鶴ヶ城の中で自分が最も好むのが、西出丸の駐車場を出たところにある、西側と南側の濠を隔てる堰堤です。何がそこまでよいのかといえば、まず一つには絵柄の秀逸さがあります。西出丸を囲む石垣の切れ目から手前へ向かって道が延び、その両側に桜が並ぶところがよいのです。そしてもう一つのよさは、絵柄の秀逸さとは裏腹に人通りが少なく、足を止めて鑑賞するのに向いていることです。花盛りはもちろんのこと散り際もまた見事で、はらはらと散る花びらが日差しを受けて輝き、雪のように積もっていきます。
ただ惜しむらくは、曇り空ではこの光景が今一つ絵にならないことです。曇天より晴天がよいのは当然のこととはいえ、たとえば空に抜けるような絵柄であれば、陰影のある曇り空のときなど、絵になる場合がわずかながらあるものです。ところが、地面や濠の水面に落ちた花というのは、曇り空の下ではゴミが散らばっているように見えてしまいます。まあこの場所なら小一時間滞在するにもやぶさかではないため、しみじみ桜を眺めつつ、一瞬の晴れ間をカメラで捉えることになるでしょう。
ただ惜しむらくは、曇り空ではこの光景が今一つ絵にならないことです。曇天より晴天がよいのは当然のこととはいえ、たとえば空に抜けるような絵柄であれば、陰影のある曇り空のときなど、絵になる場合がわずかながらあるものです。ところが、地面や濠の水面に落ちた花というのは、曇り空の下ではゴミが散らばっているように見えてしまいます。まあこの場所なら小一時間滞在するにもやぶさかではないため、しみじみ桜を眺めつつ、一瞬の晴れ間をカメラで捉えることになるでしょう。
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