日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

シ舌重力イ木止

2013-04-07 18:25:23 | 旅日記
昨日の風雨が一転、今日は窓から差し込む朝日で目覚めました。すわ雨上がりの快晴かと思い信州の天気予報を確認すると、夕方まで雨といわれていたのが昼には上がるという予報に変わっており、やはり天候の回復が早まったようでした。しかしながら、回復の早さが関東ほどではなく、日中を通じて曇りがちと予想されていた上に、あろうことか昨晩の疲れを引きずってしまったこともあり、結局日帰りでの活動は断念。近所の八重桜と枝垂桜を申し訳程度に眺めて、四月最初の週末は終了と相成りました。
ライブカメラの映像で現地の状況を確認する限り、雨が上がった後も雲間から時折青空がのぞくといった程度の天候と見受けられました。おまけに風まで吹き荒れることを考えると、強行したところでどの程度使い物になったかはなんともいえません。しかし、死んだ子の歳を数えるような真似をし始める時点で、「迷ったら出ろ」の鉄則に従うべき状況だったということだけは間違いなさそうです。肝心なところ判断を誤ってしまいましたorz
幸いなのは、今週末にも満開と予想されていた高遠の桜が、その一歩手前で踏みとどまっていることです。現地の最新情報によると、日当たりのいい場所を除けば、見頃を迎えるのは一日か二日先になるようで、この雨風で花が散ったという話も聞きません。来週末の手前をできれば二日、最低でも一日休むという必須の条件が満たされれば、満開から散り際にかけての桜を拝むことはできるでしょう。結果としては、どうせ休みをとるなら週明けの二日にしておけば、天候と開花状況どちらをとっても最高だったわけなのですが、それは今の今まで正確には予測できなかったのですから、これも花見の宿命と割り切ります。兎にも角にも、明日からの三日間が平穏無事に過ぎてくれることを願うばかりです。

ちなみに、今回の雨風が枝垂桜と山桜を一気に散らし、昨日まで咲き誇っていた三本の枝垂桜も、一夜が明けてすっかり変わり果ててしまいました。ソメイヨシノは葉桜に変わり、唯一残った八重桜も雨に打たれてしわがれて、足かけ四週の長きにわたり咲き続けた都内の桜はいよいよ潮時といった感があります。しかし、適度に花冷えを挟んで花が長持ちしたのもさることながら、ソメイヨシノ、山桜、枝垂桜に八重桜と少しずつ時期を変えて、露店での花見酒も交えつつ、三度の週末を心行くまで花見に注ぎ込めたのはよいことでした。最後まで楽しませてくれた今年の桜に感謝します。また来年…
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