日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅 今年の展望(2)

2013-04-17 23:04:22 | 旅日記
桜前線を追って北上するにあたり、異変が二つ起きていると申しました。その一つは誤算、もう一つは僥倖といってよいものです。

まず誤算なのが今週末の宿泊事情です。初日に郡山、三春周辺の古木を訪ねて翌日会津を回るのは、過去三年繰り返したおなじみの行程であり、天候も今のところまずまずと予想されています。そこまではよいのですが、宿泊地として予定していた会津の宿が全くとれないのです。
去年ならば、大型連休前半の三連休でさえ、当日飛び込める宿はありました。ところが今年は、ただの土日にすぎない今週末でも、東山か喜多方の宿が辛うじて空いているに過ぎません。翌週の三連休も似たような状況ということは、去年の暮れに経験したような突発的なものではないのでしょう。そうなると真っ先に思いつくのはあの大河ドラマです。世間が会津会津と騒いでいるのを小耳に挟んでいたとはいえ、ここまで過熱しているとは予想外でした。
二点目は開花状況です。四月に入ってからの寒の戻りで、特に北東北の開花予想が延びてきており、最新の情報では置賜で大型連休前半、北東北では大型連休後半まで花見ができるということになっています。これまでは、東北の桜が大型連休前半までしかもたないという前提で、後半は北海道に舞台を移すという想定でいたわけなのですが、これなら全行程を東北に注ぎ込むにもやぶさかではなくなってきました。しかも、今年は前半と後半の谷間にある平日三日を休めそうな情勢で、最大で5月8日までの12連休が実現します。例によって開花状況と職場環境は水物で、この先どう転ぶか分からないとはいえ、形勢は今のところ自分にとって有利な方へと傾いています。

ともかく、まずは今週末です。日曜朝の予想最低気温は1度などということになっており、車中泊を決行するにはそれなりの覚悟が要ります。しかし、東山や喜多方に宿をとると、当日の晩に立ち寄る呑み屋までの行き来が何かと面倒です。まあ、雪山でキャンプができるなら、気温1度の市街地で車中泊をするなど造作もないことではあるので、車中泊覚悟の耐寒装備で現地へ乗り込み、それでも太刀打ちできない寒さなら、漫画喫茶で一夜を明かすといった展開になりそうです。
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