日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北一周花見の旅 2013二日目

2013-04-28 13:08:52 | 東北
再び晴れ間が出てきました。 見上げる大木が青い空に抜け、そこを綿のように白く大きい雲が流れて刻一刻と絵柄を変える様子が見事です。吹く風も心地よく、ベンチに腰掛け眺めていれば、一切退屈することがありません。
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東北一周花見の旅 2013二日目

2013-04-28 12:23:52 | 東北
南の濠から坂を上がって二の丸に入りました。城内の中でもとりわけ高く、なおかつ遅咲きの木が集まるのがこの場所です。狙い通りに桜はまだ見頃で、桜が林立する芝地に地元客がシートを広げて花見の宴に興じる様子は、伊那の春日城跡を彷彿とさせます。
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東北一周花見の旅 2013二日目

2013-04-28 11:38:53 | 東北
鶴ヶ城の中で自分が最も好むのが、西出丸の駐車場を出たところにある、西側と南側の濠を隔てる堰堤です。何がそこまでよいのかといえば、まず一つには絵柄の秀逸さがあります。西出丸を囲む石垣の切れ目から手前へ向かって道が延び、その両側に桜が並ぶところがよいのです。そしてもう一つのよさは、絵柄の秀逸さとは裏腹に人通りが少なく、足を止めて鑑賞するのに向いていることです。花盛りはもちろんのこと散り際もまた見事で、はらはらと散る花びらが日差しを受けて輝き、雪のように積もっていきます。
ただ惜しむらくは、曇り空ではこの光景が今一つ絵にならないことです。曇天より晴天がよいのは当然のこととはいえ、たとえば空に抜けるような絵柄であれば、陰影のある曇り空のときなど、絵になる場合がわずかながらあるものです。ところが、地面や濠の水面に落ちた花というのは、曇り空の下ではゴミが散らばっているように見えてしまいます。まあこの場所なら小一時間滞在するにもやぶさかではないため、しみじみ桜を眺めつつ、一瞬の晴れ間をカメラで捉えることになるでしょう。
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東北一周花見の旅 2013二日目

2013-04-28 11:03:40 | 東北
先日の高遠しかり、同じ名所で何度も花見をすると、回る順番まで固定化されてくるという現象が往々にして起こります。それは、ただ桜を眺めるだけではなく、紙芝居を一枚ずつめくっていくような場面の移り変わりにこそ花見の真髄があるからで、その結果として、なじみの光景をいつも通りの順番で訪ねるという行動が生まれてくるわけです。
鶴ヶ城の場合、まず城址から少し離れた駐車場に入ります。あえて最寄りの駐車場を使わないのは、高遠と同じ理由からです。駐車場を出てまず目に飛び込んでくるのは、繁華街の中心から南へ向かってまっすぐ延びる通りと、それに沿って並んだ桜とぼんぼり、そして突き当たりに鎮座する鶴ヶ城の天守閣です。ここを歩きながら城址へ向かい、濠の外側から北、西、南の順で反時計回りに一周するのが、鶴ヶ城での花見の常になります。
城址へ着くやいなや現れる北側の濠には車道もなく、民家の軒先に沿って小径が続くだけです。あいにく空が曇ってきたとはいえ、わずかに晴れ間がのぞけば石垣の上に並んだ桜が輝き、手前では花びらがゆっくりと雪のように落ちてきます。さらには濠の水面をかすめるように燕が飛び交い、季節はまさに春そのものです。なんとなれば、ここに椅子でも置いて日がな一日眺めているのも悪くなさそうな気がしてきます。開始早々行き足は鈍りがちです。
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東北一周花見の旅 2013二日目

2013-04-28 10:32:10 | 東北
少々遅れましたが鶴ヶ城に着きました。気温は10度、吹く風もさほど寒くは感じません。機材を担いで歩くことを考えれば、上着は必要ないでしょう。
予想通り、この時間になっても駐車場にはかなり余裕があります。やはり見頃を過ぎたからなのでしょうか。しかし、過去に鶴ヶ城で花見をしたときにも、今日と同じく散り際だったことは何度かありました。そのときと比べても明らかに人出は少なく、宿の混みようとは裏腹の閑散ぶりには、昨夜と同様首を傾げずにはいられません。
まあ、理由はともかく空いているのはありがたいことです。適度な人出の中で、鶴ヶ城の桜はどのように映るのでしょうか。まずは時間を気にせず城内を一周します。
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東北一周花見の旅 2013二日目

2013-04-28 10:12:37 | B級グルメ
定宿のフジグランドホテルでは朝食が出るのに対し、α-1に泊まった今回は別途腹ごしらえしなければなりません。ならば喜多方まで足を延ばしたいのはやまやまながら、花見の旅にそのような時間的余裕はないため、城の近くの吉野家で手早く済ませます。注文は並、お新香、豚汁の三点セットで500円也。大盛、お新香、豚汁を組み合わせれば700円近くに達し、かなり割高感のあった吉野家ですが、先日の値下げによって、少なくとも並については値頃感が出てきました。牛丼、お新香、豚汁それぞれの味わいに関する限り、すき家よりも吉野家に一日の長があるのは事実で、これからは吉野家の利用頻度が増えそうです。
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東北一周花見の旅 2013二日目

2013-04-28 08:38:14 | 東北
おはようございます。会津若松市街の天候は昨日の中通りとほぼ同じで、雲間から時折日が差す一方、冷たい強風が轟々吹き付けています。日中は15度まで上がると予想されてはいるものの、今日も序盤は上着必須の寒さになりそうです。
万全とは行かないまでも、どうにか花見が成り立つ天候にはなったため、まずは見物客が増え出す前に鶴ヶ城へ向かいます。もっとも、既に見頃をやや過ぎており、昨日の夜桜の閑散ぶりからしても、それほど身構える必要はないかもしれません。天守の周りが大分散ったとはいえ、二の丸にある遅咲きの木はまだ見頃で、それなりに楽しめるのではないかと期待しています。
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東北一周花見の旅 2013二日目

2013-04-28 00:26:06 | 東北
宿に戻って本日の全行程終了です。風が吹いたり小雨が降ったりと、必ずしも花見日和だったわけではなく、なおかつ主役となるべき古木はあらかた散った後だったにもかかわらず、期待外れという感覚は不思議なことにありません。雲間から差し込む光を浴びた小沢の桜も、夕日を浴びた散り際の五斗蒔田桜も、それぞれ満開、快晴のときとは違った趣があり、それなりに楽しめたからなのでしょう。なじみの場所をいつも通りの順番で訪ね歩くマンネリズムもありながら、土壇場で宿に滑り込んだことといい、呆気ないほど閑散とした夜桜といい、僥倖としかいいようのない展開もところどころに散りばめられて、長旅の初日は幸先のよい幕開けとなりました。
明日は終日会津盆地に滞在してもう一泊します。まずはお約束の鶴ヶ城を訪ねて、後は時間の許す限り会津盆地を周遊することになるでしょう。鶴ヶ城にどれだけ時間を注ぎ込むかで行動は大きく変わるため、先のことは考えずこのまま眠りにつきます。おやすみなさいzzz
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