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爺の遠吠え

思いつくままに
 遠吠えできたらいいなぁ~

世の中甘くはない

2009-01-25 | Weblog


「ちょっと今年は違うの」
「わかる?」
そう妻が聞いてきた

能なるも
これに不能なるを示せ

以前なら
孫先生の教えどおり
「わからない」
「何なの?」
あえて
そう答えてたに違いない
おかげで繊細さにおいて
爺は妻と同等という
屈辱的な評価を受けてきた

はっきりと言う
繊細さにおいては
妻は幼稚園児
とすると
爺は大学教授
妻のことは語らなくても
手に取るようにわかる

妻には
孫先生の教えは通用しない
そこで
「肩こりだろう」
爺がずばり指摘した
「ピンポ~ン」

爺にとって1月は辛い月
あかぎれで
色んな指がパックンとヒビ割れ
そこへ恒例の妻の肩もみ
これ以上の罰ゲームはない

ところがどうだい
昨年より
妻の肩もみの要求なし
爺にとっては喜ばしいこと
これに触れると
あ~そうそう
もんでちょうだい
そう言われると困るので
あえて触れなかっただけのこと

「そうなのよ」
「今年全然肩がこらないの」
「やっぱりアレかなぁ~」

そうなんです
爺は老骨に鞭打って
アレを毎日...
てなはずはない
もしそうなら爺は今生きていない

そうそれは湯の花
妻にとってもう欠かせないもの
バブを切らしたおかげで
倉庫に眠ってたおみやげ品
これほどまでの効能があろうとは
驚くばかり

最初に気付いたのは湯温
序列に従って二番手入浴の爺
その悩みは湯温
火傷しそうなぐらいの熱さ
いつも水で薄めて入る
妻の体を心配して
その熱さを指摘するが
体がぬくもらない
そう言って直らなかった

ところがどうだい
湯の花を使い出して
爺が入る時は適温
いやちょっとぬるめなのですよ
それで充分ぬくもるとか

考えられないほどの激変振り
今から考えるとそれが
妻の肩こり解消の予兆
爺にも妻にも万々歳

ところがいい事ばかりではない
例年この時期寒くなると
日曜日の妻の外出もひかえめ
ところが今年は寒さ知らず
今もせっせと着物に着替えてる

肩もみから開放された爺
しかし
夜の食事へ妻とお出かけ
そんな介護が増えました