いつもプライバシー侵害との関係を問われる監視カメラ。
このケースも,限界ギリギリといったところだろう。それにしても,カメラ映像の提供が「目撃証言の一種」とするのは,何とも牽強付会な理屈付けともいえる。
自らに対する犯罪予防と,証拠集めのために,公道を撮影することは当然許される。公道を通る人間に,そこまでのプライバシー権はない。しかし,自らに対する犯罪予防のためとい . . . 本文を読む
その昔,賃貸アパートを借りようとしたら,東京周辺で敷1礼2,大阪に来ると敷2礼4などという契約が当たり前だった。
おまけに,契約時には,不動産屋に1か月とられ,2年ごとに更新料1か月もとられて,とにかく,金を用意しておかないと,安心して暮らせない状況だった。
加えて,およそ退去時には,あれこれと補修を言われて,敷金が戻らないことの方が普通で,これまた,どうしようも . . . 本文を読む
最近は、わいせつ、盗撮、痴漢関係の事件が報じられない日がないほどになっている。
その実態はどうなのか?。警察の統計をみてみたが,強制わいせつは,平成19年と20年の比較で,認知件数は-7%,検挙人数は-1%で,わずかながら減っている。強姦も減っている。
公然わいせつも,横ばいといったところ。
条例違反は,これというものが見あたらなかった。
&nbs . . . 本文を読む
若者がたむろするのは,昔から,ごく普通のことだったのではないか。
青少年の健全育成という言葉が,何を意味するかは,いつになってもよく分からないところがあるけれども,若者が深夜に群れること自体を,直ちに「悪」と決めて,それを排除することを,「是」とするのは,ちょっと待ったというところだと思う。
深夜の開放された公園が,たむろの場に使われるのも,ある程度は仕方がない。 . . . 本文を読む
個人破産の依頼を受けて放置したというニュースは時々あるが,会社破産の申立てを放置したというのは,清算の必要もない空っぽの会社であればともかく,債権者に配当のありそうな会社については,前代未聞だろう。
なんか,破産自体が悪であるようなコメントもついているが,この事件が明確に示しているように,破綻している会社を早期に破産させることは,債権者のための手続である。破産状態の会社を,瀕死の . . . 本文を読む
建物の回りで,塀で囲まれた土地が,刑法130条の「建造物」にあたることは,既に確定した判例であるから,今回の決定は,塀の内側が建造物というだけでなく,塀そのものも建造物だという趣旨を宣言したものなのだろうか?
この決定は,最高裁のウェブには掲載されていないのでよく分からない。
それにしても,仮に塀自体が建造物に含まれないという判断をしたからといっても,建造物侵入罪 . . . 本文を読む
一瞬公文書偽造かと思ったが,要するに,「以上のとおり録取して読み聞かせたところ,間違いない旨を申し立てて署名指印した。」という部分が虚偽公文書ということなのね。多分・・・
ところで,この記事では,被疑者や参考人の署名指印も偽造しているけれども,それは,私文書偽造なのか,署名偽造なのか,どっちなんだろうね。
供述調書は,事実証明に関する文書かという問題と,その末尾に . . . 本文を読む
公文書偽造,有価証券偽造,通貨偽造といった偽造ものや,覚せい剤,麻薬等の密輸といった組織的犯罪は,外国人グループによるものが多い。
知能犯でなくても,スリ,窃盗といった通常の犯罪でも,外国人の犯罪となると,組織的なものが多く見られる。
外国人といっても,先進国ではなく,後進国でもなく,政情不安を抱えて,国に最終的な保護を求めることのできない国の国民が多いように感じ . . . 本文を読む
この記事が、企業の暴利体質と、日本郵政の事なかれ主義、政治家の口利きを批判するところまではわかる。
しかし、タイトルそのものにある「官僚の無責任さ浮き彫り」に対応する記事の中身はどこにあるのか?
羊頭狗肉も甚だしい。記事を書くことに全く責任感というものが感じられない。まさに、これが記者の無責任体質そのもの、記事というものが、単なる書き捨ての駄文にすぎないことを如実 . . . 本文を読む
心臓カテーテルというのは,股の間か,肩の「動脈」(静脈ではない!)に太い針を突き刺して穴を開け,そこからカテーテルを入れて,動脈を逆行して心臓近くに達して,造影剤を入れたりするという検査で,「血管を傷つけるおそれがある」というような生易しいものではない。
記事が甘い!!
動脈に穴を開けるのだから,血管,それも動脈が明らかに傷つけられる。止血が上手くいかないと,いつ . . . 本文を読む