花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

秋の七草・新秋の七草・万葉と昭和

2011年08月21日 | 草花・植物

 

立秋が過ぎ、お盆がも過ぎるころになると、「秋の七草」に、思いをはせるようになります。
山上憶良が読んだ続きの2首が、秋の七草の始まりとのことです。

秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花      万葉集巻8第1537番
あきののに さきたるはなを およびおり かきかずふれば ななくさのはな)

萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝がほの花    万葉集巻1538番
(はぎのはな おばなくずはな なでしこのはな をみなえし またふじはかま あさがほのはな)

「あさがおのはな」については「桔梗説」「木槿説」「昼顔説」がありますが、「桔梗説」が有力のようです。

春の七草が「食べる」に対して、秋の七草は「見て美しいもの」の7種です。
春の七草は「七種」と表記して「ななくさ」と読むのが正しいようです。
七草の覚え方として「ハスキーなおふく(ろ)」「おすきなふくは」「おきなはすくふ(沖縄救う)」など紹介されていますが、私はやはり憶良さんの歌のリズムで覚えたいと思います。

萩     ・尾花     葛    撫子     女郎花     ・藤袴     ・桔梗

1935(昭和10)年、東京日日新聞が主催して一人一種選んだ、昭和の「新秋の七草  ※の画像はwikipedia

★コスモス(秋桜)菊池管       ★ヒガンバナ(彼岸花)斎藤茂吉     ★ アカマンマ赤まんま)高浜虚子   ★キク(菊)牧野富三郎
※オシロイバナ(白粉花)与謝野晶子    ※シュウカイドウ(秋海棠)長井荷風   ※ハゲイトウ(葉鶏頭)長谷川時雨  

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