花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

「日本は核兵器の準備を怠ってはならない」「抑止力としての原発は必要」石破茂

2011年08月18日 | 脱原発・原発廃止へ

元防衛大臣石破茂さんの発言です。
8.16(多分)日のTVで「脱原発はできない」「核の抑止力として必要だから」という発言がありました。

発言要旨

日本が原発を始めるのは「ハードル」が高かった。故に「安全神話」を作る必要があった。
しかし電力会社や経産省の言葉を鵜呑みにしていた、政治にも事故の責任がある。
これからは原発を減らしながら自然エネルギーを増やすことに異存はない。
ただし「脱原発」出来ない。
日本は核兵器を持つべきだとは思っていないが、抑止力として1年くらいで、核武装できるようにしておかなければならない
それが抑止力になる。
日本の周りはアメリカ、北朝鮮、中国と核保有国に取り囲まれている。日本が核を捨てるべきではない

核兵器と原発はコインと裏表のようなものだと聞いたことがあります。
日本が原発を持つ理由の一つに、核兵器があるともいわれていました。

これは自民党の政策なのでしょうか。石破さんたちの特定の人たちの考えなのでしょうか。
ぜひとも知りたいところです。
「核の平和利用」など、幻想だったということになります。
「非核3原則」など、笑止千万。絵に描いた餅以下のものだったということです。

     原発廃炉に向けて

 


カワラナデシコ・ナデシコ(河原撫子・撫子)/「大和なでしこ」と「なでしこJapan」について

2011年08月18日 | 草花・植物

タカネナデシコ秋の七草の3番目ナデシコ。ナデシコ科ナデシコ属

萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝がほの花    万葉集巻
名前の由来は、手や足を優しく撫でて、大事に育てたい子供のように、愛らしい花なので撫子。日当たりのよい河原にも多く自生していたので「河原」がつきました。

 

在来種のナデシコに「瞿麦(くばく)」の漢字をあてていましたが、中国の「瞿麦」とは別の花であることに気づき、「撫子」の漢字をあてたようです。薬用としても利用されており、種子を乾燥したものを瞿麦子(くばくし)と言い、利尿作用などがあります。
中国から石竹類が入ってきた時に、中国種を「唐撫子(からなでしこ)」といい、在来種を「河原撫子・大和撫子」といいました。
「カワラナデシコ」は、花期が長く、四季咲き性ということで、「常夏」の古名もありますが、この名前は現在は「石竹」の一種に用いられています。

大和撫子(やまとなでしこ)・なでしこJapan

女子サッカーの愛称を公募。決まった名前が「なでしこJapan」。ビジョナデシコ
何時から日本女性を「大和なでしこ」というようになったのかは分かりません。
「大和なでしこ」という言葉が見られるようになったのは、「古今集」。「山がつの垣ほに咲ける大和撫子」「ふるさとの大和撫子」等ですが、在来種に対する区別をするため、国風文化の誇りとともに使われたのではないかと思います。単なる花の名前の区別以上の意味を持つ言葉になったのは、江戸時代から?
繊細でありながら芯が強い日本女性の美称として、男の大和魂に対応して、使われ出したのではないかと思います。

「なでしこJapan」が活躍した時、花の持つ繊細なイメージとはかけ離れていましたが、諦めずに最後まで頑張るその姿は、3.11で打ちのめされていた私たちの心を、久しぶりに元気づけてくれました。
彼女たちの競技環境の悪さも意に介さず、思いを持って頑張る精神力が、私たちに訴えたものは、大きかったと思います。

「撫子」は、古くから歌に詠まれ「秋の七草」として有名ですが、枕草子には
「草の花はなでしこ、唐のは更なり、大和もめでたし」とあり、良く鑑賞され愛されていたものと思われます。
また、「絵に描くと劣るもの、撫子、菖蒲、桜。物語で愛でたしと言っている男女の容姿」とあります。「絵にするのは難しい位美しい」花と感じていたことがうかがわれます。

江戸時代の空前の園芸ブームの中、品種改良、交雑が進み「珍しきなでしこ」として無数の品種ができました。 
・カワラナデシコ(法苞が3対)エゾカワラナデシコ ・タカネナデシコ(苞が2対) ・ヒメハマナデシコ(日本固有種) ・ハマナデシコ(花弁の先の切れ込みは浅い、葉が広く、肉厚で光沢あり) ・シナノナデシコ(別名ミヤマナデシコ、日本固有種、花弁の先の切れ込みが浅い)に分類されています。
「ビジョナデシコは」別名「アメリカナデシコ」「ヒゲナデシコ」ともいわれますが、従来のナデシコにない美しい撫子という意味で「美女」がつきました。 

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