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東京ディズニーリゾートに癒しを求め、夫婦で、時には「ひとりディズニー」を楽しんでいます♪

ルノワールは関節リウマチ

2006-07-16 17:16:14 | 関節リウマチ
皆さんご存知でしたか?
あの有名なフランス画家ルノワールが、関節リウマチに悩まされていたことを。
絵を描くことが好きで、美大に行きたいと思ったことのある私ですが、晩年のルノワールがリウマチだったなんて、今日はじめて知りました(いやはやお恥ずかしい)。

ルノワールの作品といえば、「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像」「船上のパーティ」などが浮かびます。
彼の描く人物画は、色彩・質感共に、非常に温かみがあり、裸婦像はポチャポチャしたところに親近感を覚えます

「ピアノによる娘たち」(画像)は、リウマチを患ってからの作品です。
現代のように、ロキソニンのような鎮痛剤もリウマチの進行を妨げる薬もない時代に、絵筆を絆創膏で固定し、長時間車椅子に座ったままの姿勢で制作に取り組んだ...リウマチの痛みを経験した人間なら、それがいかに大変な、いえ、壮絶だったかは想像できますよね?
皆さんは、この作品から、その悲痛さを感じることができますか?
私は全く感じません。
むしろ、絵を描くことへの彼の執念・情熱を感じ、どんな体になろうとも、工夫次第で何とか乗り切ることができる!という力強さを感じます。

私も「こんな体じゃ何もできない!」と諦めた時期もありましたが、今、復帰できないと諦めていた仕事に復帰し、毎日頑張っています。
ルノワールのような偉業は残せないかもしれないけれど、私も人の心に何かを与えていけるような仕事をしたいと思います。

“フランス画家”というと、凄く優雅な響きで、私の日常生活とは随分かけ離れているような思いがありましたが、今日は少しだけ身近に感じました。
また、医学の進歩のおかげで、私はよい薬に恵まれ、多少不自由を感じながらも、日常生活を普通におくれることを心から感謝したいと思います

<ルノワールの肖像>手の指が変形してます