花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

ヤマボウシ(山法師、山帽子)とハナミズキ(花水木)とミズキ(水木)

2011年10月17日 | 草花・植物

「ヤマボウシ」と「ハナミズキ」花の時期は違いますが、良く似ていると思います。ヤマボウシ
同じミズキ科で、名前も紛らわしいですが、違いも色々あります。

ヤマボウシもハナミズキもミズキ科です。
ハナミズキ」は「アメリカヤマボウシ」と言われるように、北米原産です。
明治末期に日本が桜を贈った返礼として、アメリカから送られてきたことで、有名です。街路樹や庭木として親しまれ、花の美しさが際立っています。
「ハナミズキ」の名前の由来は、ミズキ類で、花が美しいことから。
「ハナミズキ」は「アメリカヤマボウシ」の別名もありますが、これは「「ヤマボウシ」に似ていることが、名前の由来です。

ヤマボウシ」は日本の山野に自生し、花も美しく、実、紅葉も美しいことから、庭木、街路樹として親しまれています。
名前の由来は、蕾の丸い集まりを法師の頭、白い苞を頭巾に見立てたとものと言われています。

両者の花は、よく似ていて、花弁のように見えるのは、総苞です。
「ハナミズキ」は葉がでる前、4月から5月に花が咲きますが、ヤマボウシは葉がでてから6月から7月に花が咲きます。
実はハナミズキは小さな硬い実(ガマズミのような実)をつけ、食べられませんが、ヤマボウシは、大きく赤い実をつけ、「マンゴウ」のような味で、生食、ジャム、果実酒に利用するほか、小鳥の好物です。

 

ミズキ「ミズキ(水木)」は日本全国に見られる落葉高木です。

幼木の春の芽ぶきは、綺麗な紅色です。
小正月には、団子を作り水木にに挿して飾りました。「みずき団子」といいます。

植木屋さんが「ニホンミズキ」と呼んだ記憶があります。
芽ぶきの時期に、大量の水を吸い上げるため、枝を折ると水が滴るので「水木」の名前の名前になりました。

東北地方などでこ けしのおもな材料の1つになっており、また盆、椀などの漆器木地になります。
高木なので、花の時期はかなり目立つ木と言えます。(画像はwikiから)

      ハナミズキ

 2009.10仙台  2011.04

 

ヤマボウシ

 2011.06仙台  2011.09           原発廃炉に向けて



最新の画像もっと見る

コメントを投稿