日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 22:51:38 | 甲信越
記念撮影を済ませて全行程終了です。頃よく中央道の渋滞もほぼ解消されたため、満を持して出発します。甲府を出るのがこの時間ということは、もしかすると0時台の帰宅になるかもしれません。マイカーの旅でこれほど早く帰れるのも久しぶりです。
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 21:21:55 | 温泉
風呂から上がって道路状況を確認したところ、小仏の渋滞はようやく20kmを切ったところで、解消にはまだ時間が要りそうです。ならばと思い立ち、自分としては珍しい温泉のはしごを決行します。甲府での二湯目に訪ねるのは「草津温泉」です。
昔ながらの町中の銭湯といった佇まいだった喜久の湯に対して、こちらは直裁にいうなら津軽あたりの温泉銭湯に近く、見た目も中身も近代的にして簡素です。正方形のタイルと大理石で設えられた直線基調の浴場の中央には巨大な浴槽が据え付けられ、やや緑色でぬめりのある源泉が掛け流されます。銭湯としての風情は喜久の湯と比べようもないとはいえ、お湯に関してはこちらの方が格段に上です。風情のある喜久の湯、源泉本位の草津温泉と毛色の違う二つの温泉を体験でき、はしご湯をした甲斐はありました。

★草津温泉
甲府市上石田1-10-12
055-222-4216
600AM-2200PM(元日休業)
入浴料400円
泉質 ラドン含有・含芒硝・重曹・食塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 47.2度
pH 8.0
湧出量 207l/min
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 20:14:58 | 温泉
甲府市内に数ある温泉銭湯の中から本日訪ねるのは、駅北の市街地に位置する「喜久の湯」です。外観はともかく、玄関をくぐるとそこにあるのは絵に描いたような昔ながらの銭湯で、広い脱衣所の正面が全面ガラス張りとなって奥の浴場へと続きます。中央には円形と楕円形の浴槽が二つ接する形で据え付けられて、こちらは熱めのお湯が、それに対して奥手の壁に接する小さな浴槽には、加温されながらもかなり温めの源泉が注がれます。無色透明の源泉にこれといった特徴はなく、特に熱い方の浴槽は循環していて、お湯に関してはまあこんなものかといったところです。しかし、脱衣所には木製の古びたロッカーが今なお使われ、古びたペンキ書きの看板が天井回りを取り囲んで、細かいタイルでデザインされた浴場にも味わいがあります。お湯そのものより温泉銭湯の風情に浸る向きには好適といえそうです。

★喜久の湯
甲府市朝日5-14-6
055-252-6123
1000AM-2130PM(最終受付)水曜定休
入浴料400円
泉質 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 19:57:03 | 甲信越
甲府に着きました。小仏は依然として25kmの大渋滞で、すぐには解消しそうにもありません。もっともそれは織り込み済みで、この渋滞をやり過ごすという大義名分があっての寄り道ということです。
甲府ですることといえば、ほうとうをいただくことと温泉に入ることの二つにほぼ集約されます。そばの直後だけにほうとうは見送るとしても、市内にはよい温泉がいくつもあって選択肢には事欠きません。とりわけ独特なのが温泉銭湯です。青森、鳥取、鹿児島など温泉銭湯がある県庁所在地の中でも、決して広くはない市街地に10湯を超える温泉銭湯があるのはここだけではないでしょうか。とりあえず一湯入った段階で道路状況を再確認して、渋滞が終わっていれば再び中央道に乗り、そうでなければもう一湯はしごして様子を見たいと思います。
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 17:15:00 | B級グルメ
お待ちかねの新そばをいただきます。待ちかねたとはいいながら、実は私自身そばの良し悪しをそれほど明確に区別できるわけではありません。しかし、安曇野で新そばをいただくとなれば、否応なしに旅情も高まるというものです。

田舎家
安曇野市穂高5968-2
0263-82-6928
1100AM-1930PM(LO)
火曜定休(祝日の場合翌日休業)
もりそば945円
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 16:35:02 | 甲信越
もともと短い秋の日が北アルプスの向こうに隠れて、本日は5時を待たずに日没となりました。あとは基本的に帰るだけなのですが、もちろんまっすぐ帰るなどという選択はあり得ず、この後は新そばをいただいて一風呂浴びるということになります。問題なのは、ここから出ると中央道経由でも上信越道経由でもほぼ同距離になるため、どちらを通るかということです。今のところは、若干の迷いはありながらも中央道にしようかと考えています。理由は簡単、今年に入って甲府に一度も行っていないからで、渋滞を避けたいなら当然上信越道経由を選ぶところです。あえて不確実な選択をすることにはなるものの、甲府で一風呂浴びる間に渋滞が終わってくれるだろうと楽観しています。万一10時11時まで渋滞が続いたとしても、甲府まで行ってしまえば残りの移動距離は100km少々とたかが知れています。今回に関する限り、帰着が3時台などということはないでしょう。
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 15:45:05 | B級グルメ
穂高でお約束のわさび漬けを買い求めます。既出の店と新規開拓の店を一軒ずつ選ぶのが近年の恒例です。今回は前者が「大西渡辺わさび店」、後者が「寺島わさび店」の組み合わせでした。
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 12:53:00 | 甲信越
半日滞在した松本を後に安曇野へ向かいます。やや雲が多く遠景もかすんで、アルプスの山並みは残念ながら絵にならないものの、大糸線の駅を見ながら進めば退屈することはありません。山小屋風に寺社風などそれぞれに意匠を凝らした駅舎はもちろんのこと、こぢんまりした駅構内の造りも買収線区らしくてよいのです。
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 11:47:48 | B級グルメ
結局お昼は相も変わらずカリーをいただくことになりました。新そばの季節であることはもちろん承知しています。しかし、たとえば会津で喜多方ラーメンをパスすることがあり得ないのと同様、松本へ来てカリーをいただかずに終わるのも、やはり自分にとってはあり得ない選択なのです。

メーヤウ 信大前店
松本市桐2-1-25
0263-35-6962
1130AM-1500PM/1700PM-2100PM(木曜定休)
カリー二種類セット+ライスおかわり900円
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 11:00:12 | 温泉
少し遅れましたがお待ちかねの朝風呂の時間となりました。浅間温泉にするかどうかで迷ったものの、結局趣向を変えて美ヶ原温泉を選択します。風情に関しては「港の湯」に及ばず、せっかくの源泉を塩素消毒してしまうのが惜しまれはするものの、6時半から入れて入浴料も安く、少なくとも浅間温泉の「ホットプラザ」よりはこちらの方がはるかに良心的です。
それにしても、これが先週なら風呂などに入ったところですぐにまた汗をかいてしまうため、わざわざ料金を払って朝風呂に入ろうなどとは考えもしないことでした。季節は進んだと改めて実感させられます。

★ふれあい山辺館 白糸の湯
松本市大字里山辺湯の原
0263-35-90876
630AM-2130PM(最終入館)
第一・第三火曜定休
入浴料300円
泉質 アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
泉温 42.2度
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 09:41:33 | 酒屋
名水に続いては、こちらも毎度おなじみ駅前の中島酒店に立ち寄ります。この店の特徴の一つとして、他の酒屋と品揃えがほとんどかぶらないという点が挙げられます。たとえば会津で酒屋を何軒か回ると、その店でしか買えない酒と他の店でも買える酒が出てきて、後者の優先順位は必然的に下がると以前申しました。それに対し、この店に並んだ酒で他店でも買えそうなものといえば、水尾に信濃錦などごく一部に限られており、大半の酒はこの店でしか見かけない希少品です。それはとりもなおさず、この店が人気銘柄とはあえて距離を置き、知る人ぞ知る地酒に特化しているということの表れでもあります。

★中島酒店
松本市中央1-3-7 セントラルビル1F
0263-32-1158
900AM-1900PM(第三木曜定休)
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 09:08:59 | 甲信越
松本といえば「平成の名水百選」の一つにも数えられる湧水の宝庫です。もちろん今回もこの名水で喉を潤します。しかし、渇いた体に冷たい水が染み入るようだったこれまでと違い、ここまで気温が下がると湧水よりも温泉といった気分になるものです。湧水の旬が過ぎ去り、秋は一段と深まってきました。
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 08:06:25 | 甲信越
今回はマイカーでの活動ということで、機動力勝負の市街見物はしませんが、一ヶ所だけ中町通りを訪ねます。普段は人と車がひっきりなしに往来するこの通りも、日曜の朝は閑散としていて、見物するならこの時間をおいて他にないからです。
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色づく秋の信濃路へ 2012二日目

2012-10-14 07:53:01 | 甲信越
おはようございます。昨晩は腹ごなしをしようと中座したところで力尽き、結局「よゝぎ」一軒で完結となりました。九州の後半あたりから、腹ごなしで中座したまま力尽きるという展開が目立ってきました。しかし、それは地酒とそばで腹も心も満たされたということであり、あの状況で続けざまに二軒目へ飛び込んでも、おそらく無理して飲み食いすることになっていたでしょう。ほどほどで切り上げるという点では、このような終わり方も悪くはありません。
さて、我が国の鉄道発祥から140年の節目に当たる「鉄道の日」を迎えた本日ですが、だからといって特別なことは何もなく、引き続き風の吹くまま気の向くままにさすらい歩きます。とりあえず決めているのは、浅間温泉で朝風呂を浴びること、見晴らしのよい場所から北アルプスを望むこと、安曇野へ行くことの三つだけです。松本市内を動き回る間に昼時を迎えてカリーをいただくというのがいつもの展開で、今回もそうなる可能性は十分あります。しかし新そばの季節だけに、今回はカリーの代わりに安曇野でそばをいただくのもよさそうです。
先ほどまで薄い雲に覆われていた空が次第に晴れて、今日もさわやかな青空が広がってきました。気温は9度、しかし日が昇りきっていないということもあるのか、コスモス街道を訪ねた昨日よりもかなり肌寒く、上着までは必要ないとしても、長袖シャツ一枚だけではかなり冷えてきます。温泉が骨身に染みる一日になりそうです。
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