日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

小春日和の駿河路へ 2016 - 帰着

2016-11-27 23:53:10 | 関東
日付をまたぐかと思いきや、異例の当日帰着となりました。400kmを走破して戻ったところです。清水までまっすぐ走ると200kmになるのは経験上分かっています。つまり今回はただ行って戻ってきただけに等しいわけです。特に二日目については、車を回送しただけといっても過言ではありません。
九州への長旅を終えた後、中二日での小旅行ということもあり、つい気が緩んでしまった面はあります。胃痛が出て集中力を欠いたのも誤算でした。しかし根本的な原因は何といっても天候です。午後に再び降り出してからというもの、一瞬たりとも止み間がなかったのには閉口させられました。好天ならば多少胃が痛かろうが覚醒していたでしょう。
このような天候と知りながら強行せざるを得なかったのは、今回の活動が一月、二月に取りこぼした分の穴埋めであり、どうしても年内に済ませておきたいという事情があったからです。二日とも好天を期待できる状況を待ちたいのはやまやまながら、年内の残りの活動を考えると、これ以上先延ばしにすることができませんでした。そのような中、一日とはいえ好天に恵まれ、「新生丸」でも思う存分飲み食いできたのがせめてもの救いではありました。
有終の美とはおよそ言いがたいお粗末さではありましたが、年内の自家用車による活動はこれをもって終了となります。次の出番は再来月、今回と同じ静岡が新年第一弾の目的地となりそうです。
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小春日和の駿河路へ 2016 - 全行程終了

2016-11-27 21:48:02 | 関東
MOSの閉店とともに全行程終了です。大井松田に続き大和の渋滞も解消される頃ではありますが、厚木から先は日付が変わるまで正規料金となってしまいます。この時間に出るなら先を急ぐ理由はないため、厚木までの間だけ東名に乗り、あとは246号線経由で帰るつもりです。前回は一時間後に出て同様の経路を走り、帰着が一時過ぎだったという記録が残っています。当日中に帰れるかどうかは微妙ながら、どうにか0時台には帰れそうです。
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小春日和の駿河路へ 2016 - モスバーガー大井松田店

2016-11-27 21:10:44 | MOS
富士での時間稼ぎが功を奏し、一時13kmにも達した大井松田の渋滞は解消されました。裾野から東名に乗り、大井松田のMOSを訪ねます。
静岡からの帰り道、時間が押さない限りは必ず立ち寄ってきたこちらのMOSですが、ほぼ二年ぶりに再訪すると、閉店時間が一時間繰り上がっているという変化がありました。今回はこちらが異例の早仕舞いとなったため影響はなかったものの、今後はこのMOSに寄る機会が減ってしまうのではないかと危惧されます。
他にも残念なことがあります。久々に二階席へ上がったところ、小屋根の下にある大きなテーブルを除き、張りぼての安物に交換されていたのです。加えていただけないのは、同じ沿道に最近開店したらしき家系ラーメンの店です。店舗の象徴ともいうべき、一階とつながった側面の出窓から道路を見下ろし、行き交う車のヘッドライトとテールランプを眺めるのが、ここの二階席のよさでもありました。しかるに、派手派手しく点滅するラーメン屋の看板により、その眺めが大きく損なわれてしまったのは残念というほかありません。こうなると、古いテーブルがそのまま残った一階席との甲乙が付けがたくなってきます。
とはいえ、テーブルを交換したということは、今の店舗で当分営業を続けていくということでもあり、考えようによっては歓迎すべきことともいえます。「家系バブル」とでもいうべき昨今の状況も、いずれは弾けると予想します。目障りな看板が跡形もなく消え去れば、二階席の優位性が復活してくるでしょう。

モスバーガー大井松田店
足柄上郡大井町金子95-9
0465-83-5300
700AM-2200PM
第364号
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小春日和の駿河路へ 2016 - モスバーガー富士厚原店

2016-11-27 18:15:19 | MOS
静岡からの帰り道に寄るといえば大井松田のMOSですが、本日はそれに先立ち富士にできた新店舗に立ち寄ります。
MOSの店舗が安普請に成り下がってからというもの、新規の店舗をわざわざ訪ねる機会も激減し、今年に入ってから訪ねたのは大船渡、首里、読谷の合わせて三軒しかありません。一昨年できたこちらの店舗も素通りを続けてきたところ、今回時間を持て余したことにより、図らずも訪ねる機会が巡ってきた次第です。
自分がMOSに傾倒しだした二昔前は、インターネットなどという文明の利器は普及しておらず、携帯電話もごく一部の見栄っ張りが持つものに過ぎませんでした。そのような時代にMOSを訪ねるにあたっては、電話帳などで番地を調べ、道路地図を見ながらおおよその位置を割り出すという下調べが必要でした。それでも正確な場所が特定できず、現地で右往左往することも珍しくはなかったのです。それが今やスマートフォンに店名さえ入力すれば、店舗の位置はもちろんのこと、自分のいる場所との位置関係まで表示され、さらには建物の外観や周囲の景観も一瞬で分かるようになったわけです。そのような情報から事前に分かっていたのは、おそらく安普請の店舗だろうということでした。実際訪ねてみてもその印象が覆ることはなく、暗い中でも安物と一目で分かる外壁が特にいただけません。拳骨で叩けば音が鳴ることからしても、いかに安普請かが分かるというものです。
しかし店内の造りはあながち悪くはありませんでした。テーブルは相も変わらず張りぼてながら、窓枠と腰壁には風合いのよい木材が使われており、天井には寄木で造った梁のような構造物が渡されていて、こちらも上質な天然木です。濃淡の茶色のツートンカラーで仕立てられたボックス席が木材の色合いとよく調和しており、そのボックス席を照らし出す、白いボウルを逆さにしたようなランプシェードに個性があります。大井松田店のような唯一無二の個性まではなく、わざわざ遠回りをしてまで立ち寄りたいとは思わないのが実情ではありますが、外観からは全く期待をしていなかったこともあり、思いの外真っ当な店舗というのが実感です。

モスバーガー富士厚原店
富士市厚原15-1
0545-32-8115
900AM-2200PM
第5165号
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小春日和の駿河路へ 2016 - 丸岩ラーメン

2016-11-27 16:36:09 | B級グルメ
清水を出る前に腹ごしらえを済ませていきます。立ち寄るのは「丸岩ラーメン」です。
実は、昨日飲み食いしすぎたためか、この時間になっても空腹感は戻っていません。しかし、ほとんど何の収穫もなく一日が終わろうとする中、清水ならではのものをもう一つだけいただいていきたいという考えがありました。市場の食堂もあるにはあるものの、朝昼連続というのも面白くありません。そのような状況で浮上してきたのが、港から1号線へ向かう途中にあるこの店でした。地元客御用達の老舗といった趣を持つこの店が、以前から気になってはいただけに、訪ねるには今回がよい機会と思い立った次第です。
初見ということもあり、注文は最も基本となるであろうしょう油ラーメンに自ずと決まりました。青磁の丼に油の浮いたスープと細い縮れ麺を組み合わせ、チャーシュー、メンマ、焼海苔に九条葱を乗せた出で立ちには、手本通りの醤油ラーメンとでも形容すべき美しさがあり、味わいも同じく手本通りです。これは悪くいうと抜きん出た特徴がないということでもあり、先日訪ねた高山の「やよいそば」などとは違って、一回では印象に残りにくいというのが率直なところではあります。しかし、四時過ぎという最も半端な時間帯にも関わらず、時折お客が入ってくるのは、地元での根強い人気の現れでしょう。地元客が日参するにはふさわしい、毎日でもいただけそうな完成された味わいでした。

丸岩ラーメン
静岡市清水区袖師町1575-75
0543-64-8437
平日 1100AM-1345PM(LO)/1700PM-1915PM(LO)
土日祝日 1100AM-1915PM(LO)
月曜及び第三火曜定休(祝日の場合営業し翌日休業)
しょう油ラーメン700円
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小春日和の駿河路へ 2016 - 中途半端

2016-11-27 15:44:26 | 東海
結局昼の部は昨日以上に中途半端となってしまいました。結論から申しますと、今日はこのまま帰路につきます。
ここまでの経過を申しますと、腹を満たしたおかげもあって、胃痛はようやく収まりました。その一方で空は次第に暗くなり、昼過ぎから再び雨が落ちてきました。もちろんそれは折り込み済みであり、そうなったときには大井川鐵道にでも乗りに行こうと考えていたわけなのですが、そのためには千頭まで往復100km近くを走らなければならず、しかも静岡から先は線形の悪い道が延々続くと分かっています。それだけに、いざ降り出した状況で改めて考えると、雨の中をそこまでして行くべきかと躊躇せざるを得ませんでした。とはいえそのまま帰るにはあまりに早すぎます。しかるにどう動くかと考えても、悪天候が災いして妙案が一向に浮かばないまま、時間だけが空疎に流れていきました。ただでさえ暗い空はますます暗くなっていき、少なくとも大井川鐵道という選択肢は事実上なくなるに至って、このまま帰る方向へ否応なしに落ち着くという結果です。
ただし「このまま帰る」とは「まっすぐ帰る」ことを意味しません。仮にそうしたところで渋滞に巻き込まれるのが必至だからです。東名の渋滞が九時頃まで続くとの予想につき、それまでは寄り道しつつ進むつもりです。
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小春日和の駿河路へ 2016 - おがわ

2016-11-27 10:26:49 | B級グルメ
胃痛はいまだ収まらず、食欲もまだ戻ってはいないものの、胃を空にするより満たした方が、多少なりとも痛みは緩和されるような気がしました。まずは朝食を兼ねて市場を訪ねます。開店直後ということもあり人気店の「おがわ」が空いていたため、今回はこちらに飛び込みました。
二千円を超す高価な定食や海鮮丼もあるにはあるものの、海鮮は昨晩存分にいただきました。こちらは950円の鉄火丼で十分です。とはいえ値段なりの割り切りは必要ありません。大きな切り身が二重、三重に気前よく乗せられた丼にはかなりの食べ応えがあります。
難癖を付けるならば鮪一辺倒ともいえ、その点では同じ値段で刺身、桜海老に生しらすなど、様々なものをいただける「はまや」の方が自分の好みではあります。しかし、あからさまな観光客目当ての店も多い中、市場の食堂らしい虚飾のない雰囲気は好ましく、カウンター越しに眺める岸壁の景色も上々。混雑時を除けばおすすめできる一軒です。

おがわ
静岡市清水区島崎町149
054-352-0202
1000AM-1800PM
水曜定休(祝日の場合営業し翌日休業)
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小春日和の駿河路へ 2016 - 二日目

2016-11-27 08:33:01 | 東海
おはようございます。昨夜は日付を少しまたいでから宿に戻りましたが、その頃から雨粒が落ち始め、明け方には音を立てて降っていました。しかし目覚めたときには止んでおり、只今雲間から薄日が射してきたところです。最新の予報によれば、昼から再び降るとのことではありますが、二日目は雨で全く使い物にならないと見込んでいただけに、午前だけでも止んでくれそうなのは幸いです。
それはよいのですが、昨日の出遅れを思わぬ形で引きずってしまいました。昨夜飲み食いしすぎたのがたたって胃が痛いのです。飲み食いしすぎといっても三軒のはしご酒であり、普段と比べても特段暴飲暴食だったわけではありません。しかるに胃痛が出てしまったのは、朝食もまともにとらないまま出発し、その後飲まず食わずで走り続けた後、夜にまとめて飲み食いしたからで、そもそもの原因は出遅れにあるともいえます。耐えがたい痛みというわけではないものの、必然的に集中力は削がれてしまうため、もうしばらく横になってから宿を出るつもりです。
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