日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 23:28:06 | 居酒屋
来た道を引き返して釧路に戻りました。最後の夜は小雨に濡れた街で一人しみじみ盃を傾けます。
日曜だけに、もともと静かな釧路の街は普段以上に静かで、行き交う人もほとんどありません。しかし静かだからといって淋しいわけではなく、むしろそこはかとない風情を感じさせるのがこの街でもあります。すすきのの華やかさも捨てがたいものはありますが、長旅の最後の夜をしみじみ噛みしめるには、雨に煙った釧路の街がおあつらえ向きです。花見の旅を釧路で終われることに感謝しつつ熱燗をあおります。

万年青
釧路市栄町4-2
0154-24-4616
1700PM-700AM

大徳利
お通し(肉じゃが)
おでん三品
ほたて刺
かれい
三平汁
〆て4780円
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 19:57:20 | 北海道
再び国泰寺を訪ねます。満開の桜が街灯に照らされています。これが今年最後の夜桜です。
都内で桜が咲いてからちょうど二ヶ月、その間ひたすら桜を追った毎日でした。思えば地元で花見をしていた頃が何ヶ月も前のことのように感じられます。それだけ濃密な日々だったということでもあります。後年人生を振り返ったときにも、この二ヶ月の出来事は必ず思い出すことになりそうな気がしています。そんな日々もいよいよ明日で終わるかと思うと感慨もひとしおで、夜が更けるまでこの場所で名残の夜桜をしみじみ眺めたいという思いにかられます。しかし何事にも潮時というものがあります。未練と余韻を感じつつ、万感の思いを込めて最後の夜桜に別れを告げます。また来年…
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 19:23:18 | B級グルメ
厚岸の町で再びカキをいただきます。カキづくしのコースや山盛りのカキフライにも惹かれるものはありますが、釧路で呑むことを考えて少し軽めのテリヤキ丼を選択します。同じ甘辛でもこちらは照り焼きだけに、駅弁とはまた違った味わいです。

鮨の桜亭
厚岸郡厚岸町真栄 2-149
0153-52-3702
1100AM-2030PM(LO)
かきのテリヤキ丼1050円
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 18:25:01 | 北海道
夕闇迫る公園で独り桜を眺めます。この時期の北海道の日は長く、どんより曇った今日でさえ、6時を過ぎた今もまだ暗くはなりません。日が傾き出したら瞬く間に暗くなる冬場とは対照的に、時間をかけて少しずつ暗くなるのがこの時期らしいところです。
結局今日は花見の旅に出て以来初めて一度も日が差さずに終わりましたが、それは今までがどれだけ天候に恵まれていたかということでもあります。観測史上最も遅咲きといわれる桜に助けられ、天候にも恵まれてここまで花見ができたことに今はむしろ感謝しています。明日は日没前には千歳へ向かって移動を始めなければならず、花見をしながら迎える夕暮れは今日が最後になります。幸いにもこの後は釧路へ戻るだけで時間に追われることもありません。日没まではこの場所で名残を惜しむことにします。
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 17:21:39 | 北海道
国泰寺と並ぶ厚岸の花見の名所、子野日公園を訪ねます。当地の「桜・牡蠣まつり」も今日の雨にたたられ、日没を待たずに露店が撤収を始めています。満開の桜が少しずつ花を散らせており、厚岸の桜も間もなく見納めとなりそうです。釧路には花見の名所というほどの名所がなく、祭の類も開かれていないので、おそらくこれが日本列島最後の桜まつりになるのでしょう。見物客が去った公園にカラスの鳴き声だけが聞こえます。花見の季節の終わりを実感する夕暮れの光景です。
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 15:40:53 | 北海道
道東有数の花見の名所、国泰寺を訪ねます。内地では定番である寺と桜の組み合わせも北海道では珍しく、境内を埋めるエゾヤマザクラが新鮮に感じられます。樹齢百六十年といわれる名木「老桜樹」を始め、道内の桜にしては大木が多いのも国泰寺の特徴で、頭上に覆い被さるような枝振りは内地での花見を思い出させます。厚岸の桜の開花は釧路よりも少し早く、既に大半の木が満開を迎えて一輪二輪と花が舞っています。
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 15:00:48 | B級グルメ
厚岸の町に着きました。駅前で名物のかきめしをいただきます。甘辛く煮たカキとツブとアサリを茶飯に乗せたシンプルな内容で、冷めても味が落ちないように工夫された濃い目の味付け、木箱にラベルをかけて紐で結ぶ包装など、昔ながらの駅弁らしさを随所に感じる一品です。

氏家待合所
厚岸郡厚岸郡字宮園町12
0153-52-3270
730AM-1700PM(冬季 -1500PM)
かきめし980円
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 14:03:40 | 北海道
44号線を厚岸方面へ移動中です。釧路郊外の公園ではエゾヤマザクラが五分咲きから間もなく見頃を迎えようとしていますが、この天候では訪れる人もなく、桜の木立だけが霧雨に煙っています。
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 13:11:14 | B級グルメ
この日二軒目の六花亭でお昼をいただきます。結局昼頃まで前泊地に滞在してしまい午後の予定が厳しくなるという、花見の旅において何度も生じた事態を今回も繰り返してしまいました。しかし今回は違う理由があります。雨のせいで先へ進む意欲が起こらないということですorz
短時間なら傘もいらないほどの霧雨ではあるのですが、曇りとの予報に反してなかなか止まず、むしろ時間が経つほど空も暗くなり、花見をするような天候ではなくなってしまいました。天候が並以上なら根室まで足を延ばして本土最東端の桜を見たかったところですが、この天候では往復300kmもの距離を走って行くほどの必然性は小さく、また今からではその時間もありません。そうはいっても、はるばる道東まで来たからには無為に一日を過ごすこともできないので、残りの時間で厚岸近辺を巡って釧路へ戻る予定です。

六花亭 鶴見橋店
釧路市昭和2-20
0154-52-6666
1000AM-1900PM(喫茶1100AM-1800PM)
ほたて強飯定食550円
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 11:56:26 | 北海道
春採公園を訪ねます。全国一開花が遅いといわれる釧路では、早咲きの木がようやく五分咲き、それ以外は一輪二輪開いたばかりという状況です。最高気温が10度そこそこという気候を考えると、見頃は来週末まで延びるでしょう。来週末に再訪するつもりはさすがにありませんが、できることならこの桜が満開になるまでを見届けたかったと思うのが人情というものです。花見の旅を振り返ることができるのは来週末が過ぎてからになりそうです。
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 10:34:02 | 北海道
店先に千島桜が咲いています。梅のような低い背丈と小振りな花、白とピンクが混じったような花びらが特徴で、同じ北海道の桜といってもエゾヤマザクラとは全く違います。中でも変わっているのが、地面すれすれの高さから枝分かれして花が咲くことで、桜といえば見上げるものという先入観に反して、この桜に関しては「見下ろす」あるいは「腰をかがめて下から覗き込む」という状態になります。この旅においては使い古された言葉ですが、一口に桜といっても様々です。
エゾヤマザクラはざっと見積もって三分咲きといったところですが、こちらは満開の一歩手前で、まさに今が見頃といえそうです。
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 10:21:04 | B級グルメ
例によって六花亭で土産を買います。目当ての洋菓子もさることながら、建物もこの店のよさの一つです。こちらの店舗は直線的なデザインと石の風合いを生かした外観が特徴で、建築の素人でも一目で分かる秀作です。

六花亭 春採店
釧路市春採3-19-1
0154-42-5562
1000AM-1800PM(喫茶1100AM-1730PM)
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 09:29:22 | 北海道
二日目は異例の選手交代からスタートします。実は、昨日の出発以来、相棒の右前輪から石を噛んだような異音がして気になっていたのですが、釧路の営業所へ持ち込んでも原因が特定できなかったため、急遽車両交換となった次第です。ピンチランナーは同じベリーサですが、異音がなくなった分だけストレスは軽くなりました。
釧路の街には霧雨が降っています。花見の旅では函館以来二度目の雨です。一ヵ月半でわずかに二回ですから、よくよく考えるとこれまでの旅がいかに天候に恵まれていたかが分かります。今日はあいにくの天候ではありますが、終日降るというわけでもなさそうなので先へ進みます。
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北海道花見の旅Part2 二日目

2010-05-23 00:18:32 | 居酒屋
居酒屋で長かった一日を締めくくります。

★居酒屋 達
釧路市栄町3-2
0154-25-0210
1800PM-600AM(月曜休)

北の勝×2
お通し(おくら・筋子)
刺身盛合せ
焼カキ
鳥のみそ和え
〆て4010円
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