振り向けば
人生の
苦さわかる歳
藤原浩の
「二人の始発駅」の歌詞
はいはい爺は十二分に
苦さがわかる歳になってます
特に自分の才能のなさ
身にしみてわかる歳でもあります
中でも音楽と絵
からっきしダメ
そんな爺が
ふとある方のブログをみて
驚きました
シングルマザーの彼女が
ただ今練習中という
水彩画が数点アップされてた
これが練習中....?
爺から見ると
プロが書いたとしか思えない
爺から見ても
それはそれはすばらしい
感受性が豊かなのです
描かれたクッキーの
おいしそうなこと
どの絵を見ても心和んでしまう
こんな絵が描けて
まだまだ私、初心者なの..
爺もそんなこと言ってみたい
歌もからっきしダメ..らしい
正直爺自身そんなに下手
そうは思っていません
だが周りの反応が...そうなの
日曜日妻と食事をして
行き着くところはスナック
ドアを開けると
カウンターに一人の客だけ
ママが妻の歌ばかり数曲入れ
場はすぐに妻の独演場に
気を使って
先客にマイクを勧めるが
下手だからといって
頑として固辞する
今までこれでえらい目に
妻はともかく
爺まで調子をこいて数曲歌う
最後の最後に
固辞する方にマイクを渡す
それでは
って歌った歌が玄人はだし
爺の背中に冷や汗が
そんな二の前はごめんだ
そう思ってあえて歌わなかった
そして最後の最後
ママの強い勧めで
その先客がマイクをにぎった
本当はコイツうまいんだろうな
そう思ったのだが...
その歌声を聴いて
顔を見合わせる妻と爺
ママは吹き出しそう
今まで爺が聞いた中で
ダントツ一番
これこそオンチ
世の中こんな人もいるのよね
てな感じ
なら爺は歌えばよかった
今度来たときに
彼がいることを...
そして彼が歌った後に...
爺が是非歌いたいものである
