日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2016 - ジャンボフェリー

2016-01-04 23:47:51 | 四国
出発から約1170kmを走ったところで四国での全行程は終了です。毎度おなじみジャンボフェリーの乗り場にやってきました。神戸までの航送料金は5490円也。自走する場合のガス代、高速代の合計とほぼ同額です。この料金で、休んでいる間に神戸まで運んでくれるとはまことにありがたく、少なくとも片道はこの航路に頼らざるを得ません。
実は、MOSを出てさらにまっすぐ北上すれば、フェリー乗り場に直行できるところでした。しかるに今回、自分にしては珍しく時間が余りました。そこで高松駅に立ち寄って時間稼ぎをしたものの、それ以上の使い道が思い当たらず、出航の一時間以上も前に早々とフェリー乗り場に着いてしまいました。今回の高松滞在は、何とも中途半端な結果で終わったことになります。
初日に出遅れなければ、徳島、松山、高松の三都市に全て立ち寄り、それぞれ明るいうちに一定時間滞在できるはずでした。ところが初日の出遅れが最後まで響き、松山には行き損なって、高松も日没後に短時間滞在しただけに終わりました。三日のはずだった四国滞在が一日削られたというのが数字上の結果ではありますが、実際の損失は数字以上のものがありますorz
もっとも、徳島の滞在はおおむね狙い通りの結果に終わり、来島海峡でのキャンプは最高でした。往路に寄った三重を含めて考えると、三勝二敗、うち一つが不戦敗といったところではないでしょうか。それならそこそこの出来といえなくもありません。もちろん、不戦敗に終わった松山は機会を改め再挑戦します。近いうちにまたお会いしましょう…
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新春の四国を行く 2016 - モスバーガー高松レインボー店

2016-01-04 22:24:06 | MOS
温泉から北上すると、今度はMOSが現れます。古い店舗が残る高松レインボー店です。
つい最近まで残っていた赤看板は緑に変わり、客席のテーブルも張りぼての安物に変わってしまいました。こうなると、毎回必ず立ち寄るほどの店舗かと懐疑的になってくるのは事実です。しかし、木組みで支えた吹き抜けの高い三角屋根、そこから下がる球形のランプシェード、レジカウンターの脇に二組ある造り付けのテーブルとベンチシートに、古きよき時代のMOSの造りが色濃く残っています。赤看板のまま昨年閉店した長野安茂里店のことを思えば、落ちたところはいくつかありながらも、多くが昔のままで残ってくれればそれで十分のような気がしてきました。これ以上余計な改造を加えることなく、長く続いてほしいと願っています。

モスバーガー高松レインボー店
高松市多肥下町1558-9
087-815-2220
700AM-2400PM
第1960号
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新春の四国を行く 2016 - 仏生山温泉

2016-01-04 21:52:21 | 温泉
ある活動で効率のよい経路を発見すると、それが次回以降定跡として確立して行くという現象がしばしば起こります。高松の場合、一昨年たどった経路がまさにそうだったため、この先はそれをなぞって行動します。うどん屋からまっすぐ東へ進んだところにあるのが「仏生山温泉」です。
どう見ても温泉施設というより美術館然とした、白木、白壁、ガラスを主体に組み立てられた斬新な建物は、何回眺めても秀逸という他なく、日帰り温泉としては三重の片岡温泉と並ぶ双璧と言い切りましょう。温泉好きのみならず建築好きにも一見の価値ありです。

仏生山温泉 天平湯
高松市仏生山町乙114-5
087-889-7750
平日 1100AM-2300PM(最終受付)
日祝日 900AM-2300PM(最終受付)
第四火曜定休
入浴料600円
泉質 ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性高張性低温泉)
泉温 32.6度
pH 7.5
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新春の四国を行く 2016 - 黒田屋

2016-01-04 20:42:42 | B級グルメ
琴平からは片側二車線の32号線を快走して高松市内に入りました。うどん屋が再び現れればそこに入るも可というところ、あいにく讃岐うどんの店は総じて早仕舞いです。これはという店を見つけられず、この先現れるという保証もない状況で、以前世話になった西IC近くの「黒田屋」の再訪に落ち着きました。前回注文したしっぽくうどんがよかっただけに、再びこれを選ぶもやぶさかではないところ、せめて注文だけは変えるかと思い立ち、今回は釜揚げうどんを選びました。

黒田屋 高松西インター店
高松市円座町道下375
087-864-7533
1030AM-500AM
釜あげうどん360円
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新春の四国を行く 2016 - まんりょう

2016-01-04 19:28:18 | B級グルメ
11号線に合流してそのまま走り、豊浜から377号線に入って琴平方面へ向かっています。香川に入り、開いているうどん屋があれば即入ると決めて車を走らせると、頃合いの店が現れたため早速立ち寄ります。訪ねるのは「まんりょう」です。
見つけ次第すぐさま入るという選択は、適当に入っても外れがない讃岐うどんだからこそできることです。田舎の道沿いの食事処然としたこちらの店、短冊に書かれた20種ほどの中からうどんを選び、100円均一のおでんをセルフで選ぶという仕組みです。あと一、二軒訪ねることも考えて、うどんのみの注文にとどめはしたものの、注文した肉うどんは期待通りの安定したおいしさでした。
なお、ここでうどんをいただいたということは、高松に泊まって呑むという選択を放棄したということでもあります。フェリーの出航は午前一時、移動時間と最低限の余裕を見込むと、実質的な持ち時間は三時間強といったところでしょうか。うどんをはしごし一風呂浴びる程度の時間はとれそうです。

まんりょう
三豊市山本町辻2475-1
0875-23-6717
肉うどん550円
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新春の四国を行く 2016 - 一六本舗

2016-01-04 17:59:09 | B級グルメ
昨日も走った11号線をバイパスする県道を東進中です。松山で寄るはずだった一六本舗が沿道に現れたため、ここで土産のタルトを買い求めます。

★一六本舗 新居浜宇高店
新居浜市宇高町1丁目445-5
0897-65-1116
830AM-2000PM
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新春の四国を行く 2016 - 痛恨の出遅れ

2016-01-04 17:02:02 | 四国
さて、賢明な読者の方はお気付きの通り、結局松山には寄らず、高松へ行く前提で動いています。
時間的には、今から松山へ行くことも不可能ではありません。しかし、今日は高速料金の割引が事実上適用されない平日です。しかも、割高な通行料を注ぎ込んで松山に寄ったとしても、フェリーの時刻から逆算すると、滞在時間は三時間がせいぜいでしょう。それしきの滞在では、道後で一風呂浴びて土産を買えば終わってしまいます。近年自分が最も嫌っている、立ち寄ったという実績を作らんがための滞在という、本末顛倒の状況です。ならば今回は潔く切って高速料金を浮かし、いずれ再挑戦するときの予算に回すのが得策と判断した次第です。
結果論ではありますが、予定通り元日の未明に出発していれば、このような積み残しを出すこともなかったわけです。元日は夜行のフェリー、2日は松山に宿泊、3日はキャンプに充てて、道中最後の夜を徳島泊とすれば、予定していた場所を余すことなく回れていました。時間としては半日でも、最後まで大いに禍根を残したという点で、まさに痛恨の出遅れだったということになりますorz
過ぎたことはさておき、問題はこれからどうするかです。高松までの距離は100km強、その気になれば全区間一般道で走ることも可能な距離であり、フェリーの時刻を考えても余裕を持って着くでしょう。しかしこの期に及んで、高松に泊まって翌朝のフェリーに乗るという選択も浮上してきています。高松には去年も泊まりはしたものの、三が日ということもあって呑み屋の選択肢が限られ、今一つ燃焼しきれなかった面があるからです。それに加えて、夜行しか乗ったことのないジャンボフェリーに、明るいうちに乗ってみたいという考えもあります。明日の始発に乗れば昼前には神戸に着くため、去年の実績からしても十分帰着は可能です。どちらをとるかは高松まで走る間に考えます。
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新春の四国を行く 2016 - 石鎚山駅

2016-01-04 16:56:57 | 四国
伊予西条の一つ手前の石鎚山駅で昼の部を切り上げます。茅葺屋根のような丸みを帯びた屋根の上に、瓦で葺かれた切妻の小屋根を乗せた小柄な駅舎が特徴です。ここでも駅の周囲に何本もの桜が植えられており、開花の際にはさぞやと想像させられます。
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新春の四国を行く 2016 - 伊予氷見駅

2016-01-04 16:38:41 | 四国
続いて訪ねるのは伊予氷見駅です。玉之江駅と同じくホーム一本のみの無人駅ではありますが、ささやかな駅前には立派なソメイヨシノが三本ずつ対になって互い違いに並んでおり、花が咲く頃だけは絵になるのだろうと想像させられます。
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新春の四国を行く 2016 - 伊予小松駅

2016-01-04 16:25:26 | 四国
196号線から11号線に合流し、少し走ったところにあるのが伊予小松駅です。国鉄時代からの木造駅舎が改装され、そこに学習塾が入居して、その一角に駅の待合室が間借りしている状況は、田舎によくある合築駅に通ずるものがあります。とはいえ、元の駅舎が残った分だけまだましなのかもしれません。
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新春の四国を行く 2016 - 玉之江駅

2016-01-04 15:48:25 | 四国
ホーム一本のみの無人駅、玉之江に立ち寄ります。駅自体には見所がない代わりに、周辺は知る人ぞ知る撮影地で、カーブを切りつつ迫ってくる上り列車と、石鎚山を背景にした下り列車を狙うことができます。しかるに今回撮影を試みたところ、上り列車は作画に失敗、下り列車の通過時には日が陰り、あえなく徒労に終わりましたorz
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新春の四国を行く 2016 - 壬生川駅

2016-01-04 14:48:14 | 四国
旧東予市の玄関口、壬生川駅を訪ねます。この駅とはどういうわけか相性が悪く、過去に何度か訪ねたときはいずれも強い逆光で撮影になりませんでした。そして今回も全く同じ状況です。ただし、駅前に立つ樹木が日差しを遮って、最低限の画が撮れたのは幸いでした。
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新春の四国を行く 2016 - 伊予三芳駅

2016-01-04 14:32:23 | 四国
続いて訪ねるのは伊予三芳駅です。切妻の瓦屋根は伊予富田、伊予桜井と同様ながら、間口はこちらの方がわずかに広く、屋根の上には蒲鉾のごとき独特の構造物が乗ります。中心に蘇鉄を植えたロータリーが独特です。
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新春の四国を行く 2016 - 伊予桜井駅

2016-01-04 14:01:08 | 四国
伊予富田から旧国名を冠した駅が三つ続きます。二つ目に現れるのが伊予桜井駅です。伊予富田とほぼ同じ大きさの駅舎は、切妻屋根よりさらに一段高い大きな三角形のファサードを持ち、漆喰風の白壁と焦茶の腰板が古きよき木造駅舎の趣です。
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新春の四国を行く 2016 - 伊予富田駅

2016-01-04 13:29:47 | 四国
伊予富田駅に着いたところで出発からの走行距離が1000kmを超えました。北海道にありそうな窓の小さな木造駅舎は、屋根に小屋根を重ねたような切妻屋根と、それに一体化した車寄せを特徴とします。駅前は十分引きがとれて撮影には好適。少し離れた場所にある木造平屋の乗車券発売所も秀逸です。
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