日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in北陸 2016 - あぐり

2016-01-17 22:23:15 | 居酒屋
一軒目に「大関」、二軒目に「源左エ門」を訪ねることについては迷いがありませんでした。しかし三軒目については最後まで決めかねました。先刻申した通り、主計町に戻って呑むという選択肢もとり得るからです。その一方で、最後に行くならここがいいと思っていた店もあります。前回の宿泊時にも世話になった「あぐり」です。
せせらぎ通りの外れにある窓の大きい大正時代の町屋と、風合いのよい一枚板のカウンター、青年とお姉さんによる機転の効いた客あしらいが心地よい店です。いの一番に訪ねたいと思うまでには至らないとしても、最後に軽く一杯やるには合っています。主計町で呑む機会も捨てがたい一方で、この店をむざむざ素通りするのも惜しまれるという状況の中、とりあえずせせらぎ通りを歩いて、あとはその場の気分に任せるという選択をしました。そして店の明かりが見えてきたとき、やはり素通りするには惜しいという考えが勝り、そのまま入ったというのがここまでの顛末です。

カウンターには前回とは違うお姉さんが立っていました。美大生が主力になって店を仕切っているのはそのときに聞いています。それだけに、短期間で人が入れ替わってしまうのは致し方なしといったところでしょうか。そう思っていたところへ、どこからの帰りかとお姉さんの第一声が。そこから話が始まるという展開は、過去に訪ねたときと同様です。皆若いながらも老練ささえ感じさせる客あしらいは、大したものだと思います。
初めて訪ねたときの青年、前回訪ねたときのお姉さんと同様美大生で、いずれも同級なのだそうです。彼等を店に紹介したのもこのお姉さんで、そこから次第に人脈が形成され、美大生が主力になったとのことでした。しかし今春には卒業を迎えるとのことであり、あと少しで青年ともども店を去るわけです。文字通りの一期一会ではありますが、いわばこの店の歴史を作った功労者に、一度とはいえ出会えたのも何かの縁だったのでしょう。件の青年も店に出ており、最後に一言挨拶できたのは幸いです。
四月からは就職のため上京するとのことでした。素人の自分でも知る高名な食器デザイナーの事務所だそうです。いつの日か、彼女の作った器で酒を酌むことがあるのかもしれません。世知辛い都会暮らしに順応できるかどうかが老婆心ながら気がかりではありますが、その機転があればおそらく問題ないでしょう。健闘を祈ります…

町屋ダイニング あぐり
金沢市長町1-6-11
076-255-0770
1700PM-2300PM(LO)
月曜定休

隧道蔵・獅子の里
突き出し(メンマきんぴら)
自家製すくい豆腐
味噌モッツァレラ
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汽車旅in北陸 2016 - 源左エ門

2016-01-17 21:15:32 | 居酒屋
日曜晩の木倉町は予想以上に閑散としており、まだ九時過ぎにもかかわらず行き交う人の姿もほとんどありません。このような日に店など開けてお客が来るのかと勝手に心配しそうになる中、年中無休で明かりを灯す頼もしい店が金沢にはあります。二軒目は「源左エ門」の縄暖簾をくぐりました。
まっすぐ、斜め、まっすぐと折れ曲がるカウンターは「大関」と同様ながら、ここでは最初のまっすぐが極めて短く、斜めの部分もそれほど長くないのが特徴です。今回は玄関をくぐってすぐのところにある、斜めからまっすぐに変わった直後の部分に通されました。世話好きな割烹着のおばちゃんが主に接客し、カウンターに板前が一人立って、板場以外の調理は奥の厨房というのがここの布陣です。これまで訪ねたときに立っていた板前は、茶髪の若手に代替わりしていました。しかし、無駄な愛想を振りまかずに仕事をこなし、それでいながら小気味よく挨拶するところは変わりません。それがこの店の伝統なのでしょう。

この店で少しだけ惜しいところは、品書きがホワイトボードで、黒板に比べるとどうしても安っぽく見えてしまうことです。しかし、躍動感のある字体は好ましく、百花繚乱の品々も冬ならではといった感があります。改めて眺めると、これだけの品数があるにもかかわらず、字の大きさ、間隔がきれいに揃っているのは大したものだと思います。昨夜訪ねた「浜長」の黒板と同様、眺めていて楽しくなる品書きです。
その品書きから選んだのは月並みながら鰤です。実は、以前盛り合わせを頼んだとき、悪くはなかったものの、ほぼ同じ価格帯の「親爺」の盛り合わせに比べ、充実ぶりでは一歩譲るという印象を受けました。ならば刺身は単品でよかろうと考えた次第です。しかして板前から差し出されたのは、分厚い切り身が七枚も屹立した、見た目にも圧倒的な造りでした。これなら京都の「伏見」で出てきた鰤といい勝負です。単品注文が吉との見立ては正しかったことになります。
量が多いばかりか醤油を弾くほど脂も乗り切っているため、物量感が半端ではありません。山葵が高く盛られ、さらに大根おろしと柚子皮が添えられているのは、口直しのためでもあるのでしょう。結局この鰤と突き出しで徳利が二本空き、今回はそれだけで完結と相成りました。

あと一本、もう一品いただければなお理想的ではありました。しかし、昨晩呑みすぎたのが尾を引いているのか、結局夜になっても昨日ほど身体が酒を欲していないとでも申しましょうか。無理して呑むより、ほどよいところで切り上げようという考えが勝りました。しかし教祖のいう通り、居酒屋は腹だけでなく心を満たす場所でもあります。後者の目的は十分に果たされたと言い切りましょう。

源左エ門
金沢市木倉町5-3
076-232-7110
1700PM-2330PM(LO)

先一杯・劔
突き出し(蓮根煮付け)
天然ぶり
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汽車旅in北陸 2016 - 大関

2016-01-17 20:27:03 | 居酒屋
昨夜は金沢に着き次第一も二もなく「浜長」の暖簾をくぐりました。それと同様、日曜の金沢で呑むならまずはここだと決めていた店があります。その「大関」の暖簾をくぐりました。

昼間あれほど寒さに震えたにもかかわらず、一風呂浴びて温まったからか、宿から延々歩いて軽く汗ばんできました。店先からのぞくと、カウンターは日曜にもかかわらずそこそこの入りです。しかし、まっすぐ、斜め、まっすぐの順で折れ曲がったカウンターの、斜めからまっすぐに変わる部分の角に空席が。以前訪ねたときとほぼ同じ位置に通されました。
この場所のよいところは、目の前におでん舟があり、しかもカウンターに正対すると板場があって、女将と店主の仕事ぶりを手に取るように眺められることです。またしても特等席といってよい場所に当たったわけですが、今回再度着席して、一つだけ難点があることに気付きました。品書きの黒板が表玄関の方、つまり着席した位置からかなり左の方にあり、しかも上下二段に別れたうちの上半分が、頭上に架かった小さい暖簾と重なり死角に入ってしまうのです。その結果、下半分は一応読めるものの、上半分は暖簾の隙間から少しずつ覗き込むような形になり、判読するのに時間を要してしまいました。とはいえ、一度でも眺めれば頭に入る直裁な品書きであり、何度も見直すようなことはないため、それはそれでよいのかもしれません。細かな難点はさておき、ここが特等席の一つなのは間違いなさそうです。
店主と女将が仕切るカウンターの奥には厨房もあり、見覚えのある長身細身の板前がそちらに立って、もう一人の体格のよい板前が厨房とカウンターを半々ずつ行き来するというのが本日の布陣です。板前のうち一人は跡取りだと聞いたことがあります。立ち振る舞いから推察すると、体格のよい方がおそらく跡取りなのでしょう。何度か通ってカウンターの中の人間模様が分かってきました。

過去繰り返し絶賛してきたキャベツ巻をいただくのは当然として、今回是非ともいただきたかったのが、品書きの下半分に書かれたかぶら寿しです。というのも、以前頼んだかぶら寿しが肉厚で量も多くて非常に食べ応えがあったからです。そしてその記憶に誤りはありませんでした。おでんにしても肴にしても、一つ一つが大ぶり気前よいのがこの店の特徴の一つといえそうです。
日曜だけに客足が引けるのは早く、最初は賑わっていた店内も閑散とし始め、九時を過ぎたところで行灯の明かりが消えました。それを見届け席を立ちます。


大関
金沢市木倉町1-5 中泉ビル1F
076-221-9450
1630PM-2200PM
火曜定休

酒二合
おでん三品
かぶら寿し
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汽車旅in北陸 2016 - 第二夜

2016-01-17 19:13:09 | 北陸
昨夜散々飲み食いしたこともあり、今日は朝食以来ほとんど空腹感を感じることがなく、結局お昼抜きでした。ならばその分呑み屋に早く入りたいところではありますが、予想外の寒さで身体の芯まで冷え切ってしまい、酒より風呂の気分でした。只今長めの風呂から上がってようやく生き返ったところです。
昼間も中心街の方からこちらへ歩き、近くはないものの歩けない距離でもないのは分かっています。散歩がてら歩いて呑み屋街へ向かいます。一軒目に入れるのは八時前になるでしょうか。とはいえ、日付が変わるまで呑める店もあり、三軒ほどのはしごもできる十分な時間です。
ただし、昼間にも申した通り、少し早めに切り上げることも考えています。夜半から雨になるとの予報があり、降り出しが早まれば雨の中を延々歩いて戻るという事態も考えられるからです。昨夜四軒はしごした分、今日は軒数にこだわる必要性が乏しいという事情もあります。呑み足りなければ茶屋街で呑み直すという手もあるため、あえて早めに切り上げるのも一案かと考えている次第です。
それとともに今回試してみたいのが、夜の茶屋街を歩くことです。これまで金沢に泊まるというと、必然的に呑み屋街の近くを選んでいたため、その周辺以外は夜の姿を知りません。昼間は観光客が闊歩する、金沢で最も俗な雰囲気のひがし茶屋街も、深夜になれば人っ子一人いなくなるでしょう。そうなれば昼間とは全く違う情緒もあろうと想像します。その情緒が雨に降られて台無しにならないかが気がかりではありますが、小雨に濡れた石畳というのもよいものです。本降りの雨にならない限り、呑み屋街から戻った後で茶屋街を歩いてみるつもりです。
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汽車旅in北陸 2016 - 木津屋旅館

2016-01-17 18:21:59 | 北陸
本日は主計町の茶屋街に泊まると申しました。その「木津屋旅館」に投宿して一息ついたところです。
実は、「きくのや」の六畳間は今夜も空いていました。それにもかかわらず宿を変えたのは、あちらに何か不満があったからではありません。ただ、新幹線開業後の盛況もあるのか、六千円だった宿泊費が千円値上がりしたという事情がありました。もちろん、居心地、利便性、周囲の相場などを考えれば、七千円でも十分な価値はあります。とはいえ、宿に金をかけない主義の自分には、無条件では出しづらい金額でもあります。そのような状況下において、主計町に税別五千円の宿があると分かり、茶屋街の木造三階建てに泊まれるという物珍しさもあって宗旨替えした次第です。
しかして現地に乗り込むと、とても五千円とは思えない立派な宿です。自分が泊まる以上高級旅館というわけではないものの、間口の広い建物は羽目板を一新して新築同様になっており、館内も改装されて快適そのものです。もちろん梁、柱といった骨格に当たる部分はそのままで、凝った意匠の桟、手摺といった細部の造りも建築当時のものを受け継いでいます。さらに特筆すべきは、浅野川に面した三階の部屋からの眺めが秀逸なことです。川の向かいに銭湯の明かりが灯り、少し先の浅野川大橋が橙色の街灯に浮かび上がるという情緒的な絵柄で、明るいうちの眺めもよいのだろうと推察できます。明日の朝目覚めたとき、どのような光景が広がっているかについても楽しみです。
このように何から何まで非の打ち所がない宿ですが、その一方で「きくのや」も非常によいのです。建物の造り、部屋からの眺めと料金はこちらに軍配が上がる一方、雰囲気と居心地については全くの互角であり、立地はあちらが上回ります。このような違いを考えると、一泊目は「きくのや」に泊まって酒場めぐりに注力し、二泊目はここに泊まって滞在にも重きを置くという使い分けがよさそうです。二泊三日の北陸は、来季以降冬の年中行事として定着して行くかもしれません。
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汽車旅in北陸 2016 - 暮色

2016-01-17 17:54:23 | 北陸
五時が迫って光量もほとんどなくなり、切り上げて宿に戻ろうとしたそのとき、何とも印象的な光景に出会いました。空が次第に暮れて行く中、主計町の茶屋街に行灯と街灯がついていたのです。とりわけよいのが、街灯に覆いかぶさるかのように桜が立ち、裸になった桜の枝が暮れかけた空に浮かんで、それを背景にしてガス灯風の明かりが灯る光景です。
これを見て思い出すのが、金沢で花見をした七年前です。桜は満開から散り際にかけての最盛期、天候も終日快晴という絶好の条件で一日花見をして、日没間際にやってきたのが浅野川のほとりでした。残照が次第に弱まって行く中で街灯がつき、橙色の明かりに桜が浮かび上がってくる様子は、今なお鮮明に記憶しています。今日は冴えない曇り空とはいえ、風情はそのときにも決して劣りません。夕景に関しては何の期待もしていなかっただけに、かくも情緒的な光景に出会えたのは幸運でした。
それにしても、金沢で眺めた桜が実に印象的で、その後何度となく再訪を企てたにもかかわらず、一度も実現できないまま今日に至ってしまいました。非常に惜しかったのが一昨年で、やはり満開、快晴という条件で北陸に行く機会を得たにもかかわらず、諸々の事情があって富山に流れてしまい、金沢で花見ができる絶好の機会を逃しました。もちろん今年も機会があれば再挑戦するつもりです。今度こそ宿願を達成できればよいのですが。
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汽車旅in北陸 2016 - 雪吊り

2016-01-17 16:33:19 | 北陸
雪吊りといえば、金沢の冬の風物詩としていの一番に浮かぶものの一つです。しかし、ツツジの花ほどではないにしても、雪吊りにも様々あるということを今更ながら知りました。園内のツツジを見た上でのことです。
幹に添える形で杭を一本立て、その先端から放射状に縄を伸ばして吊るというのが、よそ者の思いつく雪吊りです。しかしよくよく考えると、これは直線に近い形の幹がある木にしか使えません。それではツツジのような潅木をどのようにして吊るかというと、大別して二つの方法があります。一つは、木の全体を覆う形で竹を三脚のように組み、その頂点から縄を放射状に伸ばすというもので、遠目には杭を一本立てる雪吊りさほどの違いはありません。もう一つの方法はきわめて単純で、木の全体を外周から縄で縛ります。吊らない以上雪吊りというのは少々おかしく、こちらについては何か他の呼び名があるのかもしれません。
さらに細かく分けると、竹を組む雪吊りについても、単純に上から吊るだけのものもあれば、外周を縄で縛り、その縄をさらに上から吊るもの、豪雪地帯のごとく筵で覆うものなどがあります。ほどよい広さの緑地で様々な吊り方が見られるところは、さしずめ雪吊りの見本市といったところでしょうか。それが見られただけでも、季節外れの冬場にあえて訪ねた甲斐はありました。
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汽車旅in北陸 2016 - 彦三緑地

2016-01-17 16:00:47 | 北陸
住宅街の一角に公園が出現。彦三緑地といい、加賀藩の重臣の屋敷だったらしく、中心にある蔵が「ツツジ資料館」なるものに改装されています。なんでもここがツツジの名所らしく、72品種1400本にもなるそうです。展示を見ると、色の違いはもちろんのこと、一重、二重、八重といった具合に花びらの付き方開き方は何種類にも分けられ、花びらも無地のものから模様があるものまで様々だということが分かります。さらに花の大きさ、葉の形も様々あるため、集めて行けば70を超える品種になるのも当然です。全国各地のツツジの名所に関する紹介もあり、何気なしに入ったはずが思わず見入ってしまいました。
ツツジといえば、公園や歩道にある潅木の花といった程度の印象しかなく、これほど奥が深いとは恥ずかしながら知りませんでした。ツツジが咲くのは五月頃、例年ならば桜を追って列島を北上しているところではありますが、この暖冬では花見も早く終わるでしょう。空いた時間で金沢を再訪し、百花繚乱のツツジを愛でるのも一興かもしれません。
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汽車旅in北陸 2016 - 新発見

2016-01-17 15:36:20 | 北陸
主計町から浅野川に沿って歩くうちに、時間はたちまち過ぎて行きました。既に空は暗くなりつつあります。今回自転車の出番はなく、宿の周囲を散策するだけで終わりそうです。
延々歩いたのは、それだけ見るべきものが存在したということでもあります。見るべきものといっても、茶屋街のような観光客受けするものではなく、ごくありふれた住宅街です。住宅街といってしまえばそれまでだというのに、随所に残る古い家屋がそれぞれよい味を出しているのです。建物もさることながら、庭の木々の雪吊りも金沢らしいものがあります。
今更ながら気付いたのは、京都と違って街路が直線状ではなく、曲がったり入り組んだりしているため、街の全体像が捉えづらいということです。同様の例として、自分にとってなじみが深いのは弘前ですが、訪ねた回数があちらほどではなく、しかも大阪、京都に次ぐ都だったという歴史からくる市街の広大さもあり、中心街を除けばどこに何があるかがいまだに分かっていないのが実情です。今回もそのような市街のごく一部を歩くのが精一杯となります。
やはり、金沢には京都と同様一生通い続けるしかないのでしょう。心身とも健康でいられるのはあと二十年がせいぜいではありますが、それまでに自分なりの全体像を描けるようになりたいものだと思います。
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汽車旅in北陸 2016 - 主計町茶屋街

2016-01-17 14:13:51 | 北陸
そのようなわけで、まずは主計町の茶屋街を歩きます。観光客の数は思ったよりもかなり少なめです。ここに限らず、先ほど通ってきた金沢城、兼六園の周辺でも観光客は少なめでした。この寒さで人々が出控えたのでしょうか。真相はともかく、こちらにとっては願ったり叶ったりです。
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汽車旅in北陸 2016 - 寒風

2016-01-17 13:32:07 | 北陸
本日は主計町の茶屋街という変わった場所に宿をとりました。先ほど不要な荷物を先に預けて身軽になったところです。
朝方の青空は長続きしなかったものの、昼前から雨に変わった昨日と違い、雲の向こうに薄日が出ており、北陸の冬としてはそれなりの好天です。しかし寒さはかなりのもので、重荷を担いで宿から宿まで歩いても、汗ばむことはありませんでした。それも、長袖二枚の上に雨合羽を羽織った上でのことです。凍えるようだった津軽ほどではないにしても、手袋なしではかじかんできます。7度という数字以上の寒さです。今季にしては珍しい、しかし本来の冬らしい気候になりました。
この後は自転車を適宜借りつつ市街を散策しますが、宿の位置からして必然的に主計町が中心となります。日が落ちてから一風呂浴びて呑み屋街に繰り出すとなると、一軒目に入るのは六時、七時といったところでしょうか。日曜だけに混雑はたかが知れており、なおかつ金沢では店の選択肢も豊富です。万一満席で振られてもどうにかなると見込んでいます。
ちなみに、茶屋街にも敷居の低い店はいくつかありそうです。夜半から雨との予報も出ているため、今夜は少し早めに切り上げて、宿の近くで呑み直すことも検討します。
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汽車旅in北陸 2016 - 二日目

2016-01-17 09:13:31 | 北陸
おはようございます。昨夜は千鳥足で宿に戻り、着衣のまま布団に倒れ込むという、深酒したときにはありがちな顛末でした。朝食の時間を知らせる八時の電話で目覚め、只今仕度を整えたところです。
天候には全く期待をしていなかったにもかかわらず、窓の外には青空が広がっています。嘘か真か、最新の予報でも日中いっぱい晴れるとのことです。ならば金沢に終日滞在してもよさそうな気がしてきました。今夜は宿が変わるため、まずはそちらに移動し不要な荷物を預けてから活動します。
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