日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

迷ったら出ろ

2018-04-14 22:35:37 | 旅日記
時折引き合いに出す鉄則として「迷ったら出ろ」というものがあります。活動に出るかどうかで少しでも迷いがあるなら、四の五のいわず出ておけば後悔はしないという経験則を示したものですが、本日も結果としてはその通りになってしまいました。
朝目覚めた後でしまったと思ったのは、予報とは裏腹に時折日射しも注ぐ空模様だったことです。昼過ぎからほぼ晴れ間はなくなり、雲も厚くなってはきたものの、夜半になっても雨が降り出すことはありませんでした。この天候を前提にするなら、たとえばあちらに着き次第、宿に荷物を預けて鶴ヶ城を一周しておき、しかる後に「麦とろ」で昼から一杯やって投宿し、一息入れれば丁度よかったでしょう。「鳥玄」が開くのを待って出直し、夜桜を観賞してから「籠太」で呑み直せばまさに理想的です。つまり、強行すればそこそこ楽しめたということであり、「迷ったら出ろ」をまたしても実証する結果になってしまいました。

もっとも、痛恨の失策と強く後悔しているわけではありません。昨日の天候を考えた場合、少なくとも花見としては中途半端にならざるを得ません。去年空前絶後の見事な桜を観賞していただけに、それとの落差が際立ってしまうのを嫌ったのです。加えて、先日北陸で短編成の普通列車に興ざめさせられたこともあり、列車で行くことについて気が進まなかったという事情があります。天候に多くを期待できない状況で強行するより、新緑の季節に訪ねたいという考えが勝った次第です。
そのようなわけで、いつまでも死んだ子の歳を数えるつもりはなく、東北での後半戦に向けて、旅支度を済ませるにはよい機会だったとむしろ前向きに捉えています。洗車を済ませ、キャンプ道具を積み込んで、追撃の態勢は整いました。明日は日帰りの小活動に出かけます。
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