日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北海道花見の旅 前夜

2010-05-14 20:57:20 | 旅日記
北海道への花見の旅が明日に迫りました。先月の中旬に信州へ旅立ってから六週連続、都内で花見をした二週間を含めると実に二ヶ月近くにわたる長い長い花見の季節も、これにて完結となる予定です。その気になれば、翌週に道東で花見をすることも可能であり、ここまで追いかけたからには最後の最後までついて行こうという考えもないわけではありません。しかし、今年はもう十分すぎるほどに花見ができたこともあり、道南、道央と二週連続で北海道へ渡った上で、さらに翌週にも重ねて行くほどの必要性を感じないというのが現状です。仮に休暇がとれたとしても土日を含めてせいぜい四、五日という(北海道としては)短い日程で、しかも同じ時期に三度も行くよりは、むしろ一週間以上の休みを確保して、昨年お預けになってしまった九月の北海道へ行く方がよいのではないかと考えています。花は桜だけではないのであって、それをどこまでも追いかけることにそれほどの意味があるとは思いません。桜の散り際のように、物事には潮時というものが大切です。今年の花見に関しては、わずかな未練と余韻を残しながら幕を引くときが訪れたのではないかと考えている次第です。無論、総予算四、五万で行ける格安ツアーがあるなら道東にも行ってしまう可能性は十分ありますが…

自分としては、前回函館へ渡って北海道に到達した時点で、桜とともに日本列島を北上するという目標の大部分は達成できており、今回はいわば「おまけ」のようなものと位置づけています。とはいえ、道南と道央以北では気候も景色も全く違い、道央まで行って初めて感じる北海道らしさというものがあるのは事実です。そんな北海道に桜が咲く頃はどうなっているのか、想像するだに楽しみではあります。
現時点では、日高から襟裳岬を通って十勝へ抜け、翌日は狩勝峠を越えて富良野近辺を回って新千歳に戻るというプランを考えています。札幌泊というプランも捨てがたいのですが、それでは二日とも道央の限られた範囲で活動せざるを得ません。むしろ札幌をパスすることによって行動範囲が格段に広がるため、「肉を切らせて骨を断つ」という選択の方が望ましいのではないかと考えています。一泊二日という短い時間をどう使うか、思いを巡らせながら眠りにつきます。おやすみなさいzzz
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