なんだ神田の明神下で

旅から旅の毎日が一段落して、平日の酒場めぐりも先月上旬以来の復活となります。久方ぶりに訪ねる一軒は神田の「三州屋」です。
土曜の閉店間際に訪ねた前回に対して、平日七時に訪ねた今回は明らかに違うことが二つあります。一つは賑々しさで、背広姿の中年客ばかりが居並ぶという客層に神田の土地柄が表れています。それとともに対照的なのはおばちゃん達の接客です。空いたときにはきわめて懇切丁寧だったのが、今日の応対は一転してぶっきらぼうで、こちらも頃合いを見計らって遠慮がち注文を入れるしかありません。だからといって不愉快に感じるわけではなく、むしろこの方が大衆酒場らしくてよいと思えてくるのが不思議です。

★三州屋 神田本店
東京都千代田区内神田3-21-5
03-3256-3507
1150AM-2240PM