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【復興予算】 「流用」を許すな▼国民への裏切り行為▼怒りを通り越して、あきれ果てる

2012年10月11日 | 被災地SOS

【復興予算】「流用」を許すな▼国民への裏切り行為
       ▼怒りを通り越して、あきれ果てる


http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20121008_4.html
↑より以下転記↓


復興予算の使途  こじつけは許されない



 東日本大震災の復興に使うべき予算が、
被災地復興とかけ離れた事業に使われている。

東京の国立競技場の補修、北海道の刑務所での職業訓練、
沖縄の国道補強、国税庁舎の耐震工事など、
予算獲得目的のこじつけとしか思えない。



 水産庁は、
南極海で反捕鯨団体の妨害活動に備える費用23億円が
宮城県石巻市の復興に役立つという。
官僚の編み出す論理は
「風が吹けばおけ屋がもうかる」の類いだ。


 中小企業向け設備投資補助が
震災復興予算に含まれているのも気にかかる。
被災地外を含めて2950億円もの規模だ。


これでは、いくら復興予算があっても足りなくなる。


 被災地を後回しにして、
関連の薄い事業に巨額の税金を費やしては本末転倒だ。


仮設住宅で冬を迎える被災者や、
放射性物質の除染が進まず離れて暮らす福島の人たちに
どう説明するのか。


 被災自治体が要望している復興事業に
財源が足りないとの声は悲痛だ。
集落の集団移転の遅れや国の査定の厳しさから、
昨年度は復興予算の約4割が未消化だった。


 衆院決算行政監視委員会は、
復興に関連性が薄い事業について、検証を始めた。
野党は閉会中でも小委員会で審査するよう求めている。
与党は応じるべきだ。


 委員会の求めで財務省が提出した資料にあるのは8事業だが、
氷山の一角との指摘もある。


 文部科学省は、
青森と茨城両県にある核融合研究施設の運営費42億円を
復興特別会計に要求した。

平野達男復興相は「復興財源の使い方としていかがなものか」
と、厳しい見方を示した。


 国は復興予算として、東日本大震災から5年間で、
少なくとも19兆円を見込む。
財源の柱は所得税や住民税増税など復興増税だ。
復旧に使わないならば、国民の納得は得られない。

 2013年度復興予算の概算要求で、
各省庁は計約9400億円を求めている。

一般会計と区別するため新設された復興特別会計は
要求総額が4兆円規模に膨らんでいる。
これでは5年間の復興予算枠をたちまち突破してしまう。

 政府が昨年7月にまとめた復興基本方針で、
被災地以外の事業も「全国防災対策費」として認めたことが、
そもそも妥当だったのか。

将来に備える全国各地の防災費はもちろん大切だが、
復興費とは厳格に区別すべきだ。
省庁の拡大解釈が横行すれば、予算の規律がなし崩しになる。

 各省庁が震災枠に盛り込んだ膨大な事業を政府は精査し、
切り込まなくてはならない。
復興に取り組む姿勢が根底から問われる。

[京都新聞 2012年10月08日掲載]






http://www.minpo.jp/news/detail/201210084106

【復興予算】 「流用」を許すな

(10月8日)

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の
復旧・復興予算の一部が、被災地再建の目的とは
懸け離れた事業に充てられた疑念が生じている。

政府は現行予算を組み替えて被災地を優先するとともに、
来年度予算編成では復興予算を被災地に全額を配分すべきだ。

国会も監視の目をしっかり働かせてほしい。


 財務省は復興名目で、
被災地以外の税務署の耐震化工事に12億円を予算化していた。
同省は、18歳以下の県民の医療費無料化のための
恒久財源確保に反対した。


本県が国に切望し、
野田佳彦首相や平野達男復興相が検討を約束したのに、
官僚は
「一部の国民への医療費補助は税の公平性を欠く」
と押し切った。


 国の財政支援を受けて県が設けた
「県民健康管理基金」を財源に充てたが、
今年度末の基金残高は約870億円しかない。

県民健康管理調査や除染などにも使われるため、
医療費無料化の財源は6年で枯渇する見込みだ。


 財務省は、
未来を担う本県の子どもの健康より、
自らの出先機関である税務署の修繕が大事らしい。
同省のやり方は、
「被災地のために」と増税を受け入れた国民への
裏切り行為といえる。怒りを通り越して、あきれ果てる。

 文部科学省は復興予算として、
日本原子力研究開発機構の核融合研究費に42億円を充てた。

原発事故の収束・廃炉までは40年の年月と、
新たな技術開発が必要で費用も膨大となる。

核融合の研究よりも、
高線量の作業現場で役立つ装置・装備の開発、
使用済み燃料や熔融燃料の取り出し・処理の研究に
予算をつけるのが先決ではないか。

 流用疑惑は他の復興予算にも広がっている。

官僚が自分たちに都合の良いように、
ばらまき型の予算に組み替えているとさえ感じる。

衆院決算行政監視委員会は
復興特別会計の8事業・総額5000億円余りの検証作業を始めた。
 一連の流用に「正直に言って使い道としていかがなものか」
と疑問を呈していた平野復興相は7日、
「きちんと精査して、来年度はできるだけ
被災地に特化した予算をつくりたい」と述べた。

 野田首相は同日、本県を訪問し、
福島第一原発や除染現場、仮置き場などを視察した。
復興への国の取り組みは遅い。

野田首相が就任会見で語った
「福島の再生なくして日本の再生なし」
の言葉を今、信じている県民はもう、いまい。

首相が今でもそう思っているなら、
民主党の金看板の「政治主導」で、
被災地に優しい予算を実現しなくてはならない。(小池公祐)




出典 東京新聞



ハリマオ!仮面ライダー!マジンガーZぉ~♪
<復興予算>届かない▼被災地中小の申請▼6割却下
http://blogs.yahoo.co.jp/kawachikakekomian/9978062.html 



原発推進へ回すなんて!
<死に金42億円>
復興予算から流用
▼もんじゅ運営独法 核融合研究、42億円流用▼
http://blogs.yahoo.co.jp/kawachikakekomian/9868677.html 



http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012100802000078.html

筆洗

2012年10月8日

 日本の官僚は本当に賢い。
もちろん、その前に「ずる」という接頭語がつくのではあるが。

一見、分かりにくい法律や行政文書の中に書かれた
短い文言を拡大解釈することなど、朝飯前だろう

▼被災地の再建とは無関係の事業まで、
復興予算が使われた実態が次々に明らかになってきた。


核融合エネルギーの研究費に約四十二億円、
調査捕鯨事業に二十三億円、
東京の国立競技場の補修に三億三千万円…。
被災地以外の官庁の庁舎改修にも、巨額の費用が投じられたという



▼これは、政府が昨年七月にまとめた復興基本方針に
 「豊かで活力ある日本全体の再生を実現する」などと
 書き加えられた成果だ。
 政治サイドの要求らしいが、
 復興予算は各省庁が分捕り合戦をする草刈り場と化した


▼被災した中小企業を支援する補助金の交付を求めたグループの
 約63%が「国の予算が足りない」などの理由で申請を却下された、
 と本紙が報じている。
 本当に必要な資金が被災地に回らずして、
 何のための復興予算なのか。本末転倒である

▼二十五年間に及ぶ増税を国民が許容したのは、
 予算が震災復興に限って使われると信じていたからだ。
 官僚は「政府方針の通り」の一点張り。誠実さのかけらもない


▼国の役人に誠実さを求めるのは、
 八百屋で魚を求めるようなものかもしれない。
 官僚のやり放題を許している政治の責任は重い。


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