平和な冬

仏と聖母が去った後、不動の面々で活動してきた公式ライバル達に、再び動きがありました。グループ内でも屈指の知名度を誇る、結成以来の中心人物の離脱が発表されたのです。
世間で報道し尽くされた話題にあえて触れるのは、blogで当人によるカウントダウンが始まったからです。発表後の今月上旬、112なる数字だけの表題が掲げられたとき、それが活動終了時期までの日数であることがすぐさま話題となりました。昨日更新された最新記事ではそれが97となり、早くも100日を切ったことが分かります。この展開を見て思い出すのが、新幹線の開業までを日毎に数えた昨年と一昨年です。冬から早春にかけて、日数が容赦なく減っていくという経験を、今年は違った形で経験することになります。
もっとも、あのときほどの悲愴感はありません。これは、輸送体系を根本から変えてしまう新幹線の開業と違い、今回はいわば一列車、一形式の引退であり、影響がそれほどでもないという事情によるところが大です。ヲタ達の間でも惜別ムードは意外なほどに希薄で、仏、聖母の時と比べても明らかな温度差があります。沸騰し続ける人気とは裏腹に、体力、気力とも限界に近い様子は歴然としていたことから、ヲタ達としても納得せざるを得ないのでしょうか。数字が減っていくにつれ、この空気がどう変わるかが見所ではありますが、当面は平和な冬となりそうです。