右の写真は、ジガバチ(種は不明)。ジガバチが我が家の壁(地上1.2m)に巣(幼虫室)を作り、その入り口をふさいでいるところ。この巣の中には、ジガバチの卵と仮死状態の青虫(クモかも)なんかが入っている。
Wikipediaによれば、
「ジガバチの幼虫は獲物の体の上で孵化し、獲物を殺して腐敗を起こさないよう、生命維持に影響を及ぼさない部位から順番に獲物を食べていく。獲物を食べつくし、巣穴と同じくらいの大きさまで成長すると繭を作って蛹になり、10日ほどで羽化をして巣穴を出る」とのこと。
ジガバチは、まだなんとなくいい。だが、幼虫の体内に寄生するハチはおそろしい。
映画「エイリアン」。
カブトガニのような生物が宇宙船の乗組員の顔に張り付き、やがてその乗組員の体内に入り込む。健康になったかと思われた彼、ある日突然苦しみ出す。そして、エイリアンの幼虫が彼の胸部を食い破り、宇宙船のどこかに逃げ去る。あのシーン、すごかった。あんな生物に寄生されたくないよね。
蝶や蛾に寄生する寄生バチもそう。宿主の体を食い破って、外に出て繭をつくる。その繭もひとつやふたつじゃない。なんかこう、寒気がしてしまう。
そういえば、「笑うカイチュウ」というのがあったな。寄生回虫博士藤田紘一郎の奮闘記。健康のために、自分の腸内にサナダムシを飼っているとか。彼に言わせると、回虫も宿主も一心同体。回虫は、宿主の更なる健康のためにいろいろ努力しているらしい。
ほんとかな。万が一そうでも、ご勘弁願いたいものだ。