日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅 今年の展望(4)

2013-04-24 21:07:24 | 旅日記
花見の旅で拡大策が浮上していると申しました。今日はそのことについてお話しします。
そもそもの発端は、大型連休前半で見納めと思われていた東北の桜が、連休後半まで持ちこたえそうになったということです。これにより、東北からさらに北上して北海道へ渡り、苫小牧からフェリーで戻るという当初の構想に代わって、大型連休を東北に全て注ぎ込むことが濃厚となりました。その代わりに浮上したのが、大型連休以降五月下旬まで三度の週末にまたがる拡大策なのです。

大型連休を東北で完結させるということになると、弘前を出てから小坂、鹿角、小岩井あたりで遅咲きの桜を眺めて、最後は盛岡から帰路につくのが順当になります。しかし、現在構想している拡大策では、進路を逆にとって北海道へ渡ります。もちろん、連休明けには否応なく職場へ復帰しなければなりませんから、行きっぱなしというわけではありません。去年一昨年と苦肉の策で使った一時帰京という奥の手を、大幅に拡大した形で実行するというのが拡大策の肝です。
前提として、谷間の平日三日と連休明けの平日二日を休み、4月27日から5月8日までの十二連休を予定していたところ、連休明けの休みは一日だけとし、5月7日をもって旅を一旦切り上げます。そして、その後の構想は二通りあります。一つは、連休明けに青森から函館に渡ったところで一時帰京し、翌週末に函館へ舞い戻って、その後二度の週末は空路と海路を交えつつ道東まで桜を追いかけるというものです。

5/7 函館→青森→東京
5/8-10 在京
5/11-12 東京→函館→札幌→千歳→東京
5/13-16 在京
5/17-19 東京→千歳→富良野→旭川→網走→釧路→東京
5/20-23 在京
5/24-28 東京→釧路→根室→釧路→苫小牧→大洗

もう一つのプランは、大型連休の間にフェリーか列車で函館へ行くという前提で、一時帰京の起点を盛岡にして、八戸からフェリーで苫小牧へ渡ります。

5/7 盛岡→東京
5/8-10 在京
5/11-12 東京→盛岡→八戸→苫小牧→千歳→東京
5/13以降 上記と同様

いずれのプランについても、第三週の週末の前を一日、第四週の週末の前後を合わせて三日休むのが前提にはなるものの、これにより桜を追ってマイカーで道東まで到達できるという寸法です。

このプランを採る場合、いずれについても列車とフェリーで各1往復、空路で2往復の移動が生じ、さらに一時帰京の間の駐車料が発生します。一方、東北は東北で完結させ、残り三度の週末は列車と空路とレンタカーを組み合わせた場合、自走が0.5往復、列車が1往復、空路が2往復にレンタカー代ということになり、金銭面を考えれば後者の方がおそらく有利でしょう。前者の場合、遠く離れた北の大地に相棒を置き去りにするという漠然とした不安を三週間にわたって抱え込むことになり、不測の事態に応じて日程を組み直そうにも融通が利きづらいという難点があります。しかし、空路で瞬間移動し現地でレンタカーを借りるより、マイカーで少しずつ進み、最後はフェリーで悠然と帰る方が、旅情の点では断然上です。三度の一時帰京を挟みつつも、出発から帰着まで一ヶ月を超す長旅など、生涯に何度もできるものではないでしょう。ここはロマンを追いかけるのも悪くないと考えている次第です。

東北の桜で満足しきってしまえばこの遠大な構想も立ち消えになる可能性はあり、仮に実行するとしても道内でどのように動くかは多分に流動的で、実現の可能性は未知数です。果たして帰着はいつになるのでしょうか(ニヤリ)
コメント