往生際の悪さを今年も発揮し、三日ぶりに機材を担いで近所を一周しました。見頃をとうに過ぎたのは承知しながらも、雨上がりの青空の下、わずかに残った花を眺めて祭りの後の静けさを体感したかったという次第です。ところが、二日にわたってあれほど雨風にさらされたにもかかわらず、桜の花は意外なほどに咲き残っており、靖国神社も平日としては最盛期とさほど変わらぬ賑わいでした。遅咲きの木の高い枝にいたっては、多少散ったとはいえ十分様になっており、早咲きの木でも花と若葉が五分五分といった見当でしょうか。
この桜とは対照的に、あっという間に咲いて散ったといえば、何といっても去年の東北の桜です。弘前など、開花してから一週間も経たないうちに散り始めたとの知らせが入り、その翌日現地へ乗り込んだときには、遅咲きの木でも今日眺めた早咲きの桜と同じかそれ以下でした。それを思えば、花散らしの雨風にも耐え抜いて足かけ四週にわたって咲き続けた今年の桜が、いかに粘り強いかが分かります。これなら今週末も近所で花見をするにやぶさかではなくなってきました。
明後日には再び雨風が吹き付けると予想されており、残った桜もおそらくはそれまでの命なのでしょう。しかし、せめて明日はもう一度早起きして、近所の桜を訪ね歩きたいと思っています。
この桜とは対照的に、あっという間に咲いて散ったといえば、何といっても去年の東北の桜です。弘前など、開花してから一週間も経たないうちに散り始めたとの知らせが入り、その翌日現地へ乗り込んだときには、遅咲きの木でも今日眺めた早咲きの桜と同じかそれ以下でした。それを思えば、花散らしの雨風にも耐え抜いて足かけ四週にわたって咲き続けた今年の桜が、いかに粘り強いかが分かります。これなら今週末も近所で花見をするにやぶさかではなくなってきました。
明後日には再び雨風が吹き付けると予想されており、残った桜もおそらくはそれまでの命なのでしょう。しかし、せめて明日はもう一度早起きして、近所の桜を訪ね歩きたいと思っています。