はなしのひろば

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「里の秋」は戦地への想い

2019年11月16日 17時04分18秒 | Weblog
秋を代表する童謡「里の秋」だけれど、太平洋戦争の頃作詞され「星月夜」と題され南洋の島で戦う兵士を想うふるさとの家族の情景が描かれていた。しかし、これでは戦意を高揚させないことになりかねないと作曲家海沼実は曲を出さなかった。
 
 終戦となり、今度は帰還兵を迎える歌として三番が書かれ急遽発表となり大反響となった。父や夫、恋人の帰りを今か今かと待ちわびた人々の心を捉えたのであった。

しかしこの三番はなくてもよかったと作詞家斎藤信夫は述べている。なぜなら、戦地で戦う大切な人の無事を祈るそんな世の中が再び来ないことを願ったのだ。

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