日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2016 - 可成家

2016-01-03 13:44:49 | B級グルメ
中華そばのはしごも辞さずと「巽屋」に乗り込んだところ、かなりの待ち客が出る大盛況。開店直後に訪ねてもそこそこの先客がいる人気店だけに、昼時ならこうなるのも致し方ないところではあります。今回は縁がなかったものと諦めました。しかし徳島市街を出る間際、支那そばの看板が目に留まり、急遽こちらを二軒目とします。立ち寄るのは「可成家」です。
国道を少し外れた住宅街の中にある店舗は、喫茶店の居抜きかと思うほど小洒落ていて、店内には風合いのよい天然木の椅子とテーブルが奢られています。主役の支那そばは豚骨と鶏ガラを使った白、徳島風の黒、「香り」と称する魚介風味の三本立てで、さらに担々麺が加わります。唐揚、餃子、炒飯なども充実した品書きは、純然たる中華そば専門店と少々異なる趣です。
ここは当然黒を注文。150円増のチャーシューも迷うことなく選びました。運ばれてきた支那そばは、チャーシューを基本の3枚分と追加の3枚分、合わせて6枚綺麗に並べた目にも美しい一品で、味わいも当然期待を裏切りません。こくまろとの触れ込みは言い得て妙です。
小洒落た店の雰囲気が、徳島の中華そば専門店に対して自分が求めるものと合致するかといえば、必ずしもそうとはいえません。しかし、味に関する限りはこれまで訪ねた名店にも一切引けをとらない逸品でした。

可成家
徳島市南庄町1丁目27 エクラドゥース1階
088-631-4158
1100AM-2300PM(売切御免)
水曜定休(祝日の場合翌日休業)
支那そば黒600円

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