色づく秋の九州へ 五日目

三夜にわたった天文館の酒場探訪が終わりました。最後は思わぬ災難に見舞われたとはいえ、なじみの店を二軒はしごし、「のり一」のラーメンまでいただくことができたのですから、これで十分といってよいでしょう。多少の未練はありながらも、これでようやく次の目的地へ向かって走り出すことができそうです。
それでは、朝までできる限りの休養をとります。おやすみなさいzzz

色づく秋の九州へ 五日目

ラーメンをいただいたのはよいものの、食べ終わった途端にかなりの疲労感が出てきました。やはりまだ本調子ではないようです。もっとも、最後に一杯引っかける体力はどうにか残っているため、焼酎バーで鹿児島最後の夜を締めくくります。訪ねるのは東千石町の"S.A.O"です。
以前鹿児島で風邪を引き散々だったことがあると申しました。実は、そのときに訪ねた酒場の一軒がこの店なのです。朦朧として味覚も嗅覚も麻痺しきっていたというのに、そのとき頼んだのが「池の鶴」だったのをはっきり覚えているということは、当時のことが今となってはよい思い出の一つに変わったということなのでしょう。本日注文するのはもちろんその「池の鶴」です。不完全燃焼で終わった第三夜でしたが、古きよき思い出の残る一軒で最後を飾れたのは幸いでした。

★S.A.O
鹿児島市東千石町5-2
099-239-4461
1900PM-400AM

池の鶴
突き出し(角煮大根)
地鶏の刺身

色づく秋の九州へ 五日目

倒れるように眠り込んで、目覚めると二時になっていました。幸いにして節々の痛みがかなり回復してきたため再び外へ出てきました。呑み屋街へ向かう足取りの軽さが明らかに違い、短時間とはいえ横になって休んだ甲斐はあったようです。
さて、深夜に外出した目的はもちろん「のり一」のラーメンです。二日続きだというのに、昨日に比べてやけにあっさりした味のように感じられます。よくよく考えると、今日呑んだのは焼酎一杯のみ、それも四時間以上前のことで、したたか呑んだ昨晩とは条件が全く違います。しらふでは物足りなく感じ、酔った状況で最大限の実力を発揮するというこの店のラーメンの特徴を、思わぬ形で再認識することになりました。

★のり一
ラーメン大450円