日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 23:33:04 | 居酒屋
鹿児島に二泊するという宿願を達成した一方、自分は酒飲みとして少々痛い失敗を犯しています。「日本酒の日」を焼酎文化圏で迎えたということです。新しい酒造年度が始まり、いわば酒造りの元日にあたる本日、清酒で一献傾けるのが当然の流れであるにもかかわらず、その文化を持たない鹿児島で清酒というのはきまりがよくありません。ところが何たる僥倖か、宿への道すがら日本酒バーを発見したため、僥倖とばかりに飛び込みます。訪ねるのは「恵のおかげ」です。

恵のおかげ
鹿児島市樋之口町8-1
099-227-1687
1730PM-2400PM(LO)

益荒男・独楽蔵
突き出し三品
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 21:39:55 | 居酒屋
一軒目だけは急ぐと先ほど申しました。実は、本日訪ねる店に関しては苦い経験があるのです。前回のことだったかどうか、かなり早めに鹿児島へ着き、投宿して一風呂浴びてこの店へ繰り出そうとしたところが、余裕をかましているうちに九時をかなり回ってしまい、やっとのことで天文館へ乗り込むと、店は既に行灯の明かりを落としていて、何のために鹿児島へ来たのかと大いに悔やんだものでした。そんな思い出の残る本日の一軒目が「ぶんご」です。

★ぶんご
鹿児島市樋之口町10-17
099-225-0962
1800PM-2300PM(日曜定休)

村尾・佐藤白
突き出し(冷奴)
お造り二品
薩摩揚げ
手羽餃子
お新香(おごり)
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 21:07:17 | 九州
片側三車線の産業道路を快走して鹿児島市街に戻りました。九州道をひたすら走った昨日に対して本日の走行距離はわずかに60km, 天候を含めて好対照の一日でした。
投宿がやや遅くなったとはいえ、天文館の夜は長いので安心です。今日も二、三軒はしごして、最後はもちろん「のり一」で締めくくることになるでしょう。ただし、一軒目だけは少し早めに入りたいので、前置きはこの程度にして失礼します。それでは後ほどお会いしましょう…
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 20:20:24 | 九州
結局辺りがすっかり暗くなるまで滞在してしまいました。というのも、展望所からは鹿児島市街の夜景と桜島が一望でき、尾根の反対側には知覧の町の明かりがまたたいて、これが夕景に負けず劣らず見事な眺めなのです。大隅半島の向こうからは十六夜の月が昇って、錦江湾の水面を鈍く照らしています。足を止めてしみじみ鑑賞したくなる印象的な光景です。
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 17:51:43 | 九州
スカイラインを走って三つ目の展望所に着きました。つるべ落としの日が暮れて、来し方の尾根が影になって鹿児島市街に落ち、さらには錦江湾を渡って桜島の裾野にかかり、山頂までが次第に暗くなろうとしています。前回車で鹿児島を訪ねた二年前、大隅半島から眺めた夕日に染まる桜島が秀逸で、夕景を眺めるならこれ以上のものはないだろうと思っていたはずが、この景色もそれに負けず劣らず見事です。尾根の上には涼やかな風が吹き抜け、秋の虫が鳴き始めて俄然風情が増してきました。辺りが暗くなって鹿児島の街の明かりが灯るまで、もうしばらくこの場所で夕風を受けることにします。
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 16:30:46 | 九州
「ツーリングマップルR」の勧めに従い指宿スカイラインに入りました。途中の展望台から鹿児島市街と桜島を望みます。桜島の眺望で白眉なのは、なんといっても港の正面に聳え立つ姿だと自分は思いますが、市街地の向こうに望む桜島もまた違った趣があってよいものです。
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 15:25:25 | 九州
鹿児島港、鹿児島新港に続いては鴨池港を訪ねます。沖縄と離島へ百花繚乱の航路が発着した二つの港に対して、こちらの港は錦江湾をまたいだ垂水へのフェリーが出るだけで、こぢんまりした乗り場もがらんとして少し淋しげです。しかし、フェリーは30分に一本の割合でひっきりなしに発着し、着いた船は瞬く間に乗客と車を積み卸しして、再び錦江湾の向こうへと去っていきます。そんな生活感あふれる航路もそれはそれでよいものです。
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 14:55:26 | 九州
居心地のよさにすっかり長居をしてしまいましたが、ようやく移動を始めます。今からでは薩摩半島を一周どころか半周もできなさそうな状況ではあるものの、ともかく走れるところまで走って引き返します。もう一日滞在するという選択肢が次第に濃厚となりつつあり…
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 14:35:12 | B級グルメ
午前一杯滞在するのはよくあることだとしても、この時間まで鹿児島市内に滞在するとは思いませんでした。遅くなったついでに、市街へ戻って再び「小金太」のラーメンをいただきます。あえて「のり一」を選ばなかったのは、今夜ほぼ確実に行くと予想されるのが一つ、そして何より、昼に行くならこの店のチャーシューをもう一度いただきたかったというのが一つです。いただくのはもちろんチャーシューラーメンで、呑んだ後ならともかく、空腹時ならこれを選ばない手はありません。ご飯が250円もするという予想外の価格設定により、ラーメン単品にとどめはしたものの、仮に100円ほどの値段なら、間違いなくこのチャーシューをおかずに飯をかき込んでいたでしょう。ご飯と合わせたくなるところは徳島の中華そばに似ています。
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 13:32:54 | 九州
先ほどまで一点の曇りもなく晴れわたっていた桜島からもうもうと噴煙が上ってきました。噴煙だけなら何度も眺めているとはいえ、立ち上る瞬間を見たのは初めてです。突如として黒い煙が上ってくる様子もさることながら、それが風に吹かれて刻々と形を変えるところも面白く、眺めていて退屈することがありません。しかし当然ながら地元の人々にとってはごく当たり前の光景にすぎず、防波堤では太公望が何事もないかのように釣糸を垂れていて、その様子もまた旅情を誘います。
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 12:55:39 | 九州
鹿児島新港の突端まで移動しました。目の前には視界を遮る岸壁も防波堤もなく、錦江湾の向こうに聳え立つ桜島が山肌まではっきりと見渡せます。気温は25度、台風一過の空は青く晴れ、さわやかな秋風が吹き抜けて、なんとなればこのまま小一時間風に吹かれるのもやぶさかではありません。晴れたら晴れたで焼けるように暑く、そうでなければじめじめとうっとうしいばかりだったこの秋の天候ですが、10月の声を聞くにいたってようやく秋らしい気候が訪れました。
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 12:35:48 | 九州
なんだかんだで、薩摩半島へ向かうつもりが鹿児島市内で午前一杯を消費してしまいました。しかし、前泊地に半日滞在してしまうというのはよくあることで、これも想定の範囲内ではあります。何となればもう一日鹿児島に滞在してもよさそうな気がしてきたため、慌てず急がず進むつもりです。今後の天候にもよるものの、場合によっては山陽と北近畿を切り、最後まで九州にとどまるという選択も考えたいと思っています。
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 12:19:53 | 九州
港から桜島を遠望します。58号線が港に突き当たり、その真正面に噴煙上る桜島の偉容が聳え立つ光景は、何度眺めてもそこはかとない旅情を感じさせてくれます。折しも岸壁では、沖縄行きのマルエーフェリーとマリックスラインが二隻並んで荷役作業の最中です。この大型船以外にも、桜島、種子島、屋久島、さらには十島航路に三島航路と、様々な行先の航路がいくつもの乗り場から発着する様子は、離島が散らばる鹿児島ならではの光景といえるでしょう。全国広しといえども、これほど旅情に満ちた港はそう滅多にありません。
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 11:16:08 | 九州
土産にお茶を買い求めます。通りをはさんで二軒のお茶屋が向かい合っています。鹿児島がお茶の名産地であることを実感させられる光景です。

和香園 鹿児島店
鹿児島市中町1-7
0120-25-6168
900AM-1900PM(元日休)
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色づく秋の九州へ 三日目

2012-10-01 10:44:03 | MOS
朝食がてら、いづろ通の新モスを訪ねます。この店の最大の特徴はネオンサインで、おなじみの緑看板を取り巻くようにネオンがちりばめられているばかりか、赤いネオンで「モスバーガー」と大書された縦長のサインは、直裁にいうなら呑み屋かパチンコ屋のようで、昨晩通りがかった時にも深夜のアーケードでこのネオンが煌々と輝いていました。
特徴的な外観に比べ、店内は市街地のごくありふれた少し広めのMOSといった雰囲気で、ベージュとグレーの細長い煉瓦タイルを組み合わせた横縞模様の壁面に特徴を感じる程度でしょうか。レジカウンターの上は毎度おなじみ白木の天井がおごられ、そこからはハロウィンの提灯が下がっています。もうそんな季節になったのですね…

モスバーガー鹿児島マルヤガーデンズ前店
鹿児島市中町5-1
099-224-8855
24時間営業
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