最も絵になる西側からの眺めを、久々に観賞できたという満足感の方が勝っています。有終の美を飾れたのは幸いです。

有終の美とは申しましたが、まだ夜桜が残っています。急げば西の空にまだ明かりが残るうちに着き、伊那公園の夫婦桜が残照に浮かび上がっているかもしれません。ETC割引が使えない平日といえども、四の五のいってはいられません。松本ICから高速道を飛ばします。
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北陸縦断花見の旅 続編 - 護国神社

2018-04-10 15:24:13 | 甲信越
カリーの後に立ち寄るのは、同じく毎度おなじみ松本美須々ヶ丘高校と護国神社です。平地だけにかなり散っているかと思いきや、遠目にはまだ見頃の木もあり、眺めとしては松本城よりむしろ城山公園に近いものがあります。とはいえ、アルプス公園ほど深入りする状況でもありません。参拝だけ済ませて切り上げます。
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北陸縦断花見の旅 続編 - メーヤウ信大前店

2018-04-10 14:30:23 | B級グルメ
延々三時間を注ぎ込んでようやく終了。思わぬ長居により時間は厳しくなってきましたが、昼時を外せたことは結果として好都合でした。信大前店でお約束のカリーをいただきます。
桐店のバイキングの質が落ち、信大前店の優位が確立して久しくなりますが、ここへ行こうとすると少なからぬ確率で一悶着があります。たとえば前回訪ねたときは駐車場に入れず、やむなく桐店に流れたところ、チキンが骨付きという僥倖に恵まれました。しかし、これほど都合のよい話の再現は期待できません。今回も一悶着が起きることを想定の上、予め桐店の店先をのぞいたところ、今日はポークがありませんでした。これでチキンが骨無しなら惨敗です。ただでさえ時間に追われている中、チキンもポークも欠く状況で訪ねる理由はありません。万一信大前店に入れなければ、見送る方針を固めました。
こうして現地に乗り込むと、難なく駐車できたのはもちろんのこと、先客が一人もいないという予想外の珍事が。まあ、平日の二時過ぎならばこうなることも考えられないわけではありません。首尾よくいただけたのは幸いです。

メーヤウ信大前店
松本市桐2-1-25
0263-35-6962
1130AM-2100PM
木曜定休
カリー二種類セット822円
ライスおかわり100円
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北陸縦断花見の旅 続編 - アルプス公園

2018-04-10 13:09:48 | 甲信越
粛々と進んでいくべき状況にもかかわらず、思わぬ長居をしてしまいました。只今アルプス公園に滞在中です。二時間ほどかけて園内の南西側を回り、正面に常念岳を望む芝生の広場に移動してきました。桜の木陰のテーブルベンチを拝借して投稿しています。
これほどかかってしまったのは、市街では散りかけていた桜が満開なのに加え、適温無風で雲一つない絶好の花見日和となったからに他なりません。ほぼ同等の条件だったことは過去にもあるものの、これだけの好条件が重なると、最新の機材で記録したくなってくるのは致し方ありません。売店の跡地が展望台になっており、今まで撮れなかった絶景が出現していたのも、滞在が延びた理由の一つです。
一日で全てを回るのが到底無理なのは分かっており、何かを切らなければ始まりません。そこでまず切ったのが松本城ですが、酒屋についても素通りするしかなさそうです。最後まで飲まず食わずで通すのはさすがに厳しいため、この後下山してカリーだけはいただくつもりですが、その時点で三時前後にはなっているでしょうか。結局例年通りの流れに傾きつつあります。
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北陸縦断花見の旅 続編 - 林立

2018-04-10 10:23:00 | 甲信越
続いて立ち寄るのは城山公園です。暗い中では満開のようにも見えた桜ですが、明るくなってから再訪してみると、遠目にも散ったと分かる木が少なからずあります。とはいえ、一時に比べて涼しくなったこともあり、今季の関東のような凄まじい花吹雪が舞っているわけではありません。時折一片二片舞い降りる花びらが印象的です。
昨晩は人出の少なさに拍子抜けしましたが、それは明るくなってからも変わりません。人通りが皆無というわけではないものの、昨日訪ねた長野の城山公園よりも確実に空いています。平日の姿を初めて知りました。
それとともに新たな発見となったのが、南側の斜面にある桜です。高い木が林立する光景自体は、伊那の春日城跡などでもおなじみですが、細い幹が直線的に伸びていく針葉樹林のような佇まいは、山桜ならあり得るとしても、ソメイヨシノとしてはきわめて珍しいような気がします。
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北陸縦断花見の旅 続編 - 北門大井戸

2018-04-10 09:30:33 | 甲信越
続いては北門大井戸を訪ねます。小公園の桜は開智学校以上に散っており、もはや逆光気味でも今一つですが、井戸の水面に花びらが漂う様子は絵になっています。
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北陸縦断花見の旅 続編 - 開智学校

2018-04-10 09:02:33 | 甲信越
そのようなわけで、松本城を素通りして開智学校にやってきました。現在の気温は6度、雲一つない快晴です。こちらの桜も遠からぬ状況ではありますが、散りかけても逆光気味ならそれなりの絵になるものです。校舎の北側に立つ桜が、今まさに日射しを斜めに浴びています。その光景を、右に桜、左に校舎の塔を置く縦の構図で切り取りました。
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北陸縦断花見の旅 続編 - 業務連絡

2018-04-10 07:58:19 | 甲信越
その後どうなったかと気にかけていただいている奇特な方はいらっしゃるのでしょうか。結論から申しますと、活動はおおむね順調に進んでおり、昨晩は松本で道中最後の夜を過ごしました。本日できれば高遠にも寄り、夜桜を見物して帰路につく予定です。
PCを使っていた当時は、忙しくなると更新が止まってしまうことも多く、「業務連絡」と称してその事実を告知していたものです。四年前にスマートフォンと外付けのキーボードを組み合わせるようになってからは、格段に更新がしやすくなって、そのような場面は滅多になくなっていたわけなのですが、今回久々に数日単位で止まるという結果になってしまいました。
すぐにでも投稿できる状態の記事が多い一方で、ごく粗い下書き程度の記事が断片的にあります。それらを片付けない限り話がつながらなくなってくるため、結果として更新が止まってしまうのが実情です。帰着までの間に完成させる時間は到底なく、今日も他の記事が投稿されることはないと思われます。初日の晩から直前までの間に40近い記事があることを考えると、帰った後も一日で投稿し終わることはないでしょう。少しずつ更新していくつもりです。次は帰着後にお会いしましょう…
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北陸縦断花見の旅 続編 - 四日目

2018-04-10 07:19:23 | 甲信越
おはようございます。昨晩は「山女や」で最後の客となり、日付が変わる少し前に宿へ戻りました。朝風呂から上がり、朝食をいただき次第出発しようという状況です。
二月の下旬から実に六度の週末を注ぎ込んだ北信越の旅も本日で完結です。帰着の瞬間まで実感が湧いてこないことも多い中、今回の道中では旅の終わりの切なさをしみじみ感じる場面が多いような気がします。そして今も感傷が頭をもたげてきています。しかし、出発すればそれどころではなくなるでしょう。今日はとりわけ忙しいからです。
慌ただしくなると予想されるのは、本来一日ずつ割り当てるはずだった松本と高遠を、一日で回るしかなくなってしまったからに他なりません。以前日帰りで高遠に行ったときは、高遠の城址と城下町、伊那公園と春日城跡、三峰川の桜並木などを駆け足で回り、夜桜まで息をつく間もなく走り続けた結果、終わったときには放心状態になっていたという経験をしています。ましてや今回は松本とその周辺が加わるわけであり、どう考えても一日では回り切れません。その結果、必然的に何かを切らざるを得なくなります。とりあえず、松本城の桜が見頃を過ぎているのは昨夜訪ねて分かったため、城には寄らずに他の場所から回っていくつもりです。
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