花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

ニシキウツギ・ハコネウツギ・タニウツギ・ヤブウツギ

2007年06月14日 | 草花・植物

 

ヤブウツギ(藪空木) ニシキウツギ(ニ色空木)・ハコネウツギ(箱根空木)・タニウツギ(谷空木)  
スイカズラ科 落葉低木   花期 5~6月

≪名前の由来≫
「二色空木」 
漢字表記が示すとおりなら、白と赤の二色ということになるが、本当にそうだろうか。オフホワイトから、薄桃、赤紫と変化する様は「錦空木」のほうが、似合っていると思う。私は「錦」と思い込んでいたし、勝手に「五色空木」などとも、いっていた。
「箱根空木」 箱根に自生するのかと思いきや、箱根にはない。海岸近くに自生する。なぜ「箱根」の名前がついたかは不明。
「谷空木」 山地の谷といわず登山口に程近いところにいくらでも咲いているが、里から見たら、谷地に多かったのかもしれない。あるいは、桃色に垂れ下がる枝の様が、「谷」を連想させたのかもしれない。
「藪空木」 藪に自生するからと思われる。

ニシキウツギ・ハコネウツギ・タニウツギ・ヤブウツギ

ニシキウツギとハコネウツギは、どちらも花の色が同じに変化するので、見分け方は難しい。自生地と、葉の状態、花の形で見極めるらしい。
タニウツギとヤブウツギは花が咲けば間違わない。

ハコネウツギ: 花の筒の部分が中央付近から急に太くなる。葉の色が濃く厚い。
ニシキウツギ: 花の筒は根本から次第に太くなる。葉裏中央脈に毛。
タニウツギ  : 花の色がピンク。日本海側とあるが、宮城にも沢山自生している。
ヤブウツギ  : 花の色が赤


2007.6.14撮影「庭」

写真のものは「ハコネウツギ」と思われる。

。o○○o。.  .。o○○o。.

満開時は、かなりカラフルなのに、楚楚とした感じがするのは不思議。
家のは「箱根」か、「二色」ははっきりしないが、どちらでもかまわない。花を楽しむのに、そんなこまいことは関係ない。
里山で見る「タニウツギ」も、きれい。梅雨の前に、登山口付近でピンクの木を見つけたら、大抵「タニウツギ」である。

挿し木で簡単につくし、成長もかなり早い。

 



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