日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

どこまで時雨ゆく秋ぞ 2012

2012-10-18 23:53:17 | 旅日記
前夜からの雨が日がな一日降り続き、どこかに冬の気配を感じる帰り道でした。近年にしては珍しいほど寒かった冬場に始まり、時間をかけて日毎に暖かくなった春先、二月にわたった花見の季節が過ぎ、冴えない梅雨の空から入道雲がいくつも浮かぶ夏の空へ、さらにはさわやかな秋の青空へと移り変わって、時折今日のような冷たい時雨もはさむなど、今年の四季の移り変わりはまさに手本通りといった感があります。季節外れの暑さや寒さがなく、春夏秋冬それぞれの特徴がこれほどはっきり表れる年も珍しいのではないでしょうか。祝日と土曜が何度も重なる無粋な暦の巡りとは裏腹に、季節の巡りに関しては近年稀に見る当たり年となりそうです。
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