林安直の雑感

長野市の林写真事務所。
建築写真を中心に、いろいろ撮ってます。

TBSドラマ(1999年)「同窓会へ ようこそ」

2023年12月04日 | 日記



サブタイトルが、「遅すぎた夏の帰郷」。
ファンタジードラマというジャンルだが、つい涙ぐんでしまう。年を取ると、涙脆くなっていけないね。

20年前、故郷の倉敷でなにがあったのか。それが、一つずつ、少しずつわかっていく。
こういうのは、二度見るといいね。伏線というか、意味がよくわかるから。
「ニューシネマパラダイス」「ある日どこかで」「異人たちとの夏」など、いろんな映画のオマージュと言えなくもないが、いい作品だね。

ネタバレ
祥子には、超能力みたいのがあって、ライターを点かなくしたり、バイクのエンジンがかからなくしたり、娘からの電話を邪魔したり、いろいろ。
最初のほうで、同窓会名簿が家に届くシーンがある。妻は手元からその厚く重い名簿を落として、足を痛める。
これって。祥子の仕業だよね。嫉妬なのかな。

「メガネかけてないと、パパじゃないみたい」とは、娘の言葉。
祥子は、「眼鏡かけてると、旬ちゃんじゃないみたい」という。
ラストに、旬一がメガネをかけて終わる。


終わりのほうで筒井康隆が出てきたんで、「筒井康隆の原作かな」と思ったが、そうではなかった。
筒井康隆は、もともとは俳優志望だったんだよね。
高校の時、たまたま古本屋で見つけたが、早川書房の「ベトナム観光公社」という本。これを読んで、筒井康隆に惚れた。
主に70年代だが、本を次々に買った。とても、懐かしい。

書棚の筒井コーナー

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする