日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2016 - 晩酌

2016-01-03 23:58:59 | 晩酌
そのようなわけで、お待ちかねの晩酌の時間となりました。本日の献立はこちらです。
キャンプ場への到着こそ遅れたものの、キャンプを決行することについては早い段階から固まっていました。そこで西条のフジグランで刺身だけ先に押さえておき、桜井海岸を下見した後、こちらへ向かう途中のマルナカで酒と惣菜をいくつか押さえました。ただし温かいものを揃えることができなかったため、あとはコンビニでおでんでもと思っていたところ、キャンプ場の直前にコメリ系と思しきスーパーがあり、具付き出汁付きのうどんが84円の激安だったため即決。ついでに半額のカキフライも押さえ、一通りの品が揃ったという顛末です。養殖ながらも県産の鰤と鯛を半額の見切り価格で押さえるなど、スーパーを三ヶ所回った甲斐あって万全の布陣が完成しました。呑むより早く休みたいと思う時間帯ではありますが、来島海峡を眺めながらの晩酌など生涯一度のことではないでしょうか。心ゆくまで満喫したいものだと思います。

ヱビス・ニッポンピルス
ぶり刺身
真鯛刺身
焼鳥二品
季節のうの花
肉うどん
カキフライ
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新春の四国を行く 2016 - 大角海浜公園

2016-01-03 23:42:10 | 四国
そろそろ日付も変わろうとする頃合いではありますが、ようやく準備が整いました。本日の宿営地となるのは大角海浜公園キャンプ場です。
実は、宿営地の候補はもう一つありました。20kmほど手前にあった桜井海浜ふれあい広場で、現地に乗り込み下見もしています。それを見送りここまで北上してきたのは、悪くはないものの今一つ決め手に欠けたからに他なりません。海岸沿いの小ぎれいで広大な公園の芝地がキャンプ場になっていて、炊事場とテーブル付きのベンチが揃っており、ソロキャンプには必要にして十分でした。加えて先客はなく、頭上には満天の星がまたたくという願ってもない状況です。しかし、唯一画竜点睛を欠いたのは、燧灘に面しているため島影が全く見えず、岸に沿って続く明かりも遠くまばらで、瀬戸内の眺めとしてはいささか淋しく感じられたことでした。そのような状況に至り、来島海峡を間近に望むこのキャンプ場が浮上してきた次第です。
上記の通り、やや淋しいことを除けば申し分のないキャンプ場でした。その時点で時刻も10時に迫っており、これ以上開始が遅くなるよりも、手近なところで手を打とうかと考えたのは事実です。しかし、瀬戸内で、しかも正月にキャンプをするという、この先二度と巡ってくるかどうか分からない機会だけに、場所にはとことんこだわるべきと思い直して、ここまで足を延ばしました。そしてこの選択は吉と出ました。
今治市街を過ぎて来島海峡大橋も通り越し、半島の先端まで北上したところにあるキャンプ場です。ほどよい広さの敷地に屋根付きの炊事場とテーブル付きのベンチがあり、設備としては必要十分。静かな入り江にさざなみが寄せ、彼方に来島海峡大橋の主塔の明かりがまたたきます。加えて秀逸なのは、さほど遠くはない沖合を、長距離フェリーを含む様々な船が航行して行き、かつての北陸本線キャンプ場のごときめくるめく光景が展開することです。ここでキャンプができるとは、まさに最高というものでしょう。小高い山の上には展望台もあり、明日の朝目覚めたときにどのような光景が広がっているかも楽しみです。
桜井海岸で6度だった気温は、ここでは10度に上がりました。先ほどキャンプ道具を運んだときには、汗がにじんできたほどで、今も長袖シャツ一枚に雨合羽の軽装です。さらに冷えても、中にもう一枚着込めば乗り切れるのではないでしょうか。こちらを選んだのは天候面でも正解だったということになります。
ある意味当然のことではありますが、先客の姿はありません。海峡を行き交う船を眺めつつ、心ゆくまで晩酌ができそうです。
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新春の四国を行く 2016 - 千鶴温泉

2016-01-03 22:17:43 | 温泉
その後一般道を延々走って今治にやってきました。このことからお分かりの通り、結局キャンプをする前提で動いています。目指すキャンプ場まであと数kmですが、沿道に銭湯が現れたため、ここで一風呂浴びることにしました。立ち寄るのは「千鶴温泉」です。
温泉空白地帯の四国だけに、今夜の風呂については何の期待もしておらず、また時間が押したこともあり、風呂には入らない方向に傾いていたところでした。それが絶妙な頃合いで古い銭湯が現れるとは、僥倖以外の何物でもありません。初日の長島温泉に続く、地獄に仏の一湯です。

千鶴温泉
今治市鐘場町1-3-6
0898-23-4126
1300PM-2400PM
第二・第四・第五木曜定休
入浴料400円
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新春の四国を行く 2016 - キョーエイ

2016-01-03 18:38:33 | 四国
吉野川北岸の県道を走行中です。沿道のキョーエイで買物を済ませます。ただし、キャンプをするかどうかはいまだ未確定のため、ここで買うのは土産に持ち帰るものだけです。
本日調達したのは職場向けのスナック菓子と、自宅用の柚子とすだちと半田素麺です。それに加えて今回言付かっていたのがキッコーマンの卓上瓶です。母親がいうには、あの見慣れた卓上瓶が、最近どこのスーパーにもないそうなのです。たしかに、スーパーにあるキッコーマンの醤油というと樹脂製の容器に入ったものがほとんどで、昔からある卓上瓶を最近見たという確たる記憶がありません。世の中に使い捨ての風潮が蔓延する中、完成された意匠の卓上瓶にも時代の波が押し寄せているということなのでしょうか。幸いにして立ち寄った店舗には潤沢な在庫があったため、今後のことも考え二本押さえました。
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新春の四国を行く 2016 - 宿探し

2016-01-03 17:21:00 | 四国
昼の部の終了とともに、今夜の宿を手配する頃合いとなりました。ここで一時は見送りに傾いていたキャンプという選択肢が再浮上しています。
徳島でも日中の気温は15度を超える状況でした。現在地では13度に下がり、今後さらに下がってくるとは予想されるものの、初日のように氷点下になる可能性はまずないでしょう。しかも風は全くありません。道南に滞在した10月よりは、今夜の方がよほどキャンプに向きそうです。
加えて、瀬戸内海沿岸には通年入れるキャンプ場がいくつかあると分かっています。自家用車で近畿以西に遠征する機会も、正月の四国が年内唯一となって久しい今、西日本でキャンプができるまたとない機会が巡ってきたわけです。その機会と引き換えにするならば、松山に泊まる機会を一回見送っても惜しくはないような気がしています。どうしても松山で呑みたければ、広島などと組み合わせて列車で再訪するという選択肢もあるため、キャンプに大きく傾いているのが現状です。
そのようなわけで、まずはキャンプをする前提で車を西に走らせ、現地を下見し問題がなければそのままキャンプを張ります。万一閉鎖などの理由により果たせなかった場合には、当初の予定通り松山に宿泊するつもりです。
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新春の四国を行く 2016 - 沈下橋

2016-01-03 16:54:26 | 四国
五時が迫って日差しもほぼなくなってきました。わずかな残り時間で過去にも何度か訪ねた川島の沈下橋を再訪します。四国らしい沈下橋もさることながら、ここから眺める夕景が秀逸なのです。吉野川が左へ大きく屈曲しつつ下り、滔々と流れる水面が茜色の空を映すのがよく、影絵になった彼方の山の立ち姿も様になっています。しかも今日は鱗のような薄雲が浮かび、それが夕日を反射するためなおさら絵になるという状況です。この空が暗闇へと移り行くのを眺めてから移動を再開します。
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新春の四国を行く 2016 - 鴨島駅

2016-01-03 16:25:45 | 四国
MOSを訪ねたついでに鴨島駅にも立ち寄ります。駅前通りからでも分かったのは、寄棟屋根の駅舎にセブンイレブンが入ったことです。四国にセブンイレブンが出店するようになるとは、時代は変わったものだと思います。
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新春の四国を行く 2016 - 旧モスバーガー鴨島店

2016-01-03 16:13:30 | MOS
192号線を西進し鴨島に着きました。駅前の商店街に残るMOSの跡地を定点観測します。角地にある出窓を備えた建物と、その脇に建つ街灯のMマークは何一つ変わることなく健在でした。沖縄の旧名護店と双璧をなすMOSの遺構が、いつまで現状のまま残るかが気になります。
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新春の四国を行く 2016 - 徳島中央郵便局

2016-01-03 14:38:31 | 四国
市街を出るつもりが舞い戻ってきました。郵便局で風景印をもらうためです。
実は、徳島にやってきたはいいものの、写真以外の記念になる品が何もなく、それを少々物足りなく感じていたのです。その点、年賀はがきに風景印を入れてもらえば恰好の記念になります。引き返せる段階で気付いたのは幸いでした。
今回は持ち帰る一枚限りということもあり、窓口のお姉さん直々の押印です。当然陰影には曲がりもかすれもありません。やはり本職の仕事は違います。
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新春の四国を行く 2016 - 可成家

2016-01-03 13:44:49 | B級グルメ
中華そばのはしごも辞さずと「巽屋」に乗り込んだところ、かなりの待ち客が出る大盛況。開店直後に訪ねてもそこそこの先客がいる人気店だけに、昼時ならこうなるのも致し方ないところではあります。今回は縁がなかったものと諦めました。しかし徳島市街を出る間際、支那そばの看板が目に留まり、急遽こちらを二軒目とします。立ち寄るのは「可成家」です。
国道を少し外れた住宅街の中にある店舗は、喫茶店の居抜きかと思うほど小洒落ていて、店内には風合いのよい天然木の椅子とテーブルが奢られています。主役の支那そばは豚骨と鶏ガラを使った白、徳島風の黒、「香り」と称する魚介風味の三本立てで、さらに担々麺が加わります。唐揚、餃子、炒飯なども充実した品書きは、純然たる中華そば専門店と少々異なる趣です。
ここは当然黒を注文。150円増のチャーシューも迷うことなく選びました。運ばれてきた支那そばは、チャーシューを基本の3枚分と追加の3枚分、合わせて6枚綺麗に並べた目にも美しい一品で、味わいも当然期待を裏切りません。こくまろとの触れ込みは言い得て妙です。
小洒落た店の雰囲気が、徳島の中華そば専門店に対して自分が求めるものと合致するかといえば、必ずしもそうとはいえません。しかし、味に関する限りはこれまで訪ねた名店にも一切引けをとらない逸品でした。

可成家
徳島市南庄町1丁目27 エクラドゥース1階
088-631-4158
1100AM-2300PM(売切御免)
水曜定休(祝日の場合翌日休業)
支那そば黒600円
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新春の四国を行く 2016 - 半袖投入

2016-01-03 12:04:16 | 四国
徳島に着いた頃から感じていたのは、東海地方よりも明らかに暖かいということです。日中になるとその傾向はより顕著となり、気温は今のところ14度まで上がっています。気温もさることながら日差しの暖かさが違い、車内にいると軽く汗ばんできます。念のため持参していた半袖シャツが、ここで出番となりました。
徳島でこれなら愛媛はなおさらでしょう。今夜は松山泊の予定ではありますが、この陽気ならキャンプも十分成り立つところでした。
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新春の四国を行く 2016 - 錦竜水

2016-01-03 11:54:11 | 四国
「いのたに」にはもう一つよいところがあります。すぐ近くに湧水があり、中華そばで渇いた喉を癒せることです。その「錦竜水」に今回も立ち寄ります。湧水もさることながら、眉山を背にした寺町の一角の佇まいも秀逸で、徳島では毎回必ず訪ねる場所の一つです。
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新春の四国を行く 2016 - いのたに

2016-01-03 11:05:29 | B級グルメ
まずはお約束の「いのたに」で中華そばをいただきます。徳島の中華そばの代名詞であり、喜多方でいうなら「坂内食堂」のような存在です。天邪鬼が敬遠しそうなところを、ここに限って何度も足を運ぶのは、道順が分かりやすくて経路上も無駄がなく、駐車場にも十分な収容力があり、さらには開店が10時半で朝食にちょうどよいという事情によります。しかしそれ以上に秀逸なのが、老若男女問わない地元客で賑わう店内の雰囲気と、コの字カウンターを二つ並べた清潔かつ機能的な店内の造りです。
昨晩「道麺」の中華そばをいただいたとき、「アサヒ」の鍋焼うどんのような甘辛さだと形容しましたが、こちらは中華そば本来の塩辛いスープで、その分旨味も際立っているような気がします。同じく鍋焼うどんに例えるならば、さしずめ「ことり」ということになるでしょう。モチモチした食感のご飯との相性も申し分ありません。去年は時間に余裕がなく、素通りせざるを得なかったということもあり、二年ぶりの味わいは格別でした。

いのたに
徳島市西大工町4-25
088-653-1482
1030AM-1730PM
月曜定休
中肉+めし800円
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新春の四国を行く 2016 - ハイパーインメイアップ徳島

2016-01-03 10:29:15 | 四国
出発します。昨晩世話になったのはハイパーインメイアップ徳島でした。姉妹店のハイパーインホテル越久を含め、これで三回連続同系列の宿に泊まったことになります。
和室が選べる状況なら、前回泊まった越久が設備の古さを補って余りある状況でした。しかし今回は洋室のみとのことだったため、もう一軒のメイアップを選んだ次第です。前回ここに泊まったのは、珍しく列車で四国を旅したときで、駅から想像以上に遠くて難儀しました。しかし、11号線からは右折1回、左折2回でたどり着くという分かりやすい場所にあり、車ならば利便性はむしろ高いものがあります。
加えて料金は最安値に近く、それでいながら設備は清潔で必要十分、川の畔の静かな立地で呑み屋街も徒歩圏内と申し分ありません。しかも今回は、宿の好意でかなり広めのツインルームを融通してもらうというおまけつきでした。やはり、徳島ではここか系列店を選んでおけば間違いなさそうです。
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新春の四国を行く 2016 - 三日目

2016-01-03 08:36:08 | 四国
おはようございます。昨夜はさほど深酒したわけではなかったものの、二日にわたる激走と前夜の車中泊の疲れが出て、宿に戻るやいなやシャワーも浴びずに倒れ込むという顛末でした。今朝も遅めの起床です。10時のチェックアウトと同時に出て、朝食代わりに中華そばをいただいた後、松山へ向かって下るという流れを予定しています。
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