日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2015 -全行程終了

2015-01-06 21:56:16 | 東海
全行程終了です。現在の気温は5.5度、初日ほどではないにしてもかなり冷えます。西へ下るにつれて暖かくなり、引き返すにつれて寒くなるという展開が瀬戸内の旅ならではでした。
例によって弥富か飛島までは一般道を、そこからは高速道を経由して帰ります。時間が押してきているとはいえ、前夜夜行のフェリーで仮眠しかとれなかった過去二年と、布団で熟睡した今年とでは状態が違います。それなりの時間で走り切れると見込んでいますがどうなるでしょうか。次は帰着後にお会いしましょう…
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新春の四国を行く 2015 -モスバーガー東員店

2015-01-06 21:47:54 | MOS
五日間の長旅にも仕舞いの時がやってきました。しかし、今回は非常に残念な形で活動を終えなければなりません。去年もトリを飾った東員のMOSが、とうとう閉店してしまったからです。
四国への旅で必ず立ち寄っていたMOSといえば、一昨年惜しまれつつ閉店した徳島山城店があります。その徳島山城店については、近隣に実質的な後継店舗ができ、しかもその店舗が近年のMOSとしては珍しく真っ当な店舗で、それがせめてもの救いとなったわけなのですが、こちらの店舗は非常に残念な最後を迎えました。オーナーの倒産により、併設のスーパーもろとも突如として閉店を余儀なくされたのです。
近隣にイオンの超大型店ができた時点で、こうなるのはある程度覚悟していたことではありました。しかし、四半世紀以上続いてきた古参店舗としては、あまりに淋しい最後でした。しかもやりきれないのは、閉店の元凶となったイオンに、MOSが安いフードコート店を出店したことです。長年MOSを支えてきた地場のオーナーを踏みにじる行為は、自分が「MOSは死んだ」と確信した出来事でもあります。そのような経緯があるだけに、最後の最後はここを訪れ、ごくろうさまでしたと一声かけずにはいられなかった次第です。
主を失った店舗からは看板も外され、月明かりの下で無言のまま佇んでいます。背の高い三角屋根を吹き抜けにして、妻面を全面ガラス張りにした意匠が印象的で、古いながらも小ぎれいに手入れされたよい店舗でした。西日本からの帰りには決まって立ち寄り、最後の長距離移動の前に束の間の休憩をとった、ひとかたならぬ思い出のある店舗だけに、このような最後を見届けなければならないのは誠に忍びないものがあります。しかしもう取り返しがつきません。一つだけ言えるのは、MOSは古くからのオーナーをも平気で切り捨てる、血も涙もないチェーンに成り下がったということでしょう。路地裏出店を標榜していた古きよき時代のMOSには、今後も通い続けるつもりであり、今日のようにたまたま近くに新店舗ができれば、ついでに立ち寄るにもやぶさかではありません。しかし、かつてのように片っ端から訪ねて歩く意欲は失せたというのが率直なところであります。
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新春の四国を行く 2015 -モスバーガー菰野店

2015-01-06 20:44:42 | MOS
続いては菰野にできた新MOSを訪ねます。去年訪ねた四日市のMOSが閉店し、入れ替わるようにしてできたのがこの店舗で、実質的には移転開業ということになるのでしょう。二十年来変わっていないであろう古びた店舗が印象的だっただけに残念ですorz
一帯はつい最近から郊外型店舗の集積地として開発され始めたようで、MOSも手狭になった四日市の店舗を閉めて移ったということなのでしょう。その中でもとりわけ巨大なイオンタウンの一角に、安普請の店舗を造ってはいないかとの懸念は幸いにして杞憂に終わり、それより少し四日市寄りに独立した店舗を構えていました。
箱型の店舗は遠目に見れば平凡ながら、石積み風のタイルがライトアップで浮かび上がり、張り出した庇の下にはテラスがあるなど雰囲気は上々で、暗い中でも一目で安いと分かった最悪期の店舗に比べて大分まともになっています。その傾向は店内においても同様です。箱型の建屋を吹き抜けにして、天井に白木の細い板を並べ、頭上の空間に木組みを巡らせるという造りは、昔も今も変わらぬMOSの定番ながら、一時はその木組みが材質、継ぎ方とも話にならない安普請で辟易させられたものでした。その点この店舗の造りには抜かりがありません。テーブルに使われた白木風の安っぽい化粧板は相変わらずでも、幅にはかなりの余裕があり、これもノートPC一台分の幅しかなかった最悪期の水準から改善しています。抜きん出た美点こそないものの、一時期横行していたあからさまな安普請が何かにつけて改善されたのは歓迎すべきことでしょう。

モスバーガー菰野店
三重郡菰野町大字宿野字神明田405-4
059-337-8181
700AM-2200PM
第5089号
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新春の四国を行く 2015 -奥田食堂

2015-01-06 19:20:14 | B級グルメ
休憩場の一角で、外の窯で焼いたと思しきパンが売られていたため、こちらで移動前の腹ごしらえを済ませます。パン食の習慣は持ちませんが、あの窯で焼いたパンがどんなものか試してみたかった次第です。惣菜パン二つにメロンパンを買い求め、風呂上がりの牛乳とともにいただきます。
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新春の四国を行く 2015 -片岡温泉

2015-01-06 18:38:29 | 温泉
亀山で名阪国道を下り、そこから湯の山にやってくるという展開は、奇しくも去年の活動と同様になりました。目当てはもちろん片岡温泉です。
前回訪ねたときは、ごく普通の日帰り施設だったこの温泉が、アクアイグニスなる複合施設の一角に組み込まれ、温泉とは思えない瀟洒な施設に一変していたのを大いに驚き、それと同時にいたく感心させられたものでした。今回再訪してもその印象は変わらず、むしろ深化した感さえあります。
浴場はもちろんのこと、広々した玄関とそれに続く休憩場も実に秀逸。白壁とフローリングを基調に、部材の異なる上質な天然木をを効果的に配置し、椅子、テーブル、ソファなど調度品の一つに至るまで、デザイナーによる周到な配慮がなされているのがありありと感じられます。少なくとも、安普請に成り下がった近年のMOSより、こちらの方がよほど居心地のよい空間です。四日市の渋滞をやり過ごすにもちょうどよく、西日本からの帰り道には、ここが恰好の立ち寄り場所となるかもしれません。

★片岡温泉
三重郡菰野町菰野4800-1
059-394-1511
600AM-2400PM
入浴料600円
泉質 アルカリ性単純温泉
泉温 45.2度
pH 8.5
湧出量 780l/min
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新春の四国を行く 2015 -達成

2015-01-06 17:16:38 | 
通算15万kmに到達です。達成地点は国道25号線加太小学校前でした。事前情報通り砂利道同然の曲がりくねった道が続き、本当にここかと一抹の不安が漂う場面はありながらも、程なくして旧街道らしい家並みが現れ、それが途切れてしばらく進んだところで到達と相成りました。直前の旧街道に比べ、眺めとしては何の面白味もない町中ながら、かなり広めの路側帯に止まって記念撮影もできたのは幸いです。
前回の節目であった14万kmを達成したのは去年の早春、それから一年弱で1万kmを走ったことになります。その間事故というあるまじき事態を引き起こし、一時は車も全損かという状況を経験しただけに、それを乗り越えての達成には今まで以上に感慨深いものがあります。次の1万kmはくれぐれも無事故で走り通したいものです。
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新春の四国を行く 2015 -あと10km

2015-01-06 16:39:18 | 東海
通算15万kmまであと10kmに迫ったため、伊賀ICで名阪国道を下りました。地図上では二つか三つ先のICでも間に合いそうではあるものの、下りていきなり達成するより、達成が近付くのをより実感できる方を選びました。
それはよいのですが、天候に加えて時間帯の関係もあり、今の時点で暗くなるかどうかの瀬戸際といった状況です。加えてこれから行く25号線の旧道というのが、名阪国道とは対照的な、酷道の一つにも数えられる寂れた裏街道で、やはり記念すべき瞬間を迎えるには今一つと言わざるを得ません。ツーリングマップルRには、ご丁寧にも「砕石ダンプとのすれ違い不可 雑然とした雰囲気の荒れた道」との注意書きがあります。路肩で記念撮影できる程度の場所があってくれればよいのですが。
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新春の四国を行く 2015 -平城宮跡

2015-01-06 15:09:13 | 近畿
神戸と大阪の中心部で若干の渋滞はあったもののおおむね順調に走行し、西名阪道は使わず阪奈道路で県境を越えました。図らずも奈良に戻ってきたため、平城宮跡で記念撮影します。あいにくの天候にたたられ見物客は皆無、広い駐車場には三台の車が止まっているに過ぎません。
通算15万kmまではあと80kmに迫っており、このまま走ると名阪国道上での達成となります。しかし、駐停車もできない本線車道上では興ざめ必至だけに、直前でICを出て旧道を走ろうと考えています。今回も節目には今一つの条件ではありますが、明るいうちに達成できそうなのがせめてもの救いです。
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新春の四国を行く 2015 -淡路サービスエリア

2015-01-06 12:55:22 | 近畿
単調な移動に対する抵抗はありながらも、鳴門から高速道を粛々と走り、淡路島の北端まで移動しました。高速道の割引が事実上適用されない平日ではありますが、神戸淡路鳴門道に関する限り、全線通しで乗るとかなりの幅の割引が適用されるため、費用対効果は絶大なるものがあります。
この先の第二神明、阪神高速は平日休日に関わりなく同一料金のため、少なくともそこまでは粛々と移動することになります。流れさえよければ一時間で大阪を通過し、中京圏へ夕方までに到達する目処が立つでしょう。その場合西名阪道は使わず、往路と同様阪奈道路で奈良との県境を越えます。
ちなみに気温は朝方より若干下がって現在8.5度、小降りながらも止み間なく雨が落ちてきます。彼方に鎮座しているはずの明石海峡大橋も、手前の主塔の一部が見えるに過ぎず、対岸の神戸市街は影も形も分かりません。淡路島から神戸側に渡るときの眺めがとりわけよいだけに、久方ぶりの機会がこのような条件となってしまったのは残念です。とはいえ、とにかく先を急がなければならないという事情を考えると、今日はこれでよかったのかもしれません。
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新春の四国を行く 2015 -移動開始

2015-01-06 11:55:19 | 四国
予想通りというか何というか、徳島に午前一杯滞在してしまいました。これ以上の長居は破綻に直結するため、給油を済ませて長距離移動を開始します。出発からの走行距離は1100kmに達しており、通算15万kmまではあと250kmです。
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新春の四国を行く 2015 -巽屋

2015-01-06 10:53:51 | B級グルメ
時間が押すとは分かっていても、最後に中華そばをいただかずには終われません。「巽屋」の開店を待って乗り込みました。
錦竜水の近くにある「いのたに」を素通りしてわざわざやってきたのは、ここの中華そばでご飯をいただくためです。徳島の中華そばとご飯の相性は全国随一ですが、この店に立ち寄るというと「いのたに」とのはしごだったり、夜の部との関係上控えめにせざるを得なかったりで、ご飯をいただいたことが一度もありません。今回は二軒はしごする時間的な余裕がないこともあり、ようやく宿願達成と相成りました。こちらの期待通り、濃い味のスープ、甘辛いバラ肉とご飯との相性は最高で、これなら大盛りも難なくいただけてしまいそうです。

巽屋
徳島市住吉5-68-1
088-653-3839
1030AM-2015PM
水曜定休
肉入り大+ライス小850円
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新春の四国を行く 2015 -錦竜水

2015-01-06 10:23:37 | 四国
毎度おなじみ錦竜水に立ち寄ります。湧水もさることながら、眉山の麓に寺社が散らばる独特の街並みも秀逸です。
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新春の四国を行く 2015 -ハイパーインホテル越久

2015-01-06 09:02:21 | 四国
出発します。昨晩世話になったのは「ハイパーインホテル越久」でした。前回泊まったとき世話になった「ハイパーインメイアップ徳島」の姉妹店で、繁華街を少し外れた川沿いの静かな立地はよく似ています。メイアップも悪くはなかったものの、ここでは和室に泊まれるという点が決め手となりました。
メイアップと違い、こちらの建物にはかなり年季が入っています。しかも、泊まった和室からの眺望は全くありません。しかし、部屋は小ぎれいに手入れされており、広さも一人客には必要にして十分、布団の寝心地も上々でした。加えて、同じ階に宿泊客がいなかったのか、一晩中静かだったのは幸いでした。おかげで十分な休養をとり、最終日の長距離移動に臨むことができます。
施設が古い分、接客で補おうとする姿勢にも好感が持てました。こちらが車で乗り付けるやいなや係員が出迎えて荷物を運んでくれ、エレベーターにも先回りして案内するといった具合です。快適に過ごせたことに感謝します。
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新春の四国を行く 2015 -五日目

2015-01-06 08:03:20 | 四国
おはようございます。昨夜は「瀬戸際」を出た後うどんで締めくくったつもりが、宿の近くに中華そばの店があったため、さらに重ねて入るという顛末でした。以前自ら開拓し、今回も二軒目に予定していた「南都くろしお」が、2日と3日に営業して4日から7日まで休むという変則営業で、再訪の機会を逃してしまったのが残念でした。それなら3日は徳島、4日は松山の順で泊まり、最後に高松から夜行のフェリーで神戸へ渡るのがよかったのかもしれません。とはいえ、「瀬戸際」が道中最後の夜を飾るにふさわしい店だっただけに、昨晩の結果自体には満足しています。

さて、快晴だった昨日と違い、今朝の空は鉛色をしています。間もなくこの空から雨が落ち、昼過ぎまで降り続くことになっています。その間にどれだけ距離を稼げるかが勝負となるでしょう。
初日は未明に出発し、神戸に着いたのは日付が変わる少し前でした。つまり20時間ほどかかっています。現在地が神戸より100km以上遠い徳島であることを考えると、同じように走れば帰着時刻は翌朝になります。それは当然許されないため、残念ながら今日は移動の時間が大半とならざるを得ません。
経験上、夕方までに中京圏へ到達すれば、どうにか帰り着けるということは分かっています。高速道路ばかりの単調な移動は本来したくないのですが、鳴門から天理までは全区間高速道路、そこから先も名阪国道を使い、早めに距離を稼いでおこうかと思っています。
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