日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2016 - 全行程終了

2016-01-05 20:15:08 | 東海
全行程終了です。現在の気温は9度、数字の上ではキャンプをした夜と大差ないにもかかわらず、体感温度はかなり低く、今日は終始長袖二枚に雨合羽の準耐寒装備でした。数字には現れない瀬戸内の暖かさを、最後の最後に実感しています。
昼の部があっさり終わったことで、終了時刻も繰り上がり、昨年との比較で二時間近く先行しています。昨年は東名の事故渋滞の影響で、豊川まで一般道を延々走らなければならないという誤算がありながらも、どうにか三時には帰宅しました。その実績から類推すると、疲労度が大きいという懸念材料を考慮してもなお、破綻のない時間に帰れる目処が立ちつつあります。
今のところ伊勢湾岸道も東名もほぼ全線にわたり順調との情報が入っています。しかし、なまじ余裕が出るとすぐさま悠長な行動をとってしまうのが自分の悪い癖です。とりあえず23号線を走れるだけ走ってから高速道に乗る方針で進みます。現実的な線では音羽蒲郡まで一般道というのが最長となりますが、どこまで行くかは時刻と道路状況次第です。
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新春の四国を行く 2016 - スガキヤ

2016-01-05 19:54:54 | B級グルメ
五日間の旅もいよいよ大詰め、移動の前の腹ごしらえを済ませます。大トリを飾るのは道中二度目の登場となるスガキヤです。
讃岐うどんほどではないものの、スガキヤの閉店は総じて早く、相当数の店が七時半ラストオーダーで、八時半までには大部分の店が閉店します。その結果、移動の前の腹ごしらえには選びづらいのが実情です。しかし、今回は少し早めに進行していることもあり、桑名のイオンにある店舗に入ることができました。注文はもちろん特製ラーメン、ただし眠気防止のため大盛は避けました。
ちなみに、店内に「ザ・プレミアムラーメン」なるものの発売予告が掲示されています。商品写真を見る限り、大きめのチャーシューが二枚乗ること以外、通常のラーメンと同じようにも見えます。しかし、チャーシュー五枚に温泉卵も乗る特製ラーメンと同価格である以上、チャーシューだけの違いではないようにも思えます。18日からの販売ということで、今回は残念ながら確かめることができません。次回訪ねるときにも残っていれば、特製ラーメンに代えて一度試してみるのもよさそうです。

★スガキヤ桑名イオン店
桑名市新西方1丁目22番地200 イオン桑名SC2F
0594-27-0710
1000AM-2030PM(LO)
第1594号
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新春の四国を行く 2016 - 旧モスバーガー東員店

2016-01-05 19:13:10 | MOS
MOSには寄らないと申しましたが、MOSの跡地についてはこの限りではありません。旧東員店を定点観測します。
MOSを運営していた地元のスーパーが、近くにできたイオンの大型店のあおりで倒産に追い込まれ、MOSもそれと運命を共にしたことについては、前回記した通りです。MOSの本部が、あろうことかそのイオンのフードコートに出店するという、古くからのオーナーを踏みにじる仕打ちを働いたことについても。そのMOSとスーパーは、一年ぶりに再訪した今回も何一つ変わらず残っていました。
破産という形で終わっただけに、跡地に居抜きで入る業者がなければ更地にするまでのことです。もちろん、スーパーが立ち行かなくなったことでこのような事態になった以上、後継の業者が現れる可能性は極めて低いと言わざるを得ません。しかし更地にしようにも、なまじまとまった面積だけに買い手がつかず、亡骸をそのまま晒しているというのが実態なのでしょうか。一年以上放置されているにもかかわらず、荒れた様子がほとんどないのがせめてもの救いです。
一昨日訪ねた旧鴨島店と、沖縄の旧名護店が、MOSの遺構の双璧だと申しましたが、独立した建屋がほぼそのまま残っているという点では、こちらはさらに上を行くといえるかもしれません。しかし、悲運の最期を遂げたMOSが、無残な姿を晒し続けるのは見るに忍びないのも事実です。さりとて取り壊されてしまえばそれはそれで切なくなるのでしょう。何とも複雑な心境です。
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新春の四国を行く 2016 - 片岡温泉

2016-01-05 17:59:42 | 温泉
その後空がますます暗くなってしまい、ほとんど見せ場のないまま昼の部は終了。あとは名阪国道を亀山まで走り、東名阪道の渋滞を避けつつ一風呂浴びて腹ごしらえする最終盤です。今年も湯の山の片岡温泉にやってきました。
昨日仏生山温泉を訪ねたとき、日帰り温泉施設の建物では仏生山温泉とここが双璧だと申しました。白木、白壁、ガラスを基調にした、温泉施設離れした瀟洒かつ斬新な建物には、毎度のことながら感嘆するしかありません。最初に訪ねたときこそ、その凝った造りを事細かに書き留めようとしたものの、何度か足を運んだことによって、そのような試み自体おこがましいという考えに変わってきました。この建物を適切に評価するには、設計者自身、あるいは建築の専門家によるしかなく、素人が知ったかぶりして語ろうとするなど、十年早いように思えてならないのです。高速道の渋滞をやり過ごすこともできてまさしく一石二鳥、やはり西日本からの帰り道にここへ寄らない手はありません。

ちなみに前回の記録によると、ここに立ち寄ったのは六時台の後半ということになっており、さらにその後MOSにも寄っています。今回MOSに寄るつもりはないため、今のところ実質二時間近く先行しているわけです。しかし決して楽観はしていません。早い時間帯にはその分道も混んでおり、早く出ればその分早く帰れるというものでもないからです。そして何より、今日の疲労感が尋常ではありません。四泊のうち宿泊したのが徳島の一回のみで、あとは車中、テント、船中で乗り切ってきた以上当然のことではあります。このまま行けば、高速道に乗るなり疲労が噴出してくるのは必至です。
幸いにして、横になって休める畳の休憩室があるため、ここで小一時間休息してから動くつもりです。ここまで先行した時間を注ぎ込むことになるとはいえ、その分復路の移動によい状態で臨めることを考えると、結果としてはその方が有利になると見込んでいます。

★片岡温泉
三重郡菰野町菰野4800-1
059-394-1511
600AM-2400PM
入浴料600円
泉質 アルカリ性単純温泉
泉温 45.2度
pH 8.5
湧出量 780l/min
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新春の四国を行く 2016 - 餃子の王将

2016-01-05 14:11:50 | B級グルメ
腹を満たすことだけを目的にするならともかく、旅先でいただくならばその土地ならではのものを選びたいという考えが常にあります。それにこだわるあまり、飯時を逃してしまうこともしばしばです。牛丼以外の選択肢を見つけられず、いつまで経っても食事にありつけなかった元日などはその典型でした。本日もそのような状況に陥り、二時を回ってようやく遅い朝食兼昼食、もとい昼食兼三時のおやつの時間がやってきました。そこまで粘った末に選んだのは餃子の王将です。
このような結果となったのにはもちろん理由があります。そもそも、一般道を延々走ってきたことで、奈良に着くのが最速よりも二時間遅れになりました。ここまで延びると予想できれば、朝食をとっておいた方が賢明だったといえるでしょう。しかしそれはあくまで結果論です。
奈良を経由する前提でまず選択肢に入れていたのが、スタミナラーメンの彩華です。しかし、過去に何度か訪ねたときは、ことごとく大量の待ち客が出る大盛況で、取りつく島もなかった人気店です。ある程度の覚悟をして乗り込むと、待ち客こそいなかったものの依然としてかなりの混みようでした。もちろんこうなることはある程度想定しており、その際の選択肢として用意しておいたのが王将だったという次第です。
牛丼を敬遠しておきながら結局王将に入るとは、端から見れば五十歩百歩のようにしか思えないでしょう。しかし、近畿を発祥とするチェーンであり、東日本と西日本では品書きも違います。天下一品のラーメンと同様、時折無性に恋しくなる中毒性もあります。彩華の混み合った店内よりも、王将の明るいオープンキッチンのカウンターの方が、居心地よく食事ができそうだと考えての選択でした。

★餃子の王将 奈良東九条店
奈良市東九条町1496
0742-64-1522
平日 1100AM-2400PM(LO)
日曜・連休最終日 1100AM-2230PM(LO)
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新春の四国を行く 2016 - 平城宮跡

2016-01-05 13:27:01 | 近畿
阪奈道路で奈良市街に入りました。神戸からの移動時間は約三時間、阪神高速経由に比べ、実に二時間余計に消費したことになります。しかし、2号線を久々に走り、さらには御堂筋に堺筋など、自家用車では初見に近い大阪市街の道を走れたのは貴重な経験です。この曇り空では他に有効な使い道もなく、今回はこれでよかったと納得しています。
往路は完全に素通りした奈良市街に、今度は明るいうちに戻ってきたため、お約束の平城宮跡に立ち寄って行きます。遮るものが何もない広々した空間こそここのよさであり、それは取りも直さず青空の下でこそ真価を発揮するということに他なりません。よって今回立ち寄ったからといって、奈良を訪ねたなどと称するのはあまりにおこがましいものがあります。しかし、そういいながらも記念撮影だけはしてしまうのが悲しい性です。
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新春の四国を行く 2016 - 2号線

2016-01-05 11:03:09 | 近畿
阪神高速に乗るかというとさにあらず。2号線を走って大阪市内に入りました。只今沿道のファミリーマートで小休止をとったところです。悠長なことをしているのは、空が曇って先を急ぐ状況ではなくなったのが一つ。それに加えて、阪神間の2号線特有の雰囲気を久々に体感したかったという理由もあります。
何が特有かといえば、車線にも路側帯にも十分な広さがあり、なおかつ線形がほぼ直線で見通しが非常によいことです。しかもそれは、北海道によくある定規で引いたような直線路とは少し違う、適度な起伏と曲線のある線形です。そのような見通しと線形のよさもあって、交通量の割には流れが滞る区間がほとんどなく、煩わしさを感じることなく走れてしまうのも特徴です。北海道の12号線にもどことなく通ずる、走っていて楽しくなる道の一つであり、その雰囲気を体感することこそ真の目的でした。
この先野田阪神で左折をすると、そのまま一本道で阪奈道路につながり、その後右左折各一回で名阪国道に入ります。最後の長距離移動まで、高速道路の世話になる場面はないかもしれません。

ちなみに、ファミリーマートで「阪神名酒場100」なる情報誌を発見。阪神とはいっても大阪は一切取り上げず、阪神間と神戸の酒場に特化した一冊でした。聞けば京都と大阪についてはそれぞれ別に書籍化されているとのことです。関東については経験の蓄積もあり、雑誌で紹介される情報はおよそ既知となっているのが現状ではありますが、京阪神については情報量が格段に違い、未知の部分が多々あります。帰京後に残る二冊も押さえておくのがよさそうです。
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新春の四国を行く 2016 - 摩耶山

2016-01-05 08:22:05 | 近畿
そのようなわけで、摩耶山の山頂にやってきました。市街で9度だった気温は1.5度に下がりました。氷点下6度、7度まで冷えた前回に比べればどうという寒さではないものの、標高が700m上がるとさすがに冷えます。駐車場に他の車は皆無、ロープウェイは火曜運休で、三人いた地元の散歩も程なくして去り、現在山頂には自分一人という状況です。
六甲山ではなく摩耶山を選んだのは、西にある中心街の眺めがよい六甲山頂に対し、こちらでは東西両方向を眺望でき、朝焼けを眺めるならばこちらの方が上だろうと見込んだからです。その見立ては大筋において誤ってはいなかったものの、必ずしも期待通りではありませんでした。
というのは、遠景が春先のごとく非常に霞んでおり、特に大阪方面が全く判然とせず、写真に撮るとこれがどうにも絵になりません。そのような中、唯一様になっているのが六甲アイランドの方角です。神戸市街全体が霞に包まれる中、六甲アイランドの周辺だけ朝日が水面に反射し、岸壁に停泊する大型船が影絵のように浮かび上がっており、これが唯一の収穫となりました。
もっとも、写真写りはともかくとして、よい眺めには違いありません。去年素通り同然で終わってしまった神戸に対し、せめてもの罪滅ぼしができただけでもよしとします。阪神高速は順調に流れているとの情報が入ってきたため、今回はこれで切り上げ移動を開始します。
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新春の四国を行く 2016 - 五日目

2016-01-05 06:23:45 | 近畿
おはようございます。その後神戸港に到着し、記念撮影と給油を済ませたところです。本日は出発地までの移動が中心となるだけに、残りの走行距離も一定の範囲に収まると予想されます。今回の給油分で帰着まで走り通すことができそうです。
給油所の目の前には阪神高速の入口があり、すぐさま乗れば朝の混雑時を避けて大阪市内を通過できると思われます。しかし、今回はあえて摩耶山で日の出を眺めてから行こうと考えています。というのも、このまま早々に出発してしまえば、船から下りて給油をしただけという、素通り同然の結果になってしまうからです。去年もほぼ同様の結果だったこともあり、それではあまりにお粗末と考えました。多少の混雑については覚悟します。
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新春の四国を行く 2016 - 出航

2016-01-05 01:03:35 | 四国
只今定刻より少し遅れて離岸しました。神戸まで四時間余りの航海が始まります。
車両甲板が吹きさらしになっていて、デッキからも眺められるのがジャンボフェリーの特徴ですが、今日は今まで利用した中でも目に見えて積載車両が多く、特に大型車の数が違います。よくよく考えると、今まで乗船したときは、三が日こそ終わっていても、正月休みの延長に等しい土曜、日曜だったと記憶しています。それが今年は、三が日が暦通りの三連休となり、翌日からは何の変哲もない平日が始まって、日常への切り替えもその分早まったということなのでしょう。復路の東名は大型車で混みそうです。
フェリーで港を出るときは必ずデッキに立ち、遠ざかる町の明かりをいつまでも眺めている未練がましい性分ではありますが、前夜のキャンプの疲れが残っており、なおかつ明日は出発地まで600kmの大移動が控えています。函館、鹿児島などの横綱級に比べれば、高松の出港などたかが知れていることもあり、今夜は早めに船室へ戻るつもりです。
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