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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「まみえ」

2010-09-21 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「まみえ」

「まみえ」は「まゆげ」の意。



例文

※豊臣秀吉と母親の会話

秀吉  「かあちゃん、なんで おれの みぎの まみえ んとこに
      けがの あとが あるだい。」
母親  「そりゃーなー おめーが ちいさいときに
      乳母車から おっちまって そのときんの 
      けが した あとさー。」
秀吉  「そーかい。
      そんな こんが あっただね。」
母親  「おめーは むかしから ばかやってたっちゅう
      しょうこだわ。」



例文の標準語(?)訳


秀吉  「お母さん、どうして私の右の眉に
      傷痕があるのですか。」
母親  「それは、あなたが幼少の時に
      乳母車から落ちてしまった事があって、その時の 
      けがをした傷痕ですよ。」
秀吉  「そうですか。
      そのような事があったのですね。」
母親  「あなたは昔から馬鹿な事をしていたという 
      証拠ですよ。」


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まだけ同じですね。 (豊太郎)
2010-09-21 19:07:53
まみえはまゆげに思い付きませんね。
分かりませんでした。
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豊太郎 様 (mt77)
2010-09-21 19:38:46
調べてみますと、夏目漱石の「それから」と言う小説に「まみえ」が出ているようです。
使われている地区は限られているのだと思います。
返信する
まみえ (tabibito)
2010-09-22 09:24:22
古語ですね、古語辞典に出てきます。大辞林にも、
昔は「まよね」とか「まみえ」と言っていたようですよ、だからこの言い方が残っているだけの事で方言では有りませんね。
でも流石に歴史のある街ですね、大阪辺りでは人種のるつぼになっていますから古い言葉では会話が成り立たずどんどん消えていきます。
返信する
tabibito 様 (mt77)
2010-09-22 12:28:32
古語なのですね。
それで夏目漱石の「それから」と言う小説に使われていたのですね。
「おてしょ」も宮中の女官言葉という事を以前聞きました。
松本に昔に伝わった言葉が今も残っているのは誇らしいのですが、残念ながら徐々に消えつつあります。
おてしょは殆どの若者が知りません。
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