日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2016 - 道麺

2016-01-03 00:31:48 | B級グルメ
二軒はしごし、あとは中華そばで締めくくればという状況です。しかるに今夜の賑わいは尋常でなく、前回世話になった「阿波屋」の前には大量の待ち客が出ており、もう一軒の有名店の前にも同じく待ち客が出ていました。そのような中、待ち時間なしで入れる店を発見したため飛び込みました。訪ねるのは「道麺」です。
「阿波屋」と同様、若い店主が造った店らしき外観ではありますが、店内は長いカウンター一本のみと潔く、主役の中華そばも量の大小と肉入り、あとは生卵などのトッピングを選ぶだけという簡素さで、虚飾のない専門店の趣です。呑んだ後ゆえ、中華そばのミニという選択も考えはしたものの、やはりここは手堅く肉入りの小を注文。基本の中華そばでもチャーシューが三枚乗るところへ、肉入りではかなりの量のバラ肉が乗ります。これで150円増ならお値打ち品でしょう。
そのバラ肉はかなり甘めに煮込まれており、たとえていうなら松山「アサヒ」の鍋焼うどんに通ずるものが感じられます。夜八時の開店ということは、酔客を狙った店なのは明らかです。ならばあっさり仕上げてくるのかというと、その対極ともいうべき味で勝負するところに店主の矜恃が感じられます。特注品と思しき極細の麺も秀逸でした。

道麺
徳島市富田町2-40-2
088-655-8837
2000PM-400AM
火曜定休
肉入り小800円
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